地雷グリコ の商品レビュー
初めて聞くオリジナルのゲームで対決するが、ルールや局面が図などでわかりやすく説明され、意外に理解しやすい。結局主人公が勝つことは想像できるが、勝ち方が劇的で、序盤の言動も伏線となり、終盤は興奮を覚える。最終対決が友人同士で、ラストシーンが友情を感じさせるところが爽やかで好感。
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「地雷グリコ」「坊主衰弱」「自由律ジャンケン」「だるまさんがかぞえた」「フォールーム・ポーカー」 なんだか聞いたことあるような。 子供の頃やってたゲーム? それに少しだけ新しい規則を付け足します。 そしたら、こんなややこしいゲームになりました。 自分の脳みそがついていけるか心配に...
「地雷グリコ」「坊主衰弱」「自由律ジャンケン」「だるまさんがかぞえた」「フォールーム・ポーカー」 なんだか聞いたことあるような。 子供の頃やってたゲーム? それに少しだけ新しい規則を付け足します。 そしたら、こんなややこしいゲームになりました。 自分の脳みそがついていけるか心配になります。 でも、登場人物の脳みそはすごいですよ。特に、射守矢真兎(いもりやまと)ちゃんは! このゲーム、規則さえ守っていればどんなイカサマもありなんです。マジシャンの「タネも仕掛けもあり」って言うやつ。「トリックあり」だから『ミステリ』に違いない!?
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ルールの付加というものが、これほどまでに世界を一変させ、緊張感あるスリリングなものにするとは。これは是非とも子供達に読んで頂きたい。そして、ルールの抜け道を探り、思考を鍛え、想像力を養い、豊かな人生を駆け抜けてほしい。
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タイトルから連想して、物騒な血みどろ系だったらイヤだなーと思ったら、いい意味で見事に裏切られました。 これは青春小説だよねー。ゲームに勝つための心理戦にドキドキ、ハラハラしつつ、読後感は爽やか。続編希望!
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推理小説の醍醐味は、どんでん返しか?否。ロジカルに筋を回収していく推理こそ、真骨頂だ。この本では様々な勝負事がなされ、どのように勝ち筋を手繰り寄せたかが論理的に展開される。読者はそれを推理しながら読み、同時に自分ならばどのような手を打つかを考える。二重の視点で楽しめる推理小説だ。
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謎解きが注目ポイントなのだろうけど、まずはキャラクターがとても良い。主人公はじめ、準主役も周りのサブキャラ達も、クセのある個性派俳優に演じてほしい役ばかりだ。図版がないと理解しきれない内容の謎解きは、私にはトゥーマッチに感じるが(特に後半)、その過剰さがありながら、爽やかな結末に...
謎解きが注目ポイントなのだろうけど、まずはキャラクターがとても良い。主人公はじめ、準主役も周りのサブキャラ達も、クセのある個性派俳優に演じてほしい役ばかりだ。図版がないと理解しきれない内容の謎解きは、私にはトゥーマッチに感じるが(特に後半)、その過剰さがありながら、爽やかな結末に落とし込んだストーリー手腕には感心させられた。
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天才×天才の頭脳戦。 じっくり時間をかけて読んでも理解するのに難しいゲームもあったけど、誰でも知ってる普通の遊びがこんなふうに変わるのか!と、作者さんの思考力に恐れ入りました。
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これほどまでに時間を忘れてしまう作品に出会えたのは久しぶりでした。真兎シリーズとして次回作が出てくることを楽しみにしています。 この作品に出会えたことと作者に心からの感謝を。
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読書備忘録831号。 ★★★★★。 やっと予約本が届きました。 脱帽!面白過ぎた! そもそも理詰めが大好物なんです。わたくし。 そしてこの作者初読みでしたけど、めっちゃ好きになりそう!いや好きになった。 この作品。ブクログのレビュアーの皆様が絶賛しているので内容を改めて語る...
読書備忘録831号。 ★★★★★。 やっと予約本が届きました。 脱帽!面白過ぎた! そもそも理詰めが大好物なんです。わたくし。 そしてこの作者初読みでしたけど、めっちゃ好きになりそう!いや好きになった。 この作品。ブクログのレビュアーの皆様が絶賛しているので内容を改めて語る必要はないですね。 なので、今回はこの作品の面白さについて考えてみた。 結論は、テッパンの少年漫画の構成が面白さのポイントと見たっ! 少年漫画には必須の物語の中心となる競技がある。この作品はバスケとかバレーとか呪術ではなく、ゲーム。 しかし単なるゲームではなく、特殊なルールを加味することで運とかツキの要素を極限まで排除し、ロジックで勝負することが必要。 そのロジックたるや・・・。藤井聡太が一体何十手先まで読んで将棋を指しているのか?という世界と一緒か!と思うくらいゾクゾクする! 戦いのフィールドが進むにつれ、そのロジカルシンキングのレベルが上がっていくことが少年漫画ですね! そしてもう一つの少年漫画のテッパンポイント。ライバルは幼いころ仲良かった親友。進学と共に別れ、再び戦いで相まみえる!これも少年漫画にありがちなプロット! このプロットにもう一つのあるあるは、前半では明かされない伏線。これもしっかり最後に回収されていました。 最終決戦! いやはや最近レビューで必ず書いているような気がしますが、サブイボ! キャラがイイね。 主人公、都立頬白高校1年、射守矢真兎。だふっとカーディガンを羽織り袖口から手は出ていない、スカートは短め。多分若干内股で歩くんだと思う。そこらにうじゃうじゃ生息する女子高生の外見。 それがとんでもない戦略、戦術脳を併せ持つロジカルモンスター。カッコよすぎぃ! そしてライバルは最終決戦でまみえる私立星越高校1年、雨季田絵空。中学時代真兎と同級生。ある意味自己中で冷酷なロジカルモンスター。 もちろん双方の生徒会の面々はキャラ立ちしてて良すぎる。私の最大のお気に入りは、都立頬白高校1年。塗辺。 ゲームクリエイターと言って良い。その特殊ルールの設定たるや!サブイボ。 設定した特殊ルールを真兎と絵空は勝つために120%使い切る! ルールを逸脱しない八百長。いかさまを引き出す! ある意味、彼女たちがどのように特殊ルールを使うか分かって設定しているのか?と思うくらい。 もちろん関西弁の星越高校生徒会役員、新妻晴夫は忘れられないキャラ! みなさまが仰っているように、続編が読みたい! そして、6月の神戸帰宅前に呉さんのQに入る・・・。腱鞘炎になりそうな重さ・・・。 頑張る!
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第37回山本周五郎賞 第77回日本推理作家協会賞 だって。止め時を誤って、最後まで読んでしまった。無駄な時間を返せ!残念な読書になりました。
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