1,800円以上の注文で送料無料

黒武御神火御殿 の商品レビュー

4.2

54件のお客様レビュー

  1. 5つ

    18

  2. 4つ

    26

  3. 3つ

    8

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/05/22

三島屋変調百物語シリーズ六冊目。 「姑の墓」が・・・ここまで障りがあるのかと恐ろしかった。 「同行二人」は切なかった。  「黒武御神火御殿」が320ページ。これだけで1冊でも良いくらい。気持ち悪くて不可思議で面白かった。 第二十八話「泣きぼくろ」 →再会した友が語り始める一...

三島屋変調百物語シリーズ六冊目。 「姑の墓」が・・・ここまで障りがあるのかと恐ろしかった。 「同行二人」は切なかった。  「黒武御神火御殿」が320ページ。これだけで1冊でも良いくらい。気持ち悪くて不可思議で面白かった。 第二十八話「泣きぼくろ」 →再会した友が語り始める一家離散の恐ろしい運命。 第二十九話「姑の墓」 →とある家の女たちだけが〈絶景の丘〉に登ってはならない理由。 第三十話「同行二人」 →妻子を失った走り飛脚が道中めぐりあう怪異。 第三十一話「黒武御神火御殿」 →異形の屋敷に迷い込んだ者たちを待つ運命。

Posted byブクログ

2024/05/15

聞き手が替わった第一弾。 三つの短編と本題でもある長編。 文庫本で六百頁越の厚さは、もはや容易に携行できない。 二分冊にして欲しいものだ。ここで★一つ減。 読後感は相変わらず、行き着くところ怖いものは人! それと人の力では解決できない理不尽ともいえる何か だから怖かったりホッと...

聞き手が替わった第一弾。 三つの短編と本題でもある長編。 文庫本で六百頁越の厚さは、もはや容易に携行できない。 二分冊にして欲しいものだ。ここで★一つ減。 読後感は相変わらず、行き着くところ怖いものは人! それと人の力では解決できない理不尽ともいえる何か だから怖かったりホッとしたり納得したりしなかったり 新聞連載なのに話の切れ目がハッキリせず 「読み始めたらとことん最後まで一気に」 覚悟して読み進めるしかない。 「泣きぼくろ」 「姑の墓」 「同行二人」 「黒武御神火御殿」くろたけごじんかごてん

Posted byブクログ

2024/04/20

怖かったです。今回は恨み辛みが強い話が多くて気持ちも重く怖かったです。百物語とは言え食いしん坊のあやかしが取りついたお話しみたいなのが間に入るとまた違うのですが。

Posted byブクログ

2024/04/01

なるほど 黒武御神火御殿、、、 上手くいかないからと 信じた神様に信仰の見返りを求めて逆恨みした怨念に巻き込まれた6人は無事に逃れることが出来るのか? 宮部みゆきさんのお江戸の話し、百物語シリーズは外れた試しがない。

Posted byブクログ

2024/02/26

ぐぐっと引き込まれた黒武御神火御殿。 他よりも長く深い一話で、これだけで1冊書けるのでは、と思った。秋も甚三郎ももっと語ってほしかったし、九州の某藩の内情も詳しく知りたくなった。七之続が楽しみになった。

Posted byブクログ

2024/02/18

重厚感のある一冊。 聞き手が移り変わり新しい舞台になってからのお話。 これまで通りに一話完結。 なのだが、今回はは表題作「黒武御神火御殿」がとても壮大で先が読めず、読み手を夢中にさせるすごいお話でした。このお話だけで一冊になっていても十分満足できそうです。

Posted byブクログ

2024/01/28

シリーズ6作目。聞き手が替わった第一段。 すごい面白かった!ですが、ホラーがそもそも苦手な私にとっては怖すぎた… 宮部みゆきさんのホラー(特に時代小説)は、怖いけど、哀しくて優しい。「優しい」が強めのものが多い気がしていたのですが、今回、特に最後のお話は怖過ぎて。 夜読みはじめて...

シリーズ6作目。聞き手が替わった第一段。 すごい面白かった!ですが、ホラーがそもそも苦手な私にとっては怖すぎた… 宮部みゆきさんのホラー(特に時代小説)は、怖いけど、哀しくて優しい。「優しい」が強めのものが多い気がしていたのですが、今回、特に最後のお話は怖過ぎて。 夜読みはじめて、怖すぎて止められなく…ん?やっぱり面白いのか!(笑) 自分としては「同行二人」が好きでした。

Posted byブクログ

2023/12/28

安定の面白さ。 最後のエピソードが少し長かったが、途中ほんとにゾッとして怖い夢を見てしまった。 聞き手が、おちかから変わってどうなっていくのか、続編も楽しみ。

Posted byブクログ

2023/12/06

シリーズの6作目、三島屋の変わり百物語の聞き手は、今まで務めていたおちかが嫁入りして家を出たので、叔父に当たる富次郎が聞き手に変わりました。この巻でも不思議、奇妙なお話が4篇収められています。 人の抱く情念が家族や縁者を跨ぎ、年代を超えて渦巻き、形を変えて姿を現す。恨み、妬み、嫉...

シリーズの6作目、三島屋の変わり百物語の聞き手は、今まで務めていたおちかが嫁入りして家を出たので、叔父に当たる富次郎が聞き手に変わりました。この巻でも不思議、奇妙なお話が4篇収められています。 人の抱く情念が家族や縁者を跨ぎ、年代を超えて渦巻き、形を変えて姿を現す。恨み、妬み、嫉み、悲哀など負の感情が増大し、歯止めが効かなくなった時、現れるもの。 この巻の表題にもなっている「黒武御神火御殿」はそんな人の情念が遂に恐ろしい姿になるお話です。これを読むと、まるで映画の大スペクタクル場面を見ているような錯覚に陥ります。迷宮に囚われてしまった主人公のような気持ちで読みました。このお話が誰にも明かせない理由も江戸時代ならではのことでした。

Posted byブクログ

2024/01/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2023/12/5 今回はなかなか怖かったよ。 時間もめっちゃかかったよ。 なんか理不尽なんだもん。私すっきりしたいのに。 「同行二人」だけは救いのあるいい話だった。 次の強烈なのの前の中休みだ。 新人の聞き手の試練なのでしょうか、私まで試練のご相伴に。 あ、同じ苦労を共にしたような気がして小旦那さんに好意を感じる作戦? まあ感じてますよ。好意。 お上手。 次作もまんまと楽しみです。

Posted byブクログ