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黒い糸 の商品レビュー

3.8

78件のお客様レビュー

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    14

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  3. 3つ

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2023/09/30

嗚呼、恐ろしい。 主人公は、結婚相談所でアドバイザーとして働く平山亜紀。 息子の小太郎が通う旭ヶ丘小学校と、亜紀の周辺で次々と起きる不可解な事件。 誘拐、無言電話、数々の嫌がらせ。 犯人は誰?その目的は? 誰も彼もが怪しい中、ミスリードされないように注意を払いながら読み進めた...

嗚呼、恐ろしい。 主人公は、結婚相談所でアドバイザーとして働く平山亜紀。 息子の小太郎が通う旭ヶ丘小学校と、亜紀の周辺で次々と起きる不可解な事件。 誘拐、無言電話、数々の嫌がらせ。 犯人は誰?その目的は? 誰も彼もが怪しい中、ミスリードされないように注意を払いながら読み進めた。 ミステリーとして、さほど目新しさを感じず、一体どこがホラーなのだろうと油断していた矢先、残り30頁となった所で本当の恐怖が訪れる。 想像を遥か超えた先にある真実に驚愕。 全ては計算尽く。 奴らの黒い糸でロックオンされた亜紀の行く末を見届けて欲しい。

Posted byブクログ

2023/09/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

登場人物皆怪しい…。 違和感がはっきりと姿を現した時の衝撃たるや。後半は一気読みでした。 さて…。 日向はどうなったのでしょうかね…?

Posted byブクログ

2023/09/27

一気読み。 小学校の特定のクラスにばかり、事件が起こる。 この不可解な現象を解き明かしていくのが本作品。いやーまいった。眠気が吹っ飛ぶほど夜中まで読み続けてしまう文章力、筋書きの面白さ。映画化しても、迫力が増すと思える場面設定の巧みさ。恐れ入りました。

Posted byブクログ

2023/09/23

結婚相談所に勤める亜紀。ある日、クレイマーな客とトラブルになり、それ以来、無言電話や嫌がらせが起きる。同時に息子、小太郎のクラスでは犯人のわからない行方不明や事件が相次ぐ。前作「滅茶苦茶」同様に、まじわらない、事件がまじわらないまま続き、読み進めてしまう。まじわらないし、犯人が尻...

結婚相談所に勤める亜紀。ある日、クレイマーな客とトラブルになり、それ以来、無言電話や嫌がらせが起きる。同時に息子、小太郎のクラスでは犯人のわからない行方不明や事件が相次ぐ。前作「滅茶苦茶」同様に、まじわらない、事件がまじわらないまま続き、読み進めてしまう。まじわらないし、犯人が尻尾を出さないので若干中だるみ感もありましtが、この作者がすごいのは、しっかり収束させること。腑に落ちるエンディングで満足感高いです!

Posted byブクログ

2023/09/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

染井さんの話、好き! すごい!びっくり!面白かった! 学校のあるクラスの女子児童が行方不明になった。 同じクラスのもう1人の女子児童が、何者かに暴行され意識不明。 そしてやはり同じクラスの男子児童の家に設置されたカメラに映る怪しい女。 怪しい人がたくさんいて、もう誰が犯人なのか? 全くわからない。 先生も、保護者も困惑。学校も、ものすごく大変だと思う。 地域住人も、不安だと思う。 行方不明の女の子の母親はモンスターペアレンツ。 意識不明の女の子の親も、宗教家で少し話がズレている。 クラスで仲良しだった日向ちゃんの母親も若すぎて怪しい。 それぞれの親から板挟みになり、担任の長谷川先生が明らかに憔悴している。 先生のせいではないのに 思いがけない災難が続いている。不運な悲劇。 長谷川先生のお兄さんがとてもグッジョブ。 しかしここから話は急展開! めっちゃ驚いた! えー!って声が出てしまうくらい。 すごい意外な人が犯人だった! そしてラストはハッピーエンドで本当に良かった。 学校図書館◯

Posted byブクログ

2023/09/19

後半のスピード感が良かったです。 ミステリ的な怖さはもちろんのこと、人間の怖さみたいなものが描かれていて面白かった。 最終的にどうなるのかとハラハラでした。

Posted byブクログ

2023/09/13

Amazonの紹介より 横溝賞出身、『悪い夏』の著者による初のホラーサスペンス 千葉県松戸市の結婚相談所でアドバイザーとして働くシングルマザーの平山亜紀は、仕事で顧客とトラブルを起こして以降、無言電話などの嫌がらせに苦しめられている。 亜紀の息子・小太郎が通う旭ヶ丘小学校の6年2...

Amazonの紹介より 横溝賞出身、『悪い夏』の著者による初のホラーサスペンス 千葉県松戸市の結婚相談所でアドバイザーとして働くシングルマザーの平山亜紀は、仕事で顧客とトラブルを起こして以降、無言電話などの嫌がらせに苦しめられている。 亜紀の息子・小太郎が通う旭ヶ丘小学校の6年2組でも、クラスメイトの女児が失踪するという事件が起きていた。 事件後に休職してしまった担任に替わり、小太郎のクラスの担任を引き継いだ長谷川祐介は、クラス委員長の倉持莉世から、クラスの転入生の母親が犯人だという推理を聞かされて戸惑うが、今度はその莉世が何者かに襲われ意識不明の重体となってしまう。 特定のクラスの周辺で立て続けにおきる事件の犯人は同一なのか、またその目的とは。 相次ぐ嫌がらせや学校で起きる様々な事件。それらを取り巻く加害者の狂気と被害者の恐怖が相まって、不気味さが際立った作品でした。 平山視点と長谷川視点で交互に展開していくのですが、それぞれの職業(結婚アドバイザーと先生)の苦労がまぁ大変だんだなと思いました。一筋縄ではいかない顧客(先生編では親御さん)の理不尽な要望、それに追われる日々。自分だったら投げ出したくなるくらいの質に、どの職業にも敬意を評したいと思いました。 後半までは、どっちかというと不可解な事件が続き、それを調べるといったサスペンス要素が強かったです。 途中、ストーカー気質な人に苛まれる描写もありますが、ホラーというよりは、実際にいるような「度を超えた人」として捉え、あまり本筋とは関係ないのかなとも思っていました。。 しかし、それ以降はホラー要素が強くなっていき、今までのことが集約されて、ゾワっとさせられました。怪しすぎると思っていた人も、実は…という場面もあって、衝撃すぎるという印象ではありませんが、驚きの展開で面白かったです。 ただ、失踪事件の真相がモヤモヤだったり、最後の少女の終わり方にも謎だったりとちょっと消化不良感はありました。 その分、ホラー要素で賄っているのかなと思いました。 特に少女の終わり方には、風が冷たく感じられました。 陰湿で粘着性がありすぎる加害者とそれに怯え切り抜こうとする被害者。そういった状況での雰囲気や恐怖感がとても引き出せれていて、読み応えがありました。

Posted byブクログ

2023/09/05

読み始めは何が起こるのかワクワクしながら読み進めていたが中盤ちょっと失速感があって最後も無理矢理感があり少し残念な気がしました。

Posted byブクログ