俺ではない炎上 の商品レビュー

浅倉秋成(著者)

2024/08/01

はじめから主人公(泰介)の空気読めない不器用さにイライラしたものの、ことの重大さを理解してからの逃亡劇がハラハラして面白かった。

途中から怪しい人物がチラホラ。

逃亡中、元同僚を頼って自宅を訪問するが、そこで聞いた辛辣な言葉はSNS以上にエグくて少しスッキリした。主人公の周りへの見る目の無さが自覚できたことで、さらに絶望的だった。

はじめから娘の年齢設定を間違えたのかな？…と思っていたけど、ちゃんと伏線回収。
偏った考えの正義感って怖い。

2024/08/01

はじめはタイトル通りの展開で、読むのが辛くなったけれど、続きが気になって読み進めると物語のスピード感にどんどんはまっていった。まさか時系列が違うことには気付けず、終盤でそういうことだったのか！ってなってからがおもしろくてすっきり！最後はもう少しその後のエピソードがほしかったかな？と思ったけど、とにかく楽しんで読めた作品。

2024/08/01

ずるい、ずるいよー！って読んだ後に言いたくなる。浅倉さんの作品を読むのはこれで2作目ですが、今回も騙されてしまった。
自分ではないはずなのにSNSの炎上を見れば見るほど自分に見えてきて、実際に自分もこの立場になったらこの主人公みたいに動いてしまうのかなぁ、いやでもそんなタフさは持ち合わせてないな。
主人公は真面目で慕われる人間性であり、ただの被害者だと思って読み進めていたのですが...
SNSの使い方には本当に気をつけなければ。

2024/07/30

面白かったです！
続きが気になって一気読みしてしまいました！
SNSの影響力の恐ろしさに気付かされました。
正しいことを発信して、広めるのは難しいことだなって思います。
最後の展開にはびっくりしました！騙されてました！

2024/07/30

文庫じゃないほうだったけど。うーん。よくできてるんだけどな。家族ってこういうのかな。ちょっとよくわからん。ｂ

2024/07/29

伊坂幸太郎「ゴールデン・スランバー」を彷彿する冤罪による逃亡劇

章単位で人物視点が変わり、違和感を感じたとこが最後には回収され快感

教訓は「常に他人にやさしく、悪口は慎む」でしょうか

物語コンセプトとしてSNSの問題点を提示しているが、ネットリテラシーとしては常識だと感じ、
いまいち共感できなかった
SNSは所詮、無責任な便所の落書き

■「ら抜き言葉。こんなおかしな日本語、大帝ハウスの山縣さんは絶対に許しませんから」
→かっこよくてサブイボ!!名台詞！

2024/07/28

六人の嘘つきな大学生を読んで面白かったので、購入しましたが、SNSの影響力の怖さを感じた...
大筋の内容はシンプルで、無実な罪を着せられた主人公が逃走を続けながら真犯人を捕まえるって流れで物語が進んでいきますが、物語のスピードがゆっくりなところと加速するところが数箇所あって飽きずに読めたかなーっとw
どんでん返しにはいつも清々しいほど騙されますがw
気づいてからはなるほどねーっと思いながらも最初からの流れでこの本の仕掛けは予想できなかったですww
やっぱり社会派ミステリーは考えさせられることが多くて面白いww
次回作も楽しみです笑

2024/07/28

文字数も多く最初は読むのに時間がかかったが、徐々に面白さを発揮してきて気づけば一気読み。
濡れ衣を着せられた犯人が逃亡する、という内容で【ゴールデンスランバー】を彷彿とさせた。
内容的には程度の差はあっても、実際に起きてもおかしくない話で、ネット社会の怖さを感じた。

2024/07/27

ある日突然身に覚えのない殺人事件の犯人だと晒され、全国から叩かれ逃げ回る…お話はフィクションなんだけど、SNS全盛でネット時代の今　あり得なくはなさそうな妙なリアル感があり、もし自分だったらと自分に置き換えて想像しながら読んで言いようのない恐怖感に襲われる……

2024/07/24

ミステリーはあまり読まないのですが、浅倉さんの前作が面白くて購入。犯人候補続出で最後まで楽しませてもらいました〜！予想外の展開も！？ネット社会の怖さが痛いほど伝わる内容で、目に見えないナイフには太刀打ちしようがないと思いました。