嫌いなら呼ぶなよ の商品レビュー
綿谷りさ…表紙が可愛くて思わずジャケ買い。 短編ながら、中身もめっちゃおもろかった。 表現が秀逸だし、ところどころ声出して 笑えたところもありました。アベノマスクのところは想像すると最高に面白い。
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綿矢りさの比喩表現は随一です。マリトッツォとシュークリームの違いを胸で例えるのは恐れ入った。綿矢節が効いた文体と鮮烈な話に読む手が止まらない。ものすっごいおもしろかった~~~!!ぜんぶの話が大好き。
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綿矢りさ節炸裂! 4つの短編全部に綿矢りさのパンチライン炸裂!!! 主人公たちみんな、狂ってるようで、でも一本筋の通った持論があって、あまりにも貫いてるがゆえに真っ当さも感じてしまう、でもやっぱり狂ってない?!って落ち着く、まさに綿矢りさが節を存分に感じる! 個人的には、パキ...
綿矢りさ節炸裂! 4つの短編全部に綿矢りさのパンチライン炸裂!!! 主人公たちみんな、狂ってるようで、でも一本筋の通った持論があって、あまりにも貫いてるがゆえに真っ当さも感じてしまう、でもやっぱり狂ってない?!って落ち着く、まさに綿矢りさが節を存分に感じる! 個人的には、パキパキ北京よりも、パンチがあって勢いがあって、狂いっぷりに清々しさを感じる。
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「いいねよりいいなボタンがあればいいのにな。だっていいねよりいいなの方が羨望がより伝わる。」私もその意見に大賛成。 ぴえん絵文字とだけは縁を切らないって面白すぎる。 「知らない人ばかりの戦場に入っていく時、わざと侮られるキャラになって敵をつくらないようににするのが、私の出世...
「いいねよりいいなボタンがあればいいのにな。だっていいねよりいいなの方が羨望がより伝わる。」私もその意見に大賛成。 ぴえん絵文字とだけは縁を切らないって面白すぎる。 「知らない人ばかりの戦場に入っていく時、わざと侮られるキャラになって敵をつくらないようににするのが、私の出世術だった。」普段私がやってることこれだった。
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綿矢りささんの独特な言葉選びのセンス、ユーモアが存分に感じられた作品でした。 登場人物がなかなかにぶっ飛んでいるけれど、なぜか一度も不快には思わず楽しく読み終えました。 オーラの発表会を読んだ身としては、海松子が出てくることが楽しみでしたが、それ以上に濃密なストーリー展開で終始ド...
綿矢りささんの独特な言葉選びのセンス、ユーモアが存分に感じられた作品でした。 登場人物がなかなかにぶっ飛んでいるけれど、なぜか一度も不快には思わず楽しく読み終えました。 オーラの発表会を読んだ身としては、海松子が出てくることが楽しみでしたが、それ以上に濃密なストーリー展開で終始ドキドキワクワクさせられました。
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老害に年齢は関係無い メチャ苦茶刺さったわ 居るんだもの、身内に、繊細ヤクザ 最後の五文字が爽快 でも言えないんだよ、老害の輩相手には
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リミッター解放の作中のキャラクター達。日常で抑圧された僕たちに解放感と爽快感をくれる。そんな作品。ナイスな社会への毒付き。
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綿矢りさ、初めて読みました。 表現、言回し、文章力とも違う、少し間違えたら独り言のような彼女独特の言語が存在していました。 『眼帯のミニーマウス』 『神田夕』 『嫌いなら呼ぶなよ』 『老は害で若も輩』 コロナ禍の関係する4つの短編。 解説でもあったけれど、 パンクでロックだ! ...
綿矢りさ、初めて読みました。 表現、言回し、文章力とも違う、少し間違えたら独り言のような彼女独特の言語が存在していました。 『眼帯のミニーマウス』 『神田夕』 『嫌いなら呼ぶなよ』 『老は害で若も輩』 コロナ禍の関係する4つの短編。 解説でもあったけれど、 パンクでロックだ! すっっっごい嫌だけれど、なんか気持ち分かっちゃう所がある。 つくづく女というのは鬱陶しい。 そう、 まさに、 『ババア死ね』 なのだ。 -長所と短所は確実に繋がっていて、 どちらかを失えば もう片方も消滅しちゃう、 それが人間の抱える最大の因果だ。
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初の綿矢作品。 著者の過去作のタイトルの傾向からして、おそらくパンチが効いてるんだろうなとは思ったけど想像以上だった。 「客立ってんのに店員座ってんのはおかしいだろという向きもあってか」 「時すでにお寿司で」 「なんでそんなに気にするんだお洋服を作りたまえといった内容を」 な...
初の綿矢作品。 著者の過去作のタイトルの傾向からして、おそらくパンチが効いてるんだろうなとは思ったけど想像以上だった。 「客立ってんのに店員座ってんのはおかしいだろという向きもあってか」 「時すでにお寿司で」 「なんでそんなに気にするんだお洋服を作りたまえといった内容を」 など、このリズム感の良さがクセになる。 助詞や句読点が省かれることでこんなにも昨今のタイパ時代の思考を表現できるんだなと思ったし、何より読んでてなんか気持ちがいい。 喋り言葉がそのまま入ってくるんだけど、そこにクセ強な文学を感じる。
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