俺ではない炎上 の商品レビュー
ノンストップ逃亡劇 時間軸を上手く使われて読者を引き込み、え?何?また戻って読み返すのも作者の手中かのように全く飽きさせない
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はじめから息をもつかせぬ展開でページをめくる手が止まりませんでした。 中盤に入り早めの謎解きかと思いきや、謎が謎を呼ぶ展開で、終わってみればええ話やったなぁという感想がポロリ。 手元においておきたい一冊となりました。
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えーーーーーーーやばーーーーー!!! そういうことか!!!!! 時系列がね!!!!ね!!! 理解理解!! 最後までひと通り読んで、その足?で最初から読み直して、なるほどほんまやってなりました。 バッジとか、お父さんの病気とか、いろんなところに伏線があったんですね… すごすぎる。おもしろすぎる。 こういう小説ってどうやって書いてんの? 個人的におもしろかったポイントは4つ。 まず、えばたんの変化。 子供の時は、自分の価値観だけが正しいという大人たちのつぶやきをみて、自分はそうならないって言ってたえばたん。 でも、大人になった彼は「自分のような不幸な人間がいるのに、へらへらと楽して大金を稼いでいるクズ」が許せないという彼の「正義」を振りかざすようになってしまった。 すごい対比。 次が、泰介の自己認知と他者認知のえぐいギャップ。 これ、こわいね〜〜 自分が思い描いて自分のメッキがはがれていく時の恐怖やショックってすごそう。 事件が解決したあと、すぐにはそこのギャップを埋められない泰介の様子がリアルだった。 そんなに簡単に人って変われないもんね。 泰介は自分の命にも関わる一大事があったから多少変われてるけど、そこまでしないと無理よ。 3つめは小説内で描かれてるSNSのリアルさ。 投稿内容はもちろん、アカウント名もありそうだし、拡散されてるツイート数とか超リアル。 あとこうやって描かれることでよりリアルに理解できる、想像できるということが面白いなと思った。 仮に将来Twitterが廃れるとしたら、その時代の人はここまで解像度高く面白さを味わえないってことだよね。 時代すごい。今だからこそ楽しめる小説って感じ。 あと、SNS関連で一番いいなと思ったのは、サクラのアカウント名の付け方。 そうやって発想してこじつけて名前つけるよね笑 最後、一番胸熱ポイントだった青江さんとの再会。 青江さーーーーーん!!!!! 好きーーーー!!!! 文章の書きっぷりで判断するとか好きすぎる。 「こんなおかしな日本語、大帝ハウスの山縣さんは絶対に許しませんから」(p.246) だってさ!!!!なんだよそれ!!! 最高かよ!!!!! ふう。 とにかくすごく面白いので、忘れたころにまた読みたいなぁ〜
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「六人の嘘つきな大学生」がすごくおもしろく、後味を引いたので期待満点で読み始めました。 ん? ずいぶん書きぶりが違う印象を受けましたが、自分の期待値が高すぎたかな?自分の苦手な朝井リョウ風な文体を感じながらも、次第に、四人の世界にのめり込んでいきました。スピード感があり、どんどん進みながらも、途中で、あっ!着てないんだね!みたいに息抜きがあって楽しかったです。 最後に向かっては、吉田修一の映画になる「愛に乱暴」に似た気持ち悪さ、収まりの悪さにやられ、子供にはムリだろうと戸惑い、今回も浅倉秋成に見事にやられました。
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なるほど叙述トリック、そういうことか。 違和感感じて何回か確かめたんだけどな。 SNSとかでの誹謗中傷やフェイクニュース、無自覚無責任の加担や拡散とか すぐそこにある落とし穴みたいな恐怖を感じた。 虚栄心とか慢心とか自分は悪くないの言い訳みたいなけっこうドキッとする描写もあって 読んでいて話はおもしろいけどちょっとしんどかった。
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最後までどうなるか分からない展開で、終盤は一気に読んでしまった。 あぁ、この人が犯人なのか、というのが二転三転して、結局最後の最後で、ひっくり返された。 十角館の殺人のように、一行で全てがひっくり返る。 すべて把握した上で読み直したい気持ちになる作品。 最初は、よくありそうな冤罪から哀れな主人公が逃げ回る展開っぽくてなかなかハマらなかったが、主人公のまさかの特技で捜査網を突破した辺りからあつかった。 あと青江がめちゃくちゃ良かった。 絶対主人公のことをめんどくさい奴って思ってそうなのに、投稿から主人公のものではないことをしっかり見抜く力が心強過ぎた。 かなり面白かったけど、少し複雑で、全てが明らかになった後での頭の整理が少し大変。
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冒頭いきなり、SNSに死体がアップされるというショッキングな出だしで一気に引き込まれた。 その後最後までスピーディーな展開の逃亡劇が続き、没入できた。 ショッキングな殺人ミステリでありながら、夫婦や親子の関係性、無責任なSNS民、など様々な要素も鋭く描かれており、読後感は良かった。
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犯人かな?と思う人がコロコロ変わるのが面白い でも伏線回収しきれていないと言うか、わかりにくくて結局なんだったんだ...で終わった
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最初から最後まで楽しめた。リアルな炎上の仕方と、冒険チックなところ、多視点による物語の深み、全て満足できた。
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