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地雷グリコ の商品レビュー

4.2

534件のお客様レビュー

  1. 5つ

    225

  2. 4つ

    200

  3. 3つ

    68

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

    6

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2023/12/06

いやー面白かった。おもしろかったー。 誰もが今までにやったことあるような遊びを、よくぞ誰もやったことがないゲームにしてくれたなとワクワクする。そしてどれも面白い。瞬時に理解してどう進めたらいいかなんてもちろん浮かばないけれど、ゲームの状況や対戦の状況を読み進めるほどに驚きが待っ...

いやー面白かった。おもしろかったー。 誰もが今までにやったことあるような遊びを、よくぞ誰もやったことがないゲームにしてくれたなとワクワクする。そしてどれも面白い。瞬時に理解してどう進めたらいいかなんてもちろん浮かばないけれど、ゲームの状況や対戦の状況を読み進めるほどに驚きが待っている。主人公の射守矢真兎(いもりや まと)の戦略には両手を挙げて降参するしかない。頭脳戦や心理戦が好きな方は、前情報なしで読むのが一番楽しめると思います。 帯には「5つの勝負」が書かれているのでゲーム名だけ挙げてみる。元の遊びは想像できても、軽く想像を超えていく勝負内容が待ってます。 「地雷グリコ」 「坊主衰弱」 「自由律ジャンケン」 「だるまさんがかぞえた」 「フォールーム・ポーカー」 どれかひとつでも気になるゲーム名があったら一読してみるとハマり込むこと請け合い。全て読み終えてからカバーイラスト見ると良いイラストだなとも思う。《収穫祭》期待していいですよね?しかし塗辺は超優秀だな。

Posted byブクログ

2023/12/05

ガチで勝ちに来てる。究極の頭脳戦。 高校一年生の射守矢真兎(いもりやまと)が頭脳戦で相手を制す! 6章で構成されていて、毎度行うゲームが違います。 倒した相手が次々と仲間になっていってポケモンみたい(したことないけど)。 登場人物の構成などもすごく良かったです。 アニメや漫画...

ガチで勝ちに来てる。究極の頭脳戦。 高校一年生の射守矢真兎(いもりやまと)が頭脳戦で相手を制す! 6章で構成されていて、毎度行うゲームが違います。 倒した相手が次々と仲間になっていってポケモンみたい(したことないけど)。 登場人物の構成などもすごく良かったです。 アニメや漫画の実写版を観た気分。(全然観たことないけど) 高校生がギャンブルをするお話なので「賭ケグルイ」という映画に似ている様な。 実写版とかアニメならいいんだけど、 その類のものを小説で文字に起こすと大袈裟すぎる表現が多くてかなり苦手なんです。 登場人物の名前も複雑すぎてきつい。 しかも頭脳戦なのでめちゃくちゃ難しくて何言っとるか分からん。 深読みしちゃうタイプなのでストレス大きめでしたが、ストーリーの構成自体はとても上手だから読み進めてしまった(°_°) この系統は本当に苦手ですが、 飽きずに読めたしギャンブルをするにしても高校生らしさもあって何もかもキレイにまとまってる感じ。 これは実写版を観てみたいです◎ というか、実写のほうが絶対に分かりやすいと思われる。 地雷グリコ、坊主衰弱、自由律ジャンケン、だるまさんがかぞえた、フォールーム・ポーカー ゲーム名を聞いただけでは何がなんだかでしょ。。 ほんっとに頭が疲れた。単純な小説を読みにいってきます( ´Д`)y━・~~

Posted byブクログ

2024/07/17

射守矢強すぎる... 必勝法を模索すると言うより、ルールの穴探しが本質にあるような作品だった.賭けに緊迫を感じないので、ゆるふわな感じで読めていい気持ちになれる. 追: ギャンブル系の小説,映画でよくあるプロバビリティ性(つまり、ここで相手がそう言う選択を取っていたら死んでしま...

射守矢強すぎる... 必勝法を模索すると言うより、ルールの穴探しが本質にあるような作品だった.賭けに緊迫を感じないので、ゆるふわな感じで読めていい気持ちになれる. 追: ギャンブル系の小説,映画でよくあるプロバビリティ性(つまり、ここで相手がそう言う選択を取っていたら死んでしまっていたのでは?という..)がかなり嫌いで、本作ではそれが極力削られていて良かったと思い直す. すべて高い確率で起こり得るゆえに単純性は増してしまう. 追: しかし、直木賞などに選ばれるにはあまりにありきたりすぎるとは思った. 本作がありきたりなのは本当にそうで..(同様の作品が世に溢れすぎている。)

Posted byブクログ

2023/12/01

オリジナルゲーム内で繰り広げられる心理戦に興奮とワクワクしっぱなしで、めちゃくちゃ面白かったです! 本作は、主人公である高校生の射守矢真兎がオリジナルゲームに参加する場面から始まります。主人公が通う高校では、学園祭の出店の出展場所を賭けてオリジナルゲームによるトーナメントが開催...

オリジナルゲーム内で繰り広げられる心理戦に興奮とワクワクしっぱなしで、めちゃくちゃ面白かったです! 本作は、主人公である高校生の射守矢真兎がオリジナルゲームに参加する場面から始まります。主人公が通う高校では、学園祭の出店の出展場所を賭けてオリジナルゲームによるトーナメントが開催されており、ひょんなことから主人公も参加することになります。そして、対戦相手は毎年トーナメント優勝の実績を持つ生徒会の椚先輩。そして、その先輩と対決するゲームに選ばれたのが「地雷グリコ」。果たして、主人公はこのゲームで勝利出来るのか…というお話。 本作を手に取ったキッカケとしては阿津川辰海さんが本作のプルーフを絶賛していたことにあります。阿津川さんのコメントには、『「カイジ」や「ライアーゲーム」、「嘘喰い」で育った世代には夢のような本』とあり、まさしく自分もその世代だったので、もう読まない訳にはいかないと思い、本作を購入。読後としては、本当にその通りだなと思います。 本作では、5つのオリジナルゲームが登場しますが、もうルール説明の段階で、抜け道や対戦内容を考察するだけでも楽しくて、でもそれを上回る勝負により驚かされるので、すごく読んでて楽しい作品でした。 あとキャラクター構成もすごく良かったんですよね。ほんわか女子の主人公。主人公を支える友達。そして、その主人公たちと戦うライバルたち。どの登場人物も個性的で好きになる要素満載でした。個人的には、塗辺くんが謎に優秀過ぎて何者?ってなりました。

Posted byブクログ