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汝、星のごとく の商品レビュー

4.4

1202件のお客様レビュー

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2026/04/22

本屋大賞受賞作。読了後、圧倒的な熱量に打ちのめされました。 親の期待、地元の同調圧力、世間体。そうした「見えない鎖」がどれほど残酷に人の人生を縛るのか。暁海と櫂の苦しみは、現代を生きる私たちの孤独そのものでした。 「親を捨てることは悪か?」「不倫は単なる罪か?」 世の中の『正し...

本屋大賞受賞作。読了後、圧倒的な熱量に打ちのめされました。 親の期待、地元の同調圧力、世間体。そうした「見えない鎖」がどれほど残酷に人の人生を縛るのか。暁海と櫂の苦しみは、現代を生きる私たちの孤独そのものでした。 「親を捨てることは悪か?」「不倫は単なる罪か?」 世の中の『正しさ』では測れない愛の形に触れ、自分の無知を自覚させられるほど深く揺さぶられました。理解できないからこそ、何度も読み返したくなる。そんな魂の物語です。

Posted byブクログ

2026/04/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

一番好きな小説 人生色々あるけど出会うべき時に出会うべき人と出会うし離れるべき人とは離れる。 自分が選んだ道を正解にして生きていく。 好きな人と海に行きたい。花火を見に行きたい。

Posted byブクログ

2026/04/22

汝、星のごとくを読み終えたあと、胸に残ったのは強い悲しみと、それでも消えない静かな感動だった。本作は単なる恋愛小説ではなく、「自分の人生を生きるとは何か」を鋭く問いかけてくる物語である。 瀬戸内の島で出会った暁海と櫂は、それぞれに重い家庭環境を抱え、逃げ場のない状況の中で互いを...

汝、星のごとくを読み終えたあと、胸に残ったのは強い悲しみと、それでも消えない静かな感動だった。本作は単なる恋愛小説ではなく、「自分の人生を生きるとは何か」を鋭く問いかけてくる物語である。 瀬戸内の島で出会った暁海と櫂は、それぞれに重い家庭環境を抱え、逃げ場のない状況の中で互いを支え合う。だがその関係は、救いであると同時に、依存にも近い危うさを孕んでいる。東京で「何者か」になろうともがく櫂と、島に残り日常を守ろうとする暁海のすれ違いは、愛しているからこそ深く傷つけ合ってしまう現実を突きつけてくる。 物語後半で描かれるのは、社会の「正しさ」や「普通」に翻弄された末に、それでも自分たちの選択を貫こうとする姿だ。誰に理解されなくても、自分の真実に従う——その覚悟は、暗闇の中で自ら光を放つ星のように力強い。 凪良ゆうは、理想化された愛ではなく、不器用でエゴを含んだ「現実の愛」を描き出す。そのため読後には、「自分は自分の人生を生きているか」という問いが静かに残る。 この物語は、孤独であっても自分の意志で生きることの尊さを教えてくれる。切なさと強さが同時に胸に残る、深い余韻を持った一冊だった。

Posted byブクログ

2026/04/22

ひたすらにやるせない。 自分ではどうにもならない状況に苦しむ二人が互いに依存し合い、苦しみ、葛藤し、最後には大切なものを理解する。そんなお話でした。 他人にどう見えるか、生きていたら誰もが少なからず気にする他人の評価も、田舎ではさらに顕著になります。逃げたいと思いながらも留まり続...

ひたすらにやるせない。 自分ではどうにもならない状況に苦しむ二人が互いに依存し合い、苦しみ、葛藤し、最後には大切なものを理解する。そんなお話でした。 他人にどう見えるか、生きていたら誰もが少なからず気にする他人の評価も、田舎ではさらに顕著になります。逃げたいと思いながらも留まり続ける方がきっと楽で、決断するのが怖いから留まり続けてしまうし、何も捨てることができなくて結局苦しみ続けることになる。 多分そういう時にこそ、上辺だけの言葉でなく、必要なことを教えてくれる人が必要なんだなと実感しました。同時に、どれだけ愛していても、同じ苦しみを分かち合っていても、それがイコールずっと分かり合えることにならないし、人は境遇次第でどこまでも変わるものなのだと痛感しました。 この作家さんの作品では他の作品の方が個人的に好きなので星3ですが、引き込まれる世界観、読んでハズレはないと思います。

Posted byブクログ

2026/04/21

最高峰の作品の一つ。 素晴らしい人物とストーリー描写。 恋愛ものだけど、人に勧めたくなる本です。 この本を見て、絶対実写化されると思うけど、誰がやるんだろうなと楽しみな本になりました。 劇場版も観に行きます。

Posted byブクログ

2026/04/20

プロローグとエピローグの暁海の表情、景色がまるで違うように感じて、この物語にのめり込み、2人と同じ空を味わえたからなのかなと、、、。 好きという感情は、その人への思いもそうだし、その人と見た景色、聞いた音、味、全てへの思いも含めてのものなのかもしれない。それが瀬戸内の綺麗な海の...

プロローグとエピローグの暁海の表情、景色がまるで違うように感じて、この物語にのめり込み、2人と同じ空を味わえたからなのかなと、、、。 好きという感情は、その人への思いもそうだし、その人と見た景色、聞いた音、味、全てへの思いも含めてのものなのかもしれない。それが瀬戸内の綺麗な海の街で紡がれたものだとしたら、どんなに綺麗で、忘れられない物になるんだろうと。 私も海が綺麗なところの出身なので、海の香りがずっとしていました。海も場所によっては顔を変えるので、瀬戸内の海も見てみたいな。

Posted byブクログ

2026/04/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

恋愛小説ではあるけど、自分の人生の生き方について考えさせられた。自分も親との関係がうまく行ってないから、『身軽になりたい。その願いは、親の死に直結する』という考えに覚えがありすぎて刺さってしまった。 北原先生や瞳子さん含めいろいろな考え方があるけど、少しでも自分が後悔しない生き方をしたいと思えた。

Posted byブクログ

2026/04/20

タイトルと表紙に惹かれて。 ひたすら苦しかった。 でもページをめくる手が止められなかった。 恋愛ものかと思いきや人生だった。 家族という呪い 暁美のように優しくいられない 櫂の母親の甘えが直視できない 北原先生のような大人になりたい 瞳子さんのように強くありたい

Posted byブクログ

2026/04/20

プロローグの時点で、2人が結ばれないことが暗示 されていて苦しい。惹かれ合い、すれ違い、引き裂 かれていく条件が自然でリアルで引き込まれる。 最後まで読むと、冒頭に感じた苦しみの感情が報わ れる。

Posted byブクログ

2026/04/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

正論で言えば「重荷なら縁切れば良い」って言われちゃうような相手を、断ち切れない葛藤の海の中にいる人の話だから、いままさにそういう渦中にいる人は、暁海と櫂が「理性的すぎる」って言われるのが良くわかると思う。もっと怒ったり喚いたりしていいのに、子供ながらそれを許されない場所にいる。2人とも水にまつわる名前だけど、船がなきゃ翻弄される側なんだな。2人がそれぞれの船を見つけて、乗り込んで、自分で決めて漕ぎ出すための話だった。絶望的な状況はあんまり変わらないのに、読後どこか爽やかな気持ちになるのが不思議だ。

Posted byブクログ