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汝、星のごとく の商品レビュー

4.4

662件のお客様レビュー

  1. 5つ

    372

  2. 4つ

    196

  3. 3つ

    59

  4. 2つ

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2025/11/17
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それぞれの愛の形の物語だと思った 夫が教師なので、 北原先生に関しては最初から最後まで 嫌悪感しか抱きませんでした 教師の方は、どうぞよろしくお願いします

Posted byブクログ

2025/11/17
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読むと引き込まれて一気に読んでしまった。ライトな話ではないので、読み返すのは体力がいりそう。 色々な人間の弱さや不安定さが描かれてて重い気持ちで読む場面も多かったけれどもラストはは優しい、温かいといった印象を受けた。 櫂は初め成功して暁海を蔑ろにしているように見えたが、双方の描写で見るとただそういう訳でもなくかみ合わなさがもどかしい。毎月の振込がだけが繋がりになったりしたところでもっと普段応答はないのに、多く返済出来ないかっていう連絡に返事が来るのとか...

Posted byブクログ

2025/11/16

何度読んでも1番好きな小説。 凪良ゆうさんの書く小説は本当に綺麗な言葉ばかりで、恋愛みたいなトキメキもあり、でも現実味があるお話です。 涙無しでは見られない小説で、愛読ばかりしています。 続編の「星を編む」もとても良かったのでおすすめです。

Posted byブクログ

2025/11/16
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無性の愛を与えているのは大人ではなくて子どもの方ではないのかと思う 先生の子どもと自分、運でしかないと言いきれてしまうこの子たちをどうにか守りたいと思う 心の中のやわらかい部分を切られたかのように読み進めるのが痛かった 読むのに結構時間かがかかった 瞳子さんや北原先生の言葉は17歳の私にはピンときているようできていないと思う大人になったからこそわかる言葉だと思った 「誰になんて言おうと好きなことをしなさいね、怖いのは飛び越える一瞬」 「お金があるから自由でいられる、誰かに依存しなくてもいい、誰かに従わなくていい」 瞳子さんの「あなた達はいい子、とってもいい子、褒めてないのよ」という台詞は皮肉というのは少し違くてこの言葉が酷く痛く感じた いい子であるから傷ついてしまうけれどいい子である以外にどうすればいいかわからない そもそもいい子でいたいと思って生きていない そう生きるしかないだけだから 凪良先生の本は一貫して他人からの評価や噂に振り回されないことを手に入れるまでが書かれているなと感じた

Posted byブクログ

2025/11/16

私は映画でも小説でも「反復」が好きなので、クライマックスの「ずっとずっと」という言葉に心を掻き乱された 昔から考えていたことがある。なぜ友達や知り合いという関係だったらなんとなくダラダラ繋がっていられるのに、恋人同士になった瞬間、別れたらそれが永遠の別れになってしまうのかという...

私は映画でも小説でも「反復」が好きなので、クライマックスの「ずっとずっと」という言葉に心を掻き乱された 昔から考えていたことがある。なぜ友達や知り合いという関係だったらなんとなくダラダラ繋がっていられるのに、恋人同士になった瞬間、別れたらそれが永遠の別れになってしまうのかということ。それってとても悲しいことだなっと思いながらも自分は別れた恋人の連絡先をすべてブロックか削除してる。でもこの本を読んだら、自分と元恋人たちの関係なんて浅いものだったんだろうなというとても浅い考えしかできなくなった。 暁海と櫂に比べたら、自分の人生はとても恵まれているのにこの本を読んだ後に語らえるような相手はいないことに深い孤独を感じる。 こんなに悲しくて苦しい人生を涙とともに読んだにも関わらず、私はこの2人に嫉妬や羨望を持たずにはいられない。 拗らせすぎ。ないものねだり。

