レーエンデ国物語 の商品レビュー
#レーエンデ国物語 #読了 王道ファンタジーと謳われるだけあり期待を裏切らない素敵な世界観だった。 これでまだ一部。あと四部こんな体験(それ以上?)が待っていると思うと読書好きには堪らない。 #多崎礼 #講談社 #読書記録 #読書感想文
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銀呪病の国レーエンデ。それに罹ると体中に銀色の鱗が出来て死んでしまうと言われている。そんな国へ父親と娘は馬を進めて入って来た。面白かった♪
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久々に物語にどっぷり浸りたくなったのと、帯の推薦文に惹かれて手に取った本。 展開が早く、会話のやりとりも軽快で読みやすい反面、重みに欠ける印象もややあり。 とくに前半はライトノベルのような初々しさと甘酸っぱさ満載。まぁこれはこれで…と思っていたら、後半怒涛の展開に。 (いや、むしろ前半はあれで良かった、あの愛しい思い出がないと、その後がやりきれない…) 「お互い想い合っているけど同志的な関係」というのは個人的には大好物でした。 物語の締め方も過去の英雄譚を読むようで、いろいろ想像できてよかった。 続編も楽しみにしています。
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500頁弱という厚さに慄くも、読み始めたらあっという間に読了。イジョルニ帝国の呪われた地レーエンデを舞台に繰り広げられる、壮大な物語。この世界に生きる人々の歩みを、宿命を見守るうちに、あなたもきっとこの幻想の地に魅せられる。
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どっしりと骨太で壮大な、大人のためのファンタジー小説。 あちこちで高く評価されている話題の作品ですが、私は正直約500ページを読み終えるのが結構大変で、「やっと読み終わった…疲れた…」という感じの読後感だったなぁ…。 ファンタジーは他ジャンルと比べて読むのにより想像力と集中力を...
どっしりと骨太で壮大な、大人のためのファンタジー小説。 あちこちで高く評価されている話題の作品ですが、私は正直約500ページを読み終えるのが結構大変で、「やっと読み終わった…疲れた…」という感じの読後感だったなぁ…。 ファンタジーは他ジャンルと比べて読むのにより想像力と集中力を要すると思うので、普段ファンタジーをほとんど読まない自分にとっては少し重たかったのかもしれません。 想像力を駆使して、自分が全く知らない不思議な世界を体験できる、本を閉じた後も、本当に異世界を冒険してきたようなキラキラとした余韻に浸れるのがファンタジー作品の素晴らしいところで、自分ももっとそれを楽しめるようになりたいなぁと思うのですが…。 それにしてもこの作品は1作目を読み終えた時点ではまだまだほんの序章で、これからレーエンデを巡るさらに壮大な歴史、物語が展開していきそう。 これにめげずに続編の方も機会があれば挑戦してみようと思います。
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生粋のファンタジーを読むのは久々で、初めは馴染めるか……?と思ったのも束の間、没頭して読みました……。 ユリアもトリスタンも良い子過ぎる感じはあるけど、取り巻く感情がリアルで、大人向ファンタジーという評判に納得。ラストにかけての絶望感と、ほんの少しだけ感じる希望の割合がえげつなく...
