ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人 の商品レビュー
なんか読み終えてスカッとした。 犯人のトリック…ではなく、叔父さんの交渉力、ロジカルさ、謎解きテクニックがとにかく面白い! 実は人情深い所も魅力的。
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世田谷区立図書館 元手品師の探偵役とその姪が、探偵の兄(姪の父)が殺された謎の真相を暴くというもの。 東野圭吾作品なので、テンポも良く読みやすいが、もう少し捻りがあっても良かったかなという印象。 手品師が話術で色々聞き出していく過程もワンパターンな感じがしてしまった。
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東野圭吾さんの作品はすごく久しぶりで、でも今自分の中でミステリーブームがきててがっつり長編のハズレないミステリーが読みたいなと思ったため、本書を手に取った。 読み終わって、ミステリー特有のスッキリした感覚と、個人的にはエピローグが大好き!!!!! それほどミステリーを読んだことがなく、かつ昔の名作と呼ばれるものしかなかったため、カメラなどのICT機器を使って事件を解き明かすというのは、時代の変化を感じられてわくわくした 結末はなんともいえず悲しい気持ちになって、憎みきれない主人公の気持ちがすごくよくわかる どんな動機かと構えていたら、少し拍子抜けしてしまった感があったが、最後のエピローグで大満足という感じだった 本筋がラブストーリーではないけど、ちょいちょい出てくる恋愛要素は大好きなのでほんとに好みモロでしたね〜〜 おもしろかった!!!!!!本書を読んでさらにミステリーブームが加速してしまったので、次もミステリーを買いそうです!!!!!!
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比較的評価の低かった作品ですが、私にとっては、読みやすく、予想外の展開が続き、とてもおもしろかったです。私はミステリーも好きなんだと気づく作品になりました。 6つの短編で構成されていますが、登場人物が巧みに関係していて、さすが天才東野さんだと思いました。伏線回収が見事でした。
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安定の面白さ 同窓会を直前に教師であった 父を殺害された真世と 父の弟である武史で事件を解決する話。 武史の洞察力に感心しながら読んだ 事件の結果としては そんなことで殺さなければならなかったのかと残念に思った
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すごくフェアなミステリでした。 元中学校の国語教師で、生徒たちに慕われていた神尾英一を殺したのは誰か? と、犯人捜しをするのは娘の真世ではなくて、英一の弟の武史。 ほとんど交流のなかったような武史が、なぜ突然現れて、警察の捜査を信用せずに自ら犯人をみつけようとするのかは謎だけれど、とにかく彼の言動にはすべて意味がある。 元アメリカで売れっ子のマジシャンだっただけあって、手先の器用さ(スマホのすり替えとか)や、情報収集のための小道具の充実などのほか、鋭い観察眼やちょっとしたミスリードなど、マジシャン出会った過去が存分に生かされている。 そして、真世と情報を共有するので、手がかりはすべてオープンとなっている。 ちょっとした違和感、食い違う証言、警察だけが知っていること。 ミステリとしてはフェアだけど、マジックのタネはもちろん公開されないので、「どうしてそんなことが!?」ってことは多々起きる。 それを乗り越えて推理しなくてはならないので、私は早々に降参して、華麗なマジックを堪能するように読んだ。 ただ…やっぱりタイトルがダサいよね。 思うに、出版社側は、これが売れたらシリーズものにしようと思っていたのではないか。 だとすると、ブラック・ショーマンというキャッチ―なタイトルをつけたい。 しかし作者が書きたかったのは、どちらかというと名もなき町の殺人だったのでは? コロナ下で、当たり前の日常をベースに描いていた未来が、突如不安定になる。 これは、名もないような小さな町で起こったように、日本全国どこでも起こり得る現実なのではないか。 先細りの小さな観光地。 先行き不透明の飲食業界。 外国人観光客がこない、というだけで、あれほど不安におののいたあの頃をすっかり忘れて、オーバーツーリズムに頭を痛めながらもさらに外国人観光客を呼び集めようとしている今の日本。 足元を固めようとしてたはずなのに。 のど元過ぎたから熱さを忘れたのか。 今読むから余計に響くところもあって、よい読書でした。
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誰からも愛され尊敬される人が、なぜ殺害されたのか?? 自分が同じ立場だったら、犯人が罪をおこしてしまった気持ちもわからなくもないなと思ってしまった。 自分の名誉を守るためなら、人はどんな手段を使ってでも何かを犠牲にする。それ以上に守りたいものがある。 個性豊かなキャラクター...
