黒い糸

染井為人(著者)

• 販売会社／発売会社: KADOKAWA
• 発売年月日: 2023/08/30
• JAN: 9784041140451

商品レビュー

2024/12/23

最後まで誰が犯人なのか、読めず面白かった。

染井さんの作品はいつも最後が破茶滅茶というか、カオスな感じ　笑

2024/11/29

読みやすく一気に読んでしまった。
点と点がつながったラスト30ページくらいから次々の真実が明るみになる瞬間、やはりこれがサスペンスの醍醐味だなと実感。
読みやすい内容でそんなに長くないので、初めて染井為人さんの本を読む人にはよいかもと思いました。

2024/11/17

うーん、ちょっと納得いかない結末。
少しずつじわじわ展開していくストーリーは面白かったけど、最後の事件はあまりにも破茶滅茶すぎる。
時折挟み込まれる長谷川兄の演説がなければ、余計に意味不明なオチだっただろう。

前半は佐藤母やクレーマー藤子が真犯人ってことはないんだろうなと予想しつつ、じゃあ実は後輩がサイコとか？いやいや莉世が黒幕だったり…？と疑惑の目で読んでいったが、まさかそんな、といった感じ。
ただ、出会いの懇談でのやり取りとか、謙臣の不自然な優しさとか、寺で人違いされた件とか…色々と伏線はあり、なるほどそうだったのかと思わされはした。

一つだけ、小学校卒業間近の息子と風呂に入ったりキスしようとしたり、やたら息子にベタベタなシングルマザーが気持ち悪くて…そこだけどうにも受け入れがたかった。
序盤からその設定だったから絶対この人訳ありでしょと思ったし、そこに引っかかっていたから、まさか最後までその人物が善で終わるとは思わなかった。
まあこれは個人的な意見だけど、小6で異性と風呂ってありなの？という違和感。

あと、エピローグは蛇足だった。
無理矢理良い話っぽく終わらせようとしている感じがして、一気に現実味がなくなって冷めた。
それがなければ⭐︎4つけたいぐらい、ストーリー展開自体は引き込まれるものがあった。