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地雷グリコ の商品レビュー

4.2

534件のお客様レビュー

  1. 5つ

    225

  2. 4つ

    200

  3. 3つ

    68

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

    6

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2024/06/12

誰でも子どもの頃一度はやったことのあるようなゲームで超真剣なバトルをする。 …なんかそんな漫画なかったっけ? まぁいいや。 高校生なのに、あの洞察力とゲームに勝つための思考力がすごい。 続編があるなら読みたいな。

Posted byブクログ

2024/06/11
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※このレビューにはネタバレを含みます

ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説! 射守矢真兎(いもりや・まと)。女子高生。勝負事に、やたらと強い。 平穏を望む彼女が日常の中で巻き込まれる、風変わりなゲームの数々。罠の位置を読み合いながら階段を上ったり(「地雷グリコ」)、百人一首の絵札を用いた神経衰弱に挑んだり(「坊主衰弱」)。次々と強者を打ち破る真兎の、勝負の先に待ち受けるものとは――ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説、全5篇。 とにかく、ドキドキしたし、きっと真兎ちゃんが勝つって思っているけど、どうしても「ねぇ、大丈夫?今度こそ、ここで負けてしまうの?」って何度も思って、何度も真兎ちゃんの強さを目の当たりした5編だった。正直、読んでいる私は、いつも真兎ちゃんのゲームの成り行きを見守る鉱田ちゃんとシンクロしていた気がする。私は鉱田ちゃんで、鉱田ちゃんは私だった。 この話に出てくるゲームは、昔よくやったグリコだったり、だるまさんがころんだだったり、馴染みのあるものばかりだったけど、そこにさまざまな条件が加わると心理戦というか怖いことになるのだなと思った。 そして、真兎ちゃんの相手の戦略を見抜く能力がすごい。真兎ちゃんが私を見たら、どんな戦略で生きていると思われるのだろうか。なんとなく、真兎ちゃんが見抜いてきた人びとが生き残るための戦略って無意識にやってるんじゃないかなと思ったり。 真兎ちゃんと鉱田ちゃんが通う高校の特殊なゲーム。学園祭で屋上使用権を巡る戦い。これはなんのためにこんなゲームになったんだろうとか思ったけど、恐ろしい生徒会長が出てきた時点で、なるほどという納得させられた。しかし、生徒会長さんめっちゃ怖い。きっと、高校を卒業してもあんなかんじでのし上がっていくんだろうな。というか、あんなかんじで権力を奪っていってほしい。 ゲームのルールとかは、ところどころ難しくて分からないところもあったけど、全体的にはハラハラドキドキして面白かった。真兎ちゃんの強さは本当にすごい。また強敵と戦ってほしい。最後の絵空ちゃんとの戦いは、本当にもうダメだと思ってしまったから、そういう強い人との戦いも見たいが、かるたカフェの店長みたいな大人相手にギャフンと言わせるような戦いも見たいな。 2024.6.11. 読了

Posted byブクログ

2024/06/11

おもしろかったーーー!小並感だけど、ゲームのルールと攻略法考えられるのすごい!ミステリとはまた違った回路の頭の回転な気がします。 ただ、やはりタイトルにもなっている「地雷グリコ」が一番鮮やかでよくできているので、ラストにコレ級のゲームが来ていたら完璧だったなぁと思いました。

Posted byブクログ

2024/06/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

地雷グリコ…なんじゃそりゃと思ってたけど、そのまんま地雷グリコだった。異才の高校生、射守矢真兎。傍らで見守る鉱田ちゃん。どうしても同じ異才の高校生、成瀬あかりと親友の島崎みゆきを思い浮かべてしまうのだけど、こちらはゲームに特化して緊迫感がある。細かいトリックの解説は完全に理解しきれないところはあったけど、異才ぶりをたっぷり楽しんだ。

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2024/06/09

グリコのじゃんけんがこんなに深いとは思わなかった。純粋にすげぇぇぇ!という感動の連続で読み切った。 グリコは単純に面白く、百人一首はもうこれは真兎ちゃんの超能力やん?となり、ポーカーは肉弾戦だった。カードゲームというより、何なんだあれは(笑)。 総合的に、手の内の読みようもないや...