誰からも愛され尊敬される人が、なぜ殺害されたのか?? 自分が同じ立場だったら、犯人が罪をおこしてしまった気持ちもわからなくもないなと思ってしまった。 自分の名誉を守るためなら、人はどんな手段を使ってでも何かを犠牲にする。それ以上に守りたいものがある。 個性豊かなキャラクターがたくさんでてきて、会話も多くて読みやすかった! その中で犯人を予想しながら読んでいたが、まんまと騙された笑 衝撃の事実が最後明らかになる
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東野圭吾さんの元天才マジシャン武史が登場する新シリーズ。 初めから多くの登場人物と多くの伏線が散りばめられており整理しながら読み進めました。最後まで続きが気になり一気に読んでしまいました。 武史はその器用さから相手を上手く操り、真相に辿り着きます。同時に相手をよく見ているからこそ周囲の人々が抱える問題に気づくことができます。そんな武史にミステリアスさだけでなく人としての温かさをも感じてしまいます。この感じた温かさも武史に操られてるのかも?と思うほどこのキャラクターの虜になってしまいました。このシリーズの次の作品も読むのが楽しみです!
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前回読んだのが、2作目だったと知って、1作目を図書館で借りてきた。 やっぱりこっちから読むべきだった。 2作目の真世を知っているので、あることは「あぁ、そうなんだろうな」と思ってしまった。 真世の父が自宅の庭で絞殺されていた。凶器はタオル。 書斎は荒らされていた。ものとり?怨恨? 数日後、同窓会が予定されていた。 父は高校の教師をしていて、真世もその高校に通っていたた。 同窓会は担任だった父も出る予定だった。 真世の同級生に漫画家の釘宮がいてめちゃくちゃヒットした、 その漫画で町おこしをしよう~っという話になっていが、当の本人とそのマネージャー面をしている九重、通称ココリカ(こちらも同級生)がもったいつけている? 釘宮は、当時は陰キャで誰も注目していなかった。 ココリカは、当時綺麗でちやほやされており、釘宮なんて目に入っていなかったのに、漫画で成功したことで自身が編集系の仕事をしていることもあり、自社で彼を独占しようとマネージャーのような仕事をしていた。 釘宮は彼女にあこがれていたのでそれはそれで、よしとしていた。 同級生には若くして白血病で亡くなった津久見がいた。 今回の同窓会、津久見の追悼会も含めて‥という話だったがそれは津久見の母に「それはそれとして、同窓会として楽しんでほしい」と言われてなくなった。 時代はコロナ禍。 釘宮の漫画コラボで、「幻ラビハウス」というものを建築するはずだったが頓挫してしまっていた。が、まだ町の人たちはあきらめていなかった。 そんな中の担任だった父の死。 誰が父を殺したのか? って話。 ここに、父の弟、つまり叔父である神尾武史がやってきて、あれやこれやと真世を動かし、人を惑わし?あの手この手で謎を解いていく。 2作目の方が短編ってこともあって、武史の心地よい騙しがあったかなぁって思う。 今回は1冊(しかも500p越え)で1つの謎に取り組んでいるからねぇ。 2025年、福山雅治さんで映画化されるらしい。なるほど・・・。 真世は、有村架純さん。ちょっと可愛すぎない? 叔父が福山さんだから可愛くてもいいのか・・・。
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あっという間に読んじゃった。会話が多くて読みやすい。 おじさんが出てきた瞬間名探偵だ〜!って思う。とっても主人公。エンタメ。面白かった。
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