黒い糸 の商品レビュー
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私にとって今1番の染井為人 やっぱり奥深くて面白い ある小学校のクラスで立て続けるに起こるじ事件。勝ち気な女子児童の行方不明からはじまり、賢く聡明な大人びた女子児童も襲われて意識不明に。そして保護者や担任までも事件にあう。 同じクラスのやや切れやすい地味男子とその母親と好意を寄せる職場の後輩男子とその家族。 問題のクラスに急に担任を任された男性教諭と犯罪性の遺伝を研究してるその兄。 たくさんの伏線になかなかきづけないのに、最後は見事に結びつくのがすごい。 ラスト、幸せになるべき人が幸せになっているのも気もちがいい。
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楽しめました。 染井さんの作品、読んだことあると思い込んでいましたが本作が初めてでした。文体の質が高く、かつ読みやすいのがまず良いですね。 割と前半で犯人は分かってしまったけれど、終盤でなるほどそういう繋がりだったのねと驚かされた面もありました。 ただしこの繋がりは賛否が分かれ...
楽しめました。 染井さんの作品、読んだことあると思い込んでいましたが本作が初めてでした。文体の質が高く、かつ読みやすいのがまず良いですね。 割と前半で犯人は分かってしまったけれど、終盤でなるほどそういう繋がりだったのねと驚かされた面もありました。 ただしこの繋がりは賛否が分かれるかもしれませんが。 ミステリーの犯人予想が当たって嬉しいのはある程度のレベル以上だという証だと思います。簡単すぎたらつまらない。 もちろん騙された!というのも大好きなのですが、今の気分は当てたかった。だから楽しめました。 また読んでみたい作家さんです。
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これでもか これでもかと息付く暇もないほどに 人の悪意に襲われます。 誰もかれもが怪しく思えて 誰を信じたらいいのかわからなくなる! あからさまに怪しいヤツもいるし、いい人だったらいい人ほど怪しいし笑 登場人物みんな腹黒いから、途中まで主人公の2人すら疑ってしまっていた笑 ✎┈...
これでもか これでもかと息付く暇もないほどに 人の悪意に襲われます。 誰もかれもが怪しく思えて 誰を信じたらいいのかわからなくなる! あからさまに怪しいヤツもいるし、いい人だったらいい人ほど怪しいし笑 登場人物みんな腹黒いから、途中まで主人公の2人すら疑ってしまっていた笑 ✎┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 結婚相談所でアドバイザーとして働くシングルマザーの亜紀。 無茶なクレームをつけてくる女性客とトラブルを起こし、その日から自宅に無言電話や悪質な嫌がらせが相次ぐ。 亜紀の一人息子 小太郎が通う小学校では、息子のクラスメイトが下校途中に行方不明になる事件が起こっていた。事件がきっかけで休暇をとっている担任教師にかわり、6年2組の担任となった長谷川祐介は、生徒の莉世から「誘拐事件の犯人は、転校生の母親だ」と告げられる。その後、莉世も何者かに襲われ意識不明となる。 度を越した嫌がらせで亜紀を精神的に追いつめていく犯人は本当にあの客なのか。 また6年2組の関係者だけが次々と襲われる事件の犯人は すべて同一人物の仕業なのか。 何重にもからまった黒い糸が ほどけて1本の糸になった時、衝撃の事実が─。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 最後の最後まで犯人わからず一気読み。 わかるわけないって! まさかの!だもん! 『世の中には常人ではない者がいることを身を以って知った。本当の恐怖を思い知った。』 ホラーサスペンスということですが、まさに人の心こそホラー。 怖かったけど、ラストはなんだかいい感じに終わってちょっとニヤニヤしてしまった笑 祐介の兄が変な人すぎて ヤバい人かな?と思ったけどただのめちゃくちゃいい人だった笑
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すごく面白くて とにかく先が気になり一気読み。 誰もが怪しいんだが、 やっぱりそうだったか!と納得。 そして最後はこうなったかと苦笑した。 バタバタな感じで少し軽い感じで終わるけど、それまではとても楽しめたので満足です。
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面白くて一気に読めた。結婚相談所の現実も冒頭に書いてありなるほどと思った。いろいろな人物が登場して頭の整理をしながら読んだ。最後はまさかの展開でハラハラしながらも楽しく読めた。日向はどこに行ったのか?何とか生き残った主人公の家族も安心は出来ない。
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どんな場面で出逢えば、短くても信頼する? どんな風に手を差し伸べてもらえば、恋に落ちる? 世の中には何を言ってもわからない、おかしな人っている それが犯罪を犯す人なら、もうその存在すら絶やしてしまわないと解決しないのかもしれない… そんな危機感を覚えた
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反社会性パーソナリティーは遺伝する。そんな一族を描いた話。 単発の事件が繋がる時、恐怖を覚える。 怖かった…ちょいちょい本当の事件をベースにしてるから、より怖かった…
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「違和感」って大事だよね.新居を選ぶとき,知らない道を往くとき,「違和感」の先にトラブルが待っていることが多い. 人への「違和感」,人との付き合いの中で感じる「違和感」も. 散りばめられた違和感が変わる時,気がついていても「うおっ」と思う.なかなかいい.
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結婚相談所に勤めるシングルマザー亜紀の職場での不快な出来事と息子のクラスで起こった女子の行方不明事件から始まった数々の事件が最後に一つの家族に収斂していく。教師の裕介の誠実な頑張りとそのやや独善的な兄の理論によって解決するのかと思いきや、最後までもつれ込み危ういところだった。エピローグでホッとしたが、殺人狂の遺伝がまだ続いているのが不穏である。
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意外な結末であった 身近で起きる奇怪な事件の犯人が身近な人だったなんて (ネタバレ?) 染井為人の本はホント面白いし感動もする
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