Posted byブクログ

2025/11/16
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瀬戸内の島を舞台に井上暁海と青埜櫂は出会い、恋をする。 お互いに複雑な家庭環境と頼りない母の下で育ち、加えて暁海は島特有の閉塞感に喘ぐ毎日だ。青春時代を経て大人になった二人は、それぞれの生活の中で新たな関係性を築いていく。二人の行き着く先とは…。2023年本屋大賞受賞作。 読みやすい文体と平易な文章で一気に読んでしまった。 田舎特有の刺激のないのんびり穏やかな雰囲気が上手に出ていた。夏休みによく泊まりに行った祖母の家を思い出した。甲子園の中継の声、従兄弟が渡り廊下を歩く軋みや台所で祖母と伯母が大声で喋る声が薄い膜の外から聞こえてくる。私は一人居間に寝転んでいて、なんだか水の中にいるような感じがしていた。日を追うごとに感覚が鈍麻していって、「ああ、田舎なんだなあ」と思ったものだ。 暁海の成長が胸に刺さる、、、、 母の身の回りの世話に追われて、夢も諦め給料の上がらない仕事で毎日を消耗していく暁海。北原先生の言うように、共倒れ寸前だ。結局、経済力なんだよなあ。自立できるほどの経済力がないから不安になるし選択肢も狭まる。本当にその通りだ。自分の身を削ってお金という余裕を生み出すしかないのだ。何というか、知っているけれど見ないようにしていた答えを改めて突きつけられて、結構胸が痛かった。 櫂が早く亡くなったことによって純愛に昇華できたのかな。 身も蓋も無いけれど、そう思ってしまった。やっと母の世話から解放された暁海が、次は櫂を看病して養っていくのかと視界が陰った。櫂の看取りが、すぐに訪れたのは、暁海にとっても良かったのではないかと思わされた。櫂との関係をちゃんと綺麗に精算できたし、櫂との思い出を胸に生きていくことを北原先生は容認してくれる。やっとこれで暁海は平穏に暮らせるのではないだろうか。

Posted byブクログ

2025/11/16
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・経済的自立の重要性 ・選択の自由と責任 ・田舎における女性のステータス 中盤は読んでてモヤモヤした。自分の生い立ちや環境を言い訳に現状打破しない暁美にイライラしていた。 後半は特に櫂に節々で感情移入した。生きる理由がもうないと思う一方、死ぬには苦痛が伴うということへの恐怖。私も、楽に死ねればいいのにとよく思うこの頃。でもそこに共感したからこそ、櫂が最後に暁美と過ごせて良かったと思う。 全部が必要な遠回りだった、と思えている暁美も良かった。

Posted byブクログ

2025/11/15

星を編むを読んでから読むと、こういうことなのかと思った。かいくんと、あけみちゃんの出会ってからの物語。狭い島だからこその話。そして2人の親との関係、経済状況、島での人間関係、夢、現実色々なことが交差しての2人の人生。親との関係はすごく、共感することは無いけれど、読んでいてキツかっ...

星を編むを読んでから読むと、こういうことなのかと思った。かいくんと、あけみちゃんの出会ってからの物語。狭い島だからこその話。そして2人の親との関係、経済状況、島での人間関係、夢、現実色々なことが交差しての2人の人生。親との関係はすごく、共感することは無いけれど、読んでいてキツかったな。 カイくんの終期の描写は、電車で泣きそうになった。

Posted byブクログ

2025/11/15
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感動したあ、、! 装丁も物語の始まり方、終わり方もぜんぶ綺麗やなぁって、それはもう読了後にため息が出るくらい綺麗でした。 主人公の母親も主人公自身もそれぞれ夫に公認の浮気相手がいるけれど(後者は浮気とは違うかもしれない)、その両者の物語はまるで違うもので、何でこんなに上手く書き分けれるんだろうと思った。 しかも、それが伏線にもなってて気持ちいい。 登場人物にはダメダメ人間からしっかり自立した人間まで様々な性格のキャラがリアルな間隔で散りばめられていました。だから、しっかりした側のキャラの言葉に心を打つものが多かったように思います。 特に、瞳子さんや北原先生が頼もしすぎます! この2人ならどんな状況でも何とかしてくれそう感がすごくて、読んでいる僕も暗い場面が続くと「何とかしてくれ!」って思わず頼りたくなりました。 捨てること、選択することの大事さを教えてくれました。 人生には理不尽が付き物ですがその中で答えが見つからないまま強く生きていく人物たちの物語がしっかり書かれています。

Posted byブクログ

2025/11/15

それぞれが他者には到底理解できない苦しみを抱えていて、それでも時に希望を持って明日へと繋げていく物語。ラストがとても綺麗だった。紀伊国屋書店限定カバーめっちゃ良い

Posted byブクログ