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「働けない」をとことん考えてみた。
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 平凡社 |
| 発売年月日 | 2025/02/18 |
| JAN | 9784582839654 |
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「働けない」をとことん考えてみた。
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商品レビュー
3.5
12件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
まずはとにかく著者は全編通して「怒り続けている」ということ。 そうだよな、その通りだなと思うところが多々あったのにあんまり染みなかったのはなぜなのだろう。 文体か、生のまますぎる怒り成分が多過ぎに感じられるからなのか… せっかくの(?)働けない当事者からの貴重な考察であるのに、訴え部分が霞んでしまっているような。 タイトルの一部ともなっている「働かない、働けない」について切実に苦しんだ当事者や関係者の人には手に取られるでしょうし、頷けるところもあると思われます。 でもそういう立ち位置の人に関心のない社会ジャンルの本を手に取る人には…どうだろう? まぁ著書はそういう人には理解も同情も求めていないだろうとは思うのですが…(となんとももやもやした感想ばかりになってしまう) 巻末を見て、本書が書き下ろしでなくウェブ掲載の文章をまとめたものと知り、それでどちらかと言うとエッセイ風味強めなのかなと納得。 そもそもまとめたものの問題提起本という立ち位置でもなかったのかなと。 怠け者列伝(p160)はちょっと面白かった。 文中に引用されていたシモーヌ・ヴェイユの言葉「不幸があまりに大きすぎると、人間は同情すらしてもらえない。嫌悪され、おそろしがられ、軽蔑される。(p104)」が真実すぎる、と衝撃を受けました。
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自分が言語化したかったことをつぶさに語ってくれていてありがたく思った(自分の言葉で語ることを諦めないようにしようと思いつつ)。似た立場である部分もあるし、能力や環境の違いを感じる部分もある。そもそも働けないことについて当事者(かつ文筆家)が語っている本があるだけで嬉しい。
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働けないことで社会から排除されるのが今の話になってるのだな。そこまで腹が立つかな。明日は我が身と思わずに暮らせるのだろうか。
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