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常設展示室 Permanent Collection 新潮文庫
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常設展示室 Permanent Collection 新潮文庫

原田マハ(著者)

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常設展示室 Permanent Collection 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2021/10/28
JAN 9784101259642

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商品レビュー

3.9

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2024/11/12

『群青』 『デルフトの眺望』 『マドンナ』 『薔薇色の人生』 『豪奢』 『道』 の6編からなる短編集。 それぞれの作品が、アート作品からインスパイアされたようなお話。 個人的には『群青』と『道』が好き。 『群青』 ニューヨーク、メトロポリタン美術館で働く美青。美青は徐々に病...

『群青』 『デルフトの眺望』 『マドンナ』 『薔薇色の人生』 『豪奢』 『道』 の6編からなる短編集。 それぞれの作品が、アート作品からインスパイアされたようなお話。 個人的には『群青』と『道』が好き。 『群青』 ニューヨーク、メトロポリタン美術館で働く美青。美青は徐々に病気によって視覚が蝕まれていく中で、同じように視覚を失っていっている少女=パメラとの出会いをきっかけに、美術品と本当の意味で向き合っていく。 『道』 生き別れた翠と明人。2人は時を超えて再会する。思い出の道を、それぞれの胸に宿して。そして、思い出の道を写した、あの絵の元で。 人と人との様々な巡り合わせに対して、時に痛みを。時に切なさを。そして、時に愛おしさを。心がじんわりと震える。 短編集の中に沢山の情感を練り込んで、アート作品と掛け合わせられるのは、正しく唯一無二だと思う。 ・ ・ ・ ・ ・ ゴッホ、ピカソ、フェルメール。 6枚の絵画と人生が交差する傑作短編集。 いつか終わる恋をしていた私。不意の病で人生の選択を迫られた娘。忘れられないあの人の記憶を胸に秘めてきた彼女。運命に悩みながら美術館を訪れた人々の未来を、一枚の絵が切り開いてくれたーー。 足を運べばいつでも会える常設展は、今日もあなたを待っている。 ピカソ、フェルメール、ラファエロ、ゴッホ、マティス、東山魁夷……実在する6枚の絵画が物語を彩る、極上のアート短編小説集。女優・上白石萌音さんによる、文庫解説を収録。

Posted by ブクログ

2024/11/10

最後の3作品、薔薇色の人生・豪奢・道が印象的でした。 多恵子も紗季も幸せになれるよ、大丈夫。道は尊い妹と兄の記憶に号泣。あれは泣くよ。。

Posted by ブクログ

2024/11/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この本を読んで、東山魁夷の「道」を観に行った。(国立現代美術館では見られなかったので千葉の東山魁夷記念館へ) 「多くのものを捨てたんだと、僕は思います」「全部捨てた。そうしたら、道が見えてきた。この絵を見ていると、そんなふうに感じます」 この言葉に気持ちが震えた。人生にも捨てて見えてくるものがあるのかもしれない。 原田マハさんの小説はとても豊かな気持ちになる。借りて読んだけど買いなおして、本棚に並んでいるのを見ると嬉しくなる本だった。

Posted by ブクログ

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