透明な螺旋 の商品レビュー
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久しぶりの湯川先生。なんとも言えない。映画化されそうなイメージです。 でも、なんでバカな男に引っ掛かっちゃう女は後を絶たないんだろうな。恋は盲目は良くぞ言ったものだ。自分の女友達でもいたな。二股かけられてて、その側室側なのに、別れられない。別れようとすると、優しい言葉、甘い言葉をかけられてつい、続けてしまうと言っていた。 この話では、DVまでされても別れを決断できず、やっと決断できた時にはもう周りを巻き込みとんでもない状態になってしまっていた。 事件が解決したとき、まだ、1/3くらいページが残っていた。どうなるのかと思ったら、そこからしっかりとしたストーリーがあった。今回の主人公と湯川の過去が似た境遇であり、そして、それが絡み合う螺旋を描く。そこから透明な螺旋というタイトルが来ているのだろう。 後半はあっという間に読み切ってしまった。実に切ない作品でした。
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面白過ぎて一気に読んだ。 このところずっとシリーズ最新作を読む度にガリレオシリーズの最高傑作と思ってるけど、また前回を超えて最高傑作を出してきた東野先生に脱帽です。
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今回は、推理に物理は関係なく、明らかになる湯川の秘密が関係してくる。 ガリレオシリーズは、「容疑者Xの献身」の映画化以降、情状中心になった感じする。 やむにやまれず犯す罪に向き合うガリレオの姿が多くなった。
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最初の部分は時代も人も違いしっかり理解するのが大変だったが、最終的に1つの結末に向かっていくのが見事だった。 湯川先生の意外な一面が見れた
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安定のガリレオシリーズ。インパクトの強い過去作と比べると突飛な部分は少ないが人間臭い部分が多くてそれはそれで良いと感じました。
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面白いなぁ。湯川と草薙。島内園香と根岸秀美と松永奈江。アリバイとか伏魔殿とか虱潰しとか勉強になりました。
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ガリレオシリーズ10作目で、湯川の出生について語られるとは、、 そして湯川が、草薙たちに隠れて暗躍する、全員が少しでもいいと思える結末になるように
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すっかり内容を忘れた状態で、文芸書発売以来の再読。 と〜ってもよかった。 前回の感想として「パーソナル情報を盛り込まれても〜」って思った、そこだけがすごい印象に残っていて。部分部分「これが、そうだっけ?」って思いながら読み進めたものの、結局「そういうことかー」って初見と同様に楽しく読めた。 短編として収録された「重命る」も、雑誌掲載時に読んだけど、それでもやっぱり初見のごとく楽しく読めた。タイトルの命名センスも最高。 ドラマも嫌いじゃないけど、やっぱり原作の湯川先生と草薙がバリ良き。 再読して、前言撤回くらい、全然よかった。大人になったってことかな? 介護とか、親の生死とか、そういったものを、何だかんだフラットに見れるようになったってことなのかなー。 水天宮、久々に行きたい。
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前作(沈黙のパレード)と比較するとかなりシンプルな事件 化学を使ったとか奇をてらったなどは全く無し ただ、湯川先生のプライベートが絡んでくるので 違った面白さでぐいぐい引き込まれる あっという間に読了 今までとはかなり違った印象のガリレオシリーズ 湯川先生がちょっと身近に感じら...
前作(沈黙のパレード)と比較するとかなりシンプルな事件 化学を使ったとか奇をてらったなどは全く無し ただ、湯川先生のプライベートが絡んでくるので 違った面白さでぐいぐい引き込まれる あっという間に読了 今までとはかなり違った印象のガリレオシリーズ 湯川先生がちょっと身近に感じられる1冊
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ガリレオシリーズは、過去に数回しか読んだことなかったけど、気になって購入。 ガリレオのドラマをイメージすると、奇抜なトリックがメインになっている印象だったが、今回はトリックというよりも人間関係や湯川先生の過去などがメインとなった作品だと感じた。 読み終わっても平坦というか、起伏...
ガリレオシリーズは、過去に数回しか読んだことなかったけど、気になって購入。 ガリレオのドラマをイメージすると、奇抜なトリックがメインになっている印象だったが、今回はトリックというよりも人間関係や湯川先生の過去などがメインとなった作品だと感じた。 読み終わっても平坦というか、起伏の少なかった作品に感じたため、星3としたが、湯川先生のファンにはよいのかな? 冒頭の過去編を読んだときは、今後どうなるんだろうとワクワク感をもって読み始められた。
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