ザリガニの鳴くところ の商品レビュー
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久しぶりに一気読みした。 飽きずに乗れる本読めると嬉しい。 途中までカイアが白人なのか黒人なのか分からんくて混乱してたけど。 まぁカイアが犯人か、味方全員犯人かのどっちかだと思った。テイトが連れてかれた時はそっちかーと思ったら次ページで明かされた。ちがった。 死ぬタイミングは誰が決められる、の詩はカイアじゃなくてチェイスのことだったのか。 判決のシーンはドキドキしたし、気になるけど知りたくない怖い、と思った。登場人物と同じ気持ちになる。 「今までの偏見を捨てて判断してくれ」が新しい偏見を生むのね。ポジティブアクション。悲しいかな現代社会の皮肉になっててつらい。今回の事件は公平に裁くとしたら懲役何年が妥当なんだろうね。 人ひとり殺して死刑か無期懲役、日本の価値観だと厳しく感じる。情状酌量の余地あり、みたいなそんな判断が下せる時代じゃないんだろうけど。 一読者としてはカイアが自分の力で自分の人生を幸せにできたので良かった嬉しい。
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孤独な少女にそっと寄り添うかのような自然と動物の描写が心に響く。少女も自然の中で溶け込んで生きているが、そんな彼女でも誰かと話したいという思いがずっとあり、孤独を感じている。ミステリーの結末はなんとなく予想できたものだったが、そう導いたものを考えると、胸がつまる。
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いやぁ〜。カイヤ。1人で頑張って生きてきて容疑者にまでされて。って思った私の意見は裁判員たちと同じ気持ちだったのかな。 カイヤを可哀想と同情してしまっていた。 からの最後の衝撃。 カイヤが幸せになるための、生きて行くための選択だったんだと思う。 前半はひたすら心が締め付けられるような時代と差別と。その中で優しいテイトやジャンピンのシーンでうるっときてしまう。 後半からは読む手が止まらない。 生物とか自然とか興味ないけど、読んでいてすごく美しい描写作品だと思った。さすが自然の先生?プロが描いた作品だなと。
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感想 心を蝕む孤独。どれだけ勇気を持っていても。どれだけ知恵をたたえていても。私たちは孤独と永遠に付き合い続けることはできない。
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湿地を始め、自然の描写が良かった。 動物学者である著者だからこそ描けるところだと思う。 世界には、似た境遇の人が居ると思うし、救われて欲しい思いです。 面白くて一気に読みましたが、 個人的には大衆的な恋愛やミステリーの方へ走るのではなく、もっともっと自然観みたいなのを掘り下げ...
湿地を始め、自然の描写が良かった。 動物学者である著者だからこそ描けるところだと思う。 世界には、似た境遇の人が居ると思うし、救われて欲しい思いです。 面白くて一気に読みましたが、 個人的には大衆的な恋愛やミステリーの方へ走るのではなく、もっともっと自然観みたいなのを掘り下げた、湿地文学を見たかったです。
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これはすごく考えさせられる小説。 偏見や差別などなく、子供の頃からカイアに寄り添い、最後まで味方でいてくれた人たちの優しさに、自然と涙が出てきて止まらなかった。 子供の頃からずっと成長を見ていたから、カイアにかなり感情移入してたのかもしれない。 だからこそ最後カイアの真実を知っ...
これはすごく考えさせられる小説。 偏見や差別などなく、子供の頃からカイアに寄り添い、最後まで味方でいてくれた人たちの優しさに、自然と涙が出てきて止まらなかった。 子供の頃からずっと成長を見ていたから、カイアにかなり感情移入してたのかもしれない。 だからこそ最後カイアの真実を知った時はかなり衝撃だった。
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親に捨てられて湿地に一人住む少女カイア。6歳で生活の糧を全て自分で得て生き抜いていく。誰の助けも借りず、湿地の貝を売り生活を繋ぐ。大好きだった母親がいつか帰る日を待ちながら…。読んでいて胸が締め付けられるような息苦しさ、悲しみを感じつつ少女に感情移入してしまう。学校にも行かないが、兄の友人に読み書きを教わり、湿地の動植物や貝をスケッチ、生態を詳しく観察した記録は出版社の目に留まり少女は生物自然学者としての道を歩き始める。逞しい少女でも孤独からは逃れたい気持ちが強く、恋する異性を求めてしまうのは仕方ない。交尾をする雄を食いちぎる雌のカマキリ。自分に死の危険が迫るとき、人間も動物も生き延びるDNAが動き出す…。最後は幸せに暮らすカイア。その早い死から過去の真実が明らかになる…。 作者は当時69歳の自然科学者。動植物の生態の描写はさすが。これが処女作とは思えない筆致で、このチャレンジは私たちに勇気を与えてくれる。間違いなく記憶に残る一冊となった。
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辛くて悲しくて、暗い。それでも一筋の光を見つけようと手を伸ばそうとしてしまう。 情景がかなり細かく描かれていて、本当に湿地と生きる一人の女性(女の子)が目に浮かんだ。だからこそ感情がジェットコースターだし、最後は驚いて、そして腑に落ちた。 ここまで暗い話は読んだことがなかったけれ...
辛くて悲しくて、暗い。それでも一筋の光を見つけようと手を伸ばそうとしてしまう。 情景がかなり細かく描かれていて、本当に湿地と生きる一人の女性(女の子)が目に浮かんだ。だからこそ感情がジェットコースターだし、最後は驚いて、そして腑に落ちた。 ここまで暗い話は読んだことがなかったけれど、感想としてはおもしろいけど辛かった…けどやっぱりおもしろかった! 一気に読んでしまった。色んな要素が詰まって全てに矛盾なく素晴らしい作品でした。
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とにかく暗い。希望を求めて一気読みしたけどずっと可哀想。湿地のじめっとした雰囲気と、光の見えないストーリーの相乗効果でかなり重たい。もう読みたくない。
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ノースカロライナ州の湿地で村の裕福な青年の死体が見つかる。「湿地の少女」ことカイアに容疑がかかるのだが、、、。6歳で置き去りにされた少女と、湿地の大自然や人々との人生ドラマが繰り広げられる。作者が自然科学の専門家であるため、動植物の描写が素晴らしい。ミステリーの要素はやや希薄。北...
ノースカロライナ州の湿地で村の裕福な青年の死体が見つかる。「湿地の少女」ことカイアに容疑がかかるのだが、、、。6歳で置き去りにされた少女と、湿地の大自然や人々との人生ドラマが繰り広げられる。作者が自然科学の専門家であるため、動植物の描写が素晴らしい。ミステリーの要素はやや希薄。北欧ミステリーファンには物足りないだろう。
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