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黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続 角川文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2022/06/10 |
| JAN | 9784041120583 |

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黒武御神火御殿
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商品レビュー
4.2
74件のお客様レビュー
泣きぼくろ 富次郎の幼馴染の八太郎が黒白の間にて語る、豆腐屋豆源の一家離散の話。義理姉と長姉が泣きぼくろに取り憑かれ淫らな行いをする。 姑の墓 お花の故郷は養蚕が盛んで、生家は棚主で大きく養蚕をしていた。その村では、桜が山一面に咲くと山の上の墓場で村をあげての花見が催される。しか...
泣きぼくろ 富次郎の幼馴染の八太郎が黒白の間にて語る、豆腐屋豆源の一家離散の話。義理姉と長姉が泣きぼくろに取り憑かれ淫らな行いをする。 姑の墓 お花の故郷は養蚕が盛んで、生家は棚主で大きく養蚕をしていた。その村では、桜が山一面に咲くと山の上の墓場で村をあげての花見が催される。しかし花の家は、男だけが参加し女は家で留守番と言うしきたりがあった。兄のところに城下町の絹糸問屋のお嬢さんのお恵が嫁いで来た。 お恵は花見に出れない事を不服に思い、しきたりなんて変えようと意見する。お恵の剣幕に負けそうなおり、祖父がしきたりの所以を語りだした。 祖父の曾祖母が、嫁いびりの末花見の際嫁を墓地の階段から突き落とし殺め、さらに曾祖母は亡くなり墓に入ってからと言うもの花の季節に山に登る女子は山から転げ落ちて命を落とす事が続いた。 亡くなった後まで嫁いびりを続ける恐ろしい姑。お恵は抗い、それならばと桜の季節墓の掃除に家の女たちで行くことにした。 ところがやはり曾祖母の祟りにて不幸に見まわれてしまい家族はバラバラになってしまう。 黒武御神火御殿 長い話 三島屋に質屋が質流れ品の着物と陣羽織を持ってくる。 その陣羽織の内側に謎の文字を書いた布が縫い付けてある。勘一に頼んで調べてもらうと、ご禁制の耶蘇教に、関する言葉とわかった。コレは引き取れないと質屋に連絡をすると、後で撮りに行くと。 数日後、黒白こ間に語りに来たのは、甚之助というおじいさん。その若い頃の経験と、陣羽織の謎を語り出す。 親の脛齧りで博打うちの甚之助は道に迷い神隠しにあい靄のかかった森からある屋敷に迷い込む。 そこで出会った質屋のお秋、薬屋の正吉、豪農の隠居の婆、大名家の家臣の堀口でなんとかここから抜け出そうと思案する。 屋敷の奥にすすむと、襖一面に描かれた火山の絵。 絵の中の火山は熱を発して溶岩を流れ出している。 屋敷の主人と思しき甲冑を着た亡霊が 5人のうち助かるのはひとりと。
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三島屋変調百物語の6巻 タイトルの黒武御神火御殿てなんぞや?と思ってたら ラストに1番びっくり。 久々これでもか!ってくらいのゾクゾクする内容だったので 暑く寝苦しい時に寒さを感じるかも。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
4編収録だが表題の「黒武御神火御殿」は長編と言っても良いボリューム。 三島屋の聞き手が交代しての最初の巻。 富次郎にとってはなかなかにつらいお話ばかりだったように思う。 様々の怪異が今回も出てくるけれど、イメージしやすくすんなり受け入れることができるのはやはり宮部さんのなせるわざ。 大変面白かったです。
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