グリコのじゃんけんがこんなに深いとは思わなかった。純粋にすげぇぇぇ!という感動の連続で読み切った。 グリコは単純に面白く、百人一首はもうこれは真兎ちゃんの超能力やん?となり、ポーカーは肉弾戦だった。カードゲームというより、何なんだあれは(笑)。 総合的に、手の内の読みようもないやんけって思いました。 でもエンタメで良き 最後は女子高生の友情に落ち着いてホッコリした。楽しい読書だった。

Posted byブクログ

2024/06/09

頭脳バトル5編の作品。 髪を染めてスカートも短くチャラチャラしてる射守矢真兎。この娘すごい…ッッ! 1作目表題の地雷グリコゲームから真兎の虜になりました。 一見イカサマじゃない!?って思うけどルール外のことは禁止されてないし、よくそんな事思いつくなって圧倒されました。 ゲーム内容...

頭脳バトル5編の作品。 髪を染めてスカートも短くチャラチャラしてる射守矢真兎。この娘すごい…ッッ! 1作目表題の地雷グリコゲームから真兎の虜になりました。 一見イカサマじゃない!?って思うけどルール外のことは禁止されてないし、よくそんな事思いつくなって圧倒されました。 ゲーム内容も素人にも分かりやすく作品に入り込めました。

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2024/06/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

<目次> 略 <内容> 高校を舞台に、ちょっと斜に構えた女の子、射守矢真兎(いもりやまと)と狂言回しの鉱田さん、あとは塗辺、椚、佐分利の生徒会連。私立星越高校(ちなみに彼女たちは県立頬白高校)の新妻たち。星越生で、中学時代の同級生の雨季田絵空。殺人も凶器も出てこない。出てくるのは、グリコの変形=地雷グリコ。坊主めくりの変形=坊主衰弱。ジャンケンの変形=自由律ジャンケン。だるまさんが転んだの変形=だるまさんがかぞえた。最後の絵空のと対決が、ポーカーの変形=フォールーム・ポーカー。こういう頭脳系好きです。

Posted byブクログ

2024/06/06

この作者の「体育館の殺人」のシリーズが好きで、読んでみました。面白かった〜「自由律ジャンケン」とか最高でした

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2024/06/07

面白かった! グリコやジャンケン等で、こんなに手に汗握る頭脳戦が繰り広げられるなんて 予想つかなかった。 出てくる高校生たち、頭が良すぎ。実際にこんな子達が居たら、日本の未来は明るい?逆に恐いかな。 総じて爽やかな青春小説、という趣もある。

Posted byブクログ

2024/06/05

ページを行きつ戻りつ読みました。 この作品を味わうには注意深くゆっくり読んでください。 作品は5編の連作。 読者も一度はやったことがあるであろう合計5種類の単純なゲームをベースに様々なルールを追加して、その勝負の駆け引きを見事に描いています。 勝負ごとは「メンタル」が大事、眼前の...

ページを行きつ戻りつ読みました。 この作品を味わうには注意深くゆっくり読んでください。 作品は5編の連作。 読者も一度はやったことがあるであろう合計5種類の単純なゲームをベースに様々なルールを追加して、その勝負の駆け引きを見事に描いています。 勝負ごとは「メンタル」が大事、眼前の利益に一喜一憂せず最後のゴールを見据えて、ルールに則り相手の裏をかきつつ最後に「勝ち」を掴み獲る。こういう視点て日常生活の中でもたくさんありますよね。例えば通勤電車の場所取りとか、相手の位置取り、年齢、服装などから相手がどう動くかを予想して...「いざ!」みたいな、電車の席取りが勝負ごとかは分かりませんが。笑 とにかく勝負ごとにそんなに強くない私には勉強になりました。飛躍するなら本質的に生き物である限りの「生き残り戦略論」にまで拡げて読める作品。巻末、主人公の普通の子として描かれる親友が実は一番の戦略家かもしれないですね。うーん、良かった!

Posted byブクログ