レーエンデ国物語 の商品レビュー
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作り込まれた世界観にストーリー展開、飽きが来ないどころか読んでて「楽しかった」に尽きる。 例えば、”幸せで平和だったころの思い出”として描かれる場面にも、ひとつひとつちゃんと暮らしや感情が描かれていて素敵だった。なぁなぁにせず、確かに彼らが生きていたって実感が得られる鮮やかな描写は読んでて楽しかったし。 その一方で、ユリアやヘクトルがその後どうなったかがプロローグで流れるように語られたのも、むしろ後味よくすっきりと締めくくられた感じがまたよきだった。膨大な設定と物語の潮流を繰るだけでも大変になりそうなファンタジーものでこうなのは、著者さんの各場面の足し引きがうまいってことなのかな。 あとなにより、やっぱりね、登場人物が終始好感高いままだったのよかった~。 まず、ユリアが無知で向こう見ずなお嬢様じゃなかったのとか。恋に落ちても盲目にならず、恋に溺れてめそめそ泣くんじゃなくて。立ち向かうし、終始トリスタンとの「ヘクトルを二人で守る」という同志としての感情を忘れてなかったそういう強さがすごいよかった。だから私は最後にトリスタンが追ってを引き留めるために残ったあの別れのシーンがめちゃめちゃにすき。大好き。 トリスタンは、銀呪で死にかけていたとき、慰めに女性(ユリア)に手を出すことを選ばなかったのよかった。細かく言えば”出せなかった”が正しいけど、ちゃんと言葉にして断ってもいたしね。トリスタンとヘクトルのテンポの良いやり取りは海外ドラマみたいですごくすきだったけど、性に対する積極性までが海外もののようじゃなかったのが個人的によかった。まぁこれは完全に私の好みの話だけど。 ヘクトルはただの脳筋じゃなかったのが良いなって思った。ちゃんと外交でのやりとりで、相手に出し抜かれずに怪しんでたのとか。こういうのってよく読んでるこっちが「絶対こんなの怪しいじゃん!気づけ!うわ~気づかない!ほらやられた!!」ってもだもだすることが多いけど、それがあんまりなかったのもすっきり読み進められたひとつなのかも。 結末は、この登場人物たちのまま二巻に続くんだと思っていたから意外ではあった。でもここまで重厚に書き連ねてさらにもう一冊分、って引きづられるよりすっきりしてて、良い! 「え~ここまで読んで、また続きが出るの待つのやだな~」って読み始めは思ってたけど、最後の章で匂わされた主人公たちがまたこんな物語を繰り広げてくれるなら、二巻も読むしその先だって楽しみに待っちゃおうかな!って気持ちになる。楽しみ増えたな、って、そんな感じのお話だった。
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壮大な物語が始まろうとしているところ?のような感じ。これ一つで惹き込まれるような面白さは無いように感じた。続編も読んでどうなるか?
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ド直球のファンタジが苦手なので敬遠していた一冊。それでも気になって少しずつ読み始めて途中からは最後までは一気読み。いくつかの予想と仮定が全部外されてしまった…こんな終わりはつらすぎる。 壮大な物語の序章。ここからレーエンデ国の長い長い物語がつながっていくのだろう。 大人が楽しめるファンタジ要素てんこもり、多分好きな人はこの先もずっと追い続ける世界。 ただ、この壮大な世界感をあえて崩す登場人物たちの軽い言動に好みは分かれるかも。 とはいえ、トリスタンは最高だ。
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ユリアが呪われた地レーエンデに父と訪れる事から始まる話 しっかりしたファンタジーでした 不思議な銀色の霧や巨大古代樹の中での生活とか見てみたい ドキドキ ハラハラ ワクワクで面白かったけれどなかなか辛いストーリーでした
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うーん。 プロモーションは一生懸命なんだろうけど、そんなに面白くないな。作りが浅いな。フリーレンの方が楽しいし深いかな。作品としてエンタメとして、足りない。ティーン向けならまあ及第点だろうけど。
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やっぱりファンタジーはキャラクターが良くないとね。 その点この物語は、ちゃんと物語に惹きつけてくれるキャラクターたちだった。 私はヘクトルとリリスが好きだったな。 後半ちょっと辛かったけど、長い物語の始まりなんだなと思えば何とか耐えれた。 次も読まないと。
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大人のファンタジーもの、という表現がとても合っていると思います。 人間模様や複雑な事情など、ファンタジーではありますが今に通ずるものがあるなと感じました。 そして最後まで読んだ時、トリスタンの一途さに感動してしまいました。 次作である月と太陽に期待です!
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物語の入りや詳細な世界設定は深く感じられ、物語への期待値が高まった。 中盤まではボーイミーツガールの綺麗なストーリーが続いていきていたが、主人公への一大事件以降、主人公への感情移入がしづらくなってきた。あの愛情の根源はどこだったのか…。 徐々に物語が盛り上がってきていたのもあり、結末は正直肩透かし。続編があるからそっちに期待してもいいが、しばらく手が伸びそうにない。
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ザ・ファンタジー!! 学生の頃、カタカナの人名を覚えるのがすごく苦手で、世界史とか苦痛だった… ってのを思い出すくらい、カタカナの人名多い… でも、巻頭に地図や登場人物が紹介されてて、しかもその絵がまたファンタジーチック! 厚いし盛りだくさんだし時間はかかりましたが、どっぷり浸れ...
ザ・ファンタジー!! 学生の頃、カタカナの人名を覚えるのがすごく苦手で、世界史とか苦痛だった… ってのを思い出すくらい、カタカナの人名多い… でも、巻頭に地図や登場人物が紹介されてて、しかもその絵がまたファンタジーチック! 厚いし盛りだくさんだし時間はかかりましたが、どっぷり浸れる1冊でした。 ファンタジーだけど、恋愛あり、友情あり、戦闘あり。次巻読むのが楽しみです!
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ファンタジーもので、まさに映画やアニメの世界。 なので、時には恋愛、時には戦闘、時には化け物が現れ、純粋に楽しむことに徹した。 あらすじは多く投稿されているので、割愛するとしても、カタカナで、これでもかと言うくらい人の名前、土地の名称、民族名が登場するので、メモ用紙は必要アイテム...
ファンタジーもので、まさに映画やアニメの世界。 なので、時には恋愛、時には戦闘、時には化け物が現れ、純粋に楽しむことに徹した。 あらすじは多く投稿されているので、割愛するとしても、カタカナで、これでもかと言うくらい人の名前、土地の名称、民族名が登場するので、メモ用紙は必要アイテム。 後半あたりから、ようやく人の動きや話の展開が早回りしてきて、ここからが本番だなとワクワク感が増したのだが、終章で、急に店じまいをした感じを受けた。 恐らくエンディングに出てこなかった、神の子エールデが続編に登場させようとしているのかも。 面白かったのだが、最後に肩すかしを食らったと言うのが、正直な感想。
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