生粋のファンタジーを読むのは久々で、初めは馴染めるか……?と思ったのも束の間、没頭して読みました……。 ユリアもトリスタンも良い子過ぎる感じはあるけど、取り巻く感情がリアルで、大人向ファンタジーという評判に納得。ラストにかけての絶望感と、ほんの少しだけ感じる希望の割合がえげつなく心を抉ってくる。 好きです。
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大人の異世界ファンタジー。ユリアやトリスタン達が冒険していく話!なのかと思えば、この一冊で序章だという・・・。 序章なのに、この濃密さ。国同士の政治は複雑で、うまくいかない。ヘクトルとヴィクトルの関係や、ユリアをめぐる周りの政治の動き、読み始めは読み切れるか、内容をきちんと理解できるか不安だったけど、まったく心配なく読みやすかった。世界観も頭の中にするするはいってきた。 外地の影響を受けない、自治の国レーエンデ。自分たちの暮らしに誇りを持ち、外の物資や知恵を入れていないのにたくましく生きるさまがいいなと思った。 光る虫で明かりを作ったり、古代樹の中で暮らしたり、あいさつの左手をあげる仕草はハズレ物の印を見分けるためであったり、夏至祭の赤と白の花の意味、特有の銀呪病、全員がどこかで血が繋がっているので、別の集落に出かけて血を薄くして子孫を残したり。ファンタジーならではの独特の設定がたくさんあって、胸が躍った。 トリスタンとヘクトルの友人とも思えるくだけた関係性が信頼し合っている感じがして良かったな。ユリアがマルティンで暮らしているのが素直に羨ましかった。私もあんなのどかな暮らししてみたいな~。 ユリアとトリスタンの恋が結局思いを告げるだけで終わってしまったのが・・・。お互いを愛しているのに一緒にいれない、離れたくないのに離れるしかない、なんて苦しくて悲しい恋なんだと思った。 久しぶりに別の世界に行って冒険をしてきたような気分。とても満足させられる一冊でした。
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聖イジョルニ帝国の緩衝地帯レーエンデを舞台にした壮大な物語(の幕開け?) まさにファンタジー!といった世界の描写や、そこに生きる人々の在り方、渦巻く陰謀の魅せ方がとても魅力的でほぼ一気読み ユリアとトリスタンという2人の主人公が軸で進み、展開のひとつひとつは非常に王道 恋愛モノらしいすれ違いも楽しみました しかし終章を読む限りこのお話はここで終わりなんだろうか… まるで歴史小説然とした締め方だったが、個人的にはユリアのその後を続編として読みたい気持ちが抜けない 全5章との事だが、どう展開するのかも楽しみ
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久しぶりにファンタジ〜!没入感を楽しみましたが、あっという間に読み切ってしまいました。後半、ただただ、つらくて、うそでしょうそでしょと思いながら嫌な事起こらないで〜と願いながら涙ぐみながらよみました。急に変貌するリアルな人の感情は、怖かったですね。 3部まで出ているのは知っていま...
久しぶりにファンタジ〜!没入感を楽しみましたが、あっという間に読み切ってしまいました。後半、ただただ、つらくて、うそでしょうそでしょと思いながら嫌な事起こらないで〜と願いながら涙ぐみながらよみました。急に変貌するリアルな人の感情は、怖かったですね。 3部まで出ているのは知っていましたが、読み終わった後は、放心。抜け殻状態。でも、タイトル通り。 こういう風な結末もあるのかと、終わり方が大人でした。 多崎礼さんの煌夜祭が好きで、多崎さんの著書は2作目。タイトルやあらすじで、上橋菜穂子さん的なファンタジーをイメージしていたのですが、それとはまた違い、はじめての恋あり、政あり、冒険ありの、ひやひやするファンタジーでした。 レーエンデ国の歴史だと思えば、やりどころの無い気持ちをなんとから落ち着かせる事ができました。 公式サイトには、キャラクターや生物記録のイラストがあって、素敵でした。読了後も浸っています
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なかなか骨太なファンタジーです。ファンタジー好きにはたまりません。なんせ、結構絶望的です、第一巻にして。それが、良い。 物語はとある呪われた土地に向かう1組の親子のシーンから始まる。呪われた土地には呪われた死の病気がある。。。これはなんの比喩だろうか。。。と思いながら読み進める...
なかなか骨太なファンタジーです。ファンタジー好きにはたまりません。なんせ、結構絶望的です、第一巻にして。それが、良い。 物語はとある呪われた土地に向かう1組の親子のシーンから始まる。呪われた土地には呪われた死の病気がある。。。これはなんの比喩だろうか。。。と思いながら読み進める。 呪われた土地で弾きものにされた青年、トリスタン、と出会う親子。そこからこの物語はうごきだす。 しっかり丁寧に世界観が描かれているから最初は少し物語の進みがゆっくりだと感じたが、動き出してからは早かった。 トリスタン、好きだよー好きだけどもっとがっついてほしかったー。そしてこのシリーズはどうやら主人公が次々変わるようですね。なのでこの作品に出てきた人はみれないのか?どこかでクロスオーバーするのか?既刊の2冊目も楽しみです。 2023.10.22 174
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