汝、星のごとく の商品レビュー
最後まであきみちゃんが強かった 高校時代の2人が可愛くて癒された反面、歳を追うごとに目まぐるしく変わっていって、読み進めるのが辛かった なのに続きが気になって一気に読んだ ヤングケアラーって学生時代習っただろうけど意識したことなかった 2人とも子供の時から辛かっただろうな
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読み進めるのしんどかったけど一気読みしちゃった。 読み終わって現実世界に戻った時、なんて幸せなんだろうと思った。 客観視して読んでるとなんでそうなっちゃうの、ともどかしいことが多くて苦しい。あまりにも優しい2人すぎて、もっと自分良がりになって!我儘になって!ってずっと思っちゃう。...
読み進めるのしんどかったけど一気読みしちゃった。 読み終わって現実世界に戻った時、なんて幸せなんだろうと思った。 客観視して読んでるとなんでそうなっちゃうの、ともどかしいことが多くて苦しい。あまりにも優しい2人すぎて、もっと自分良がりになって!我儘になって!ってずっと思っちゃう。 愛する人のために人生を誤りたいって言葉が一生残ってる。
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途中から凄く切なくて、ページめくる手が止まって涙ぐむほど辛かった 友達でも恋愛でも仕事でもペットでも、何を失って何を得るかは自分が何を大切に思うかで決まるからこそ、それが何か今はまだ分からなくてもいいから生きていたいとおもう ヤングケアラーは日本の大きな課題
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最後の方は、終末を感じ取って少し苦しかった。 読みやすい物語だけど、登場人物の誰にも共感が できなかった。私が恵まれた環境で生きてきたということなのだろうか。
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瞳子さんとか大人になった暁海みたいに自分もなりたいけど、そこまで頑張れない自分は甘ったれで生きてるなと思う。先のことをちゃんと考えられないのかな…
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恋愛小説で感情を揺さぶられることがあるなんて思わなかった。 恋愛系って小説でも映画でもあんまり共感ができないことが多い。 私の恋愛観や恋愛経験がわりと真っ直ぐで、こう他の人にうつり変わりとか燃えるようなっていう気持ちがなくて、面白くないんだよね。 恋愛中心の人生は確実に送ってな...
恋愛小説で感情を揺さぶられることがあるなんて思わなかった。 恋愛系って小説でも映画でもあんまり共感ができないことが多い。 私の恋愛観や恋愛経験がわりと真っ直ぐで、こう他の人にうつり変わりとか燃えるようなっていう気持ちがなくて、面白くないんだよね。 恋愛中心の人生は確実に送ってなかったし、私自身に恋愛による深みと厚みは全くない。 だからなのかラブロマンスに共感することができず、面白いと思えたことがほとんどない。 旧ジャニーズアイドルが主演のキラキラキュンキュン映画で、2次元の青春として割り切って観る方が意外と好きだったりする。 ただ今作は、そんな私でも、入り込めちゃったんだよ。 これが驚きで、共感ができてしまったんだ。 私の家庭環境が悪いから、とかじゃない。 この小説の2人は、色々な波がありつつも一途に互いを想っているからこそ共感と理解ができたのかもしれない。 そして、心理描写と背景がとにかく細かい。 櫂と暁海の視点が交互に語られるので2人の複雑な心情を本当に丁寧に、凪良ゆうさんの優しい温かい文章でダイレクトに伝えてくれる。 お互い家庭環境の問題があり、逃げたいという意思と母を捨てることはできない血縁。 環境が変わることによる立場の成長、心の変化に、2人の間で何かの差がついてしまう。価値観が変わっていく。 相手を見下すようなネガティヴさと、思い出に縋る現在。 全てがすれ違い、想い合う。 そんな様子を高校生の頃から30代まで描かれてるので、とにかく2人に感情移入してしまった。 ガッツリ深めの恋愛ものは、共感できないから面白さを感じれないとなるべく避けていたけど、丁寧な心理描写があれば感情移入できるし、面白いと思えるんだと新たな発見があった小説でした。一気読みしてしまった。3.8
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ランキングにいつもいたので読んでみた。 恋愛ものは苦手なのに、これは予想外に楽しく読めた。 櫂と暁海が理性的で、感情に流されないところが、恋愛ものなのにイラつかずに読めた理由かな?と思う。 生き方や社会を考えさせられる物語というところも、面白かった要因! 後半は少しドラマチ...
