地雷グリコ の商品レビュー
誰でも知っている子どもの遊びをこんなにスリリングな知的ゲームに変えてしまえる発想がすごい。そして勝ち方がどれも痛快。キャラも立っていた。ロジックの鮮やかさだけでなく、ストーリー的にも学園ミステリーとしてちゃんと成立していたが、正直、最後のポーカー対決は読んでいてちょっと疲れた。本...
誰でも知っている子どもの遊びをこんなにスリリングな知的ゲームに変えてしまえる発想がすごい。そして勝ち方がどれも痛快。キャラも立っていた。ロジックの鮮やかさだけでなく、ストーリー的にも学園ミステリーとしてちゃんと成立していたが、正直、最後のポーカー対決は読んでいてちょっと疲れた。本格ミステリ大賞など3冠は納得。
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面白い! 高校生の頭脳戦。誰もが子供の時に遊んだ「グリコ」や「だるまさんが転んだ」等がこんな難解なゲームになるんだ。登場人物のキャラクターも個性があって大好き。 ワクワクしながら読み進めたところで、直木賞の候補作として発表。タイムリーだ。 でも、自分の頭脳がこのゲームについていけ...
面白い! 高校生の頭脳戦。誰もが子供の時に遊んだ「グリコ」や「だるまさんが転んだ」等がこんな難解なゲームになるんだ。登場人物のキャラクターも個性があって大好き。 ワクワクしながら読み進めたところで、直木賞の候補作として発表。タイムリーだ。 でも、自分の頭脳がこのゲームについていけないとが残念。このゲームを考えた作者に感服する。
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直木賞候補作。どストレートに面白くて一気に読んでしまった。がっつり頭脳戦で、ちょっぴり青春で、良かったです。なんか美少年探偵団思い出した。なんでかな。
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完璧なゲーム前の準備と気持ちの良い爽快な勝ちっぷりがお見事です。ただ、自分の頭が、段々と複雑になる(じゃないのかもしれない)ルールについていけず、口惜しいです!もっとたのしみたかったなぁ
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R6夏 第171回直木賞候補作 地雷グリコ 坊主衰弱 自由律ジャンケン だるまさんがかぞえた フォールームポーカー 女子高校生の射守谷まとが挑む5つの勝負 ジャンルとしてはミステリー よくあるゲームを少し複雑にして論理と推理をぶつけ合うゲーム勝負の本 読みやすくてワクワクする エンタメとして、とても良い 6人の大学生の話っぽい本 こーいうの、そもそも直木賞のエントリーに入るんだって感じ。
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面白かった。 こういう内容だろうなぁ、と思った通りの内容で、期待通り、いやそれ以上に楽しませてもらった。 出てくるオリジナルゲームは「地雷グリコ」「坊主衰弱」「自由律ジャンケン」「だるまさんがかぞえた」「フォールーム・ポーカー」の五つ。名前を聞いただけでワクワクする。個人的には「自由律ジャンケン」が一番面白かった(他のも十分面白かったが)。このゲームのMVPは椚先輩。よくぞ射守矢真兎の企みを看破し、右手銃を〈空手〉扱いにした。さすが。 射守矢が放つ荒業、「左右二丁銃」と「公園の外を周ってアプローチ」は、そんなのありかよ、と正直思わなくもなく、負けた佐分利と巣藤には同情したくなるが、ルールの範囲内で盲点を突いている射守矢が一枚も二枚も上、ということだろう。後になって思えば、「地雷グリコ」の「連鎖爆破」なんて至極真っ当な戦略に思えてくる。 よく分からないことが一点。中学三年の二学期の期末試験で絵空がやったこと。成績上位者に偽の問題を流す、そんなことで、ライバルたちの点数が有意に下がるだろうか?ライバルたちは「成績上位者」なんだから、もともとそこそこ勉強のできる人達で、テストで「ヤマ」が外れても、それなりの点を取るんじゃないの?と思うけど。 直木賞の候補にこの本が選ばれたと昨日知った。すでに、大所の賞を三つ取っているが、直木賞受賞は無いだろう。頭脳キレッキレの萌え袖女子高生が、ジャンケンとかだるまさんが…とかで敵に次々勝つ、ってお話で直木賞は無いでしょ(笑)。すごく面白かったけど。
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24/6/12〜6/13 とても面白かった 『カイジ』のように、オリジナルゲームのルールの隅をつく感じだけど、命のやりとりがないので安心 ルールの隅としては、カイジ以上かも ストーリーは毎回、一言で言えば「ハラハラさせられてからスカッとする」なんだけど、ちゃんとハラハラさせられるので、どうせ勝つんでしょとは思えない感じがよかった ゲームとして面白いと思ったのは、「地雷グリコ」 3の倍数に地雷の-10がうまく作用するんやろ、とは思ってたけど、連鎖とはね 誰でも知っているゲームに、少しハウスルールを足すと全然違った趣に、というの大好物です 普段のアナログゲームでもハウスルールを足してゲームバランスを調整するのが好きなので、膝を打つ感じ あと、視点が変わる時のマークがかわいい 絵空がサイコパス系の怖い子かと思いきや、ちゃんと青春ぽく着地してよかったな ぜひ続いてほしい
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ゲームがテーマの連作短編。面白かった!!!! ゲーム本であり青春でありキャラ小説であり、ミステリ感もあってそれぞれの話で出てくるゲーム自体も楽しい。装丁もいいし本文中の図もいい。『午後のチャイムが鳴るまでは』に近いけどこっちのほうがゲームに振り切ってる。射守矢の下着透け描写とか女子高生に身体売らせることを本人に肯定させる描写が何度も繰り返されるのが雑音に感じて気持ち悪かったけど、そのマイナスを差し引いても面白かった。直木賞はどうかな…… ・地雷グリコ キャラ紹介の一話目として完璧。キャラが強すぎる、名前のインパクトありすぎ……と思ってたのに気づいたら引き込まれてた。10下がれば3の倍数じゃなくなって有利なところは読めてたのにそれをあっさり超えられたあたりからぐんぐん面白くなった。 ・坊主衰弱 悪がはっきりしてる分、こてんぱんにできる。かるたカフェは流行らなさそう。 ・自由律ジャンケン 一番好き。ゲーム設定は単純なのに癖と罠が絡んでて推理しながら読めた。スネイルかわいい
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面白い!! ゲームの進行を読んでるだけなのに、ハラハラ、ドキドキ。漫画や映画になりやすそう! 高校生に読んでほしい!
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高校生がいきなり頭脳バトル? 飛んでる世界観、只者じゃないオーラ全開の主人公とライバルたち。のっけからボルテージ高くて胸躍る。 「マンガでやればよくない?」という穿ったレビューを文才で黙らせてる感じ。やりとりや描写の隅々にユーモアが光ってて、小説だからこその楽しさにくすぐられた。...
高校生がいきなり頭脳バトル? 飛んでる世界観、只者じゃないオーラ全開の主人公とライバルたち。のっけからボルテージ高くて胸躍る。 「マンガでやればよくない?」という穿ったレビューを文才で黙らせてる感じ。やりとりや描写の隅々にユーモアが光ってて、小説だからこその楽しさにくすぐられた。 真兎が放つ奇策は「そんなのあり?」と現実ならモメそう......神がかり、ときどきトンチ。でもエンタメだし、これくらい無理があったほうが面白いので個人的に賛。
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