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黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続 角川文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2022/06/10 |
| JAN | 9784041120583 |

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黒武御神火御殿
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商品レビュー
4.3
80件のお客様レビュー
三島屋変調百物語 再読フェア開催中! この物語ではお話の面白さだけではなく、現代では随分薄れてしまった季節感をとくと味わえる。暑いだの寒いだのにとどまらず、人々の営みに組み込まれた季節ならではの風流。夏になれば金魚屋の声が聞こえ、秋には焼き栗屋、初鰹で晩酌を。 また、着物の生...
三島屋変調百物語 再読フェア開催中! この物語ではお話の面白さだけではなく、現代では随分薄れてしまった季節感をとくと味わえる。暑いだの寒いだのにとどまらず、人々の営みに組み込まれた季節ならではの風流。夏になれば金魚屋の声が聞こえ、秋には焼き栗屋、初鰹で晩酌を。 また、着物の生地や帯、着方によってその人の身分や生活状況、時には性格なんてものも推しはかれたり。 スーパーやショッピングモールで買い物をし、誰もが吊るしの服を着ている現代とは大きく違う時代を存分に味わえるのがこの小説の良さ。
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おちかから富次郎にバトンタッチした第1作。 4話ともなかなかにゾッとする話で富次郎くん大丈夫か?? 「泣きぼくろ」はあまりにも奇怪な話、なんでこんなことが起こるのか。 「姑の墓」はどうしてこんな不幸がという悔しさありつつ、最後の富次郎の采配にぐっとくる。 「同行二人」は今にも通じ...
おちかから富次郎にバトンタッチした第1作。 4話ともなかなかにゾッとする話で富次郎くん大丈夫か?? 「泣きぼくろ」はあまりにも奇怪な話、なんでこんなことが起こるのか。 「姑の墓」はどうしてこんな不幸がという悔しさありつつ、最後の富次郎の采配にぐっとくる。 「同行二人」は今にも通じる人生の辛さ、理不尽さと、なんとかそれでも生きていく人の気持ちに胸打たれる。 そして表題作「黒武御神火御殿」の圧倒的恐怖。最後全てが明らかになるわけではないので余計に不気味。 富次郎デビューの本作も期待以上に面白かったです!!
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怪談やあやかし話とは切っても切れないものがある。それは『理不尽』 だ。この三島屋シリーズでも同じで、人知を超えた哀しい理不尽が作品ごとにたくさん詰まっている。 「なんで私が」「なんで我が家が」と苦悶するけれど、理不尽に理由はないものだから何かに八つ当たりすることもできない。だ...
怪談やあやかし話とは切っても切れないものがある。それは『理不尽』 だ。この三島屋シリーズでも同じで、人知を超えた哀しい理不尽が作品ごとにたくさん詰まっている。 「なんで私が」「なんで我が家が」と苦悶するけれど、理不尽に理由はないものだから何かに八つ当たりすることもできない。だから人は理不尽なことが起こると思い悩んで現在過去全ての記憶を手繰って反省点を探したり自分を責めたりし始める。 それでも結局理不尽な出来事から逃げることはできない。そして人の心には重い感情が残り、その記憶に苛まれ続ける日々を生きることになるのだ。 人は弱いものだからずっと重いものを背負って生きていくことはできない。だから誰かに理不尽な出来事を語り、聞捨ててほしいと思うのだろう。怪談、あやかし話を持った人間の駆け込み寺である三島屋。私も少し離れたところからいつも話を聞いている。 本作では『同行二人』が好きだ。理不尽と不運を同時に背負いながらも懸命に生きている人。自棄にならず厄介な存在と連れ立って悲しみが支配するこの世を駆けていく姿に泣けた。悲しみに沈んでも、支えあって共に立ち上がることができれば同類相哀れむことはそんなに悪いことではないのだと感じた。
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