ランキングにいつもいたので読んでみた。 恋愛ものは苦手なのに、これは予想外に楽しく読めた。 櫂と暁海が理性的で、感情に流されないところが、恋愛ものなのにイラつかずに読めた理由かな?と思う。 生き方や社会を考えさせられる物語というところも、面白かった要因! 後半は少しドラマチックで、女子が好きそうな展開。 携帯小説を思い出した。
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【青春時代の想いが互いを引き寄せる本】 小さな瀬戸内海の島から始まった物語。 高校生のときに付き合い、大人になって別れた櫂と暁美がお互いのことを忘れることができず、ずっと思い続ける。櫂と暁美の15年にわたる群像劇が描かれていた。 櫂は漫画家となり東京へ進出、鮮烈なデビューを果たすが、作画担当で相方だったゲイの尚人が未成年凌辱の不祥事を起こして以来、漫画を描くことができなくて落ちぶれていく。長年の飲酒が祟り、胃がんと診断され、余命宣告を受ける。病気になるまで音信不通だった尚人と再会し、ともに再起を決意するも、引きこもりだった尚人は自殺、また孤独になる。 暁美は母親に縛られ、仕事と介護で故郷を離れることができず、東京で成功を納める櫂との心と経済の乖離で別れを切り出すことになる。恩師だった北原先生からプロポーズを受け、島で生きていくことを決意。 32歳を迎える頃、櫂の余命が幾許かという知らせが暁美の元に届く。北原先生に説得され、島を離れ東京に向かい、櫂と最期の同棲生活を始める。 櫂が最期に観たいと言った今治の花火を、余命が尽きる寸前に二人で見ることができた。 櫂が最後に書いた小説が「汝、星のごとく」。暁美は櫂との思い出を胸に、刺繍家として北原先生の妻としてこれからも生きていく。 ------ 最初は凪良ゆうの文体に違和感を覚え、プロローグでは人間関係がわからないまま物語が始まった。 思春期の恋愛の甘酸っぱい模様、大人になるにつれて環境や経済の変化で遠距離恋愛が難しくなっていく様は、故郷を出た者からすると誰しも経験があるのではないかと思う。 お互いを思い合う一方で、言葉に出さずにいることですれ違う感情も、ボタンの掛け違えがリアルでヤキモキする。 お互いの親に振り回される状況、島特有の閉塞感もリアルな描写があって、胸が痛む思いだった。また社会に出たことのない人が読むと、大人の身勝手さに嫌気が差すだろうと推測できる。 一方で大人になって読んだからこそ、大人の変われない部分や意固地になる部分、やり切れない思いも理解ができる。矛盾しているとわかりながらも感情を抑え切れない人間臭さが、ありありと描かれていた。 感動して泣けるとまではいかない。交差することなく人生を過ごした不器用な二人が、最期に手を取ることができたのは、美しい物語だと感じた。
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ドロドロとした恋愛小説だと思っていたけれど、生きて行く上で大切なことがたくさん詰まっている物語だった。 辛い境遇を抱えた2人が共依存している青春時代も、お互いにいろいろなことを経験してボロボロになった社会人時代も、その経験を経て大切にしたいものを見つけて手にするラストも、どの場面もラストシーンの2人にとって必要で大切なものをだったと思う。 自分の人生が1番大切。大切にしたいものは見失いがちだけれど、大事にしなければ幸せになれない。 自分の仕事だけで生活ができて、自立できていることがどれだけ大切なことか改めて感じた。 1人でも生きていけるからこそ、誰かと一緒に生きていきたいと思えることの尊さを感じた。
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ただの恋愛物語ではなく、人生にとって大事なことってなんだろう というテーマでした。 人間の強さ弱さ そして大事なご縁 最後の章は涙が止まらなくて読むのが難しいくらいだった。 しばらく余韻に浸りたい 今の自分にとって大事な一冊 そしてこれからも色んな時にまた読み返したくなる一冊
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