夜果つるところ の商品レビュー
最初に読んだ印象としては、耽美・幻想という感想が一番近い。 鈍色幻視行でも誰かが言っていた気がする。 とりあえず、もう一度「鈍色幻視行」が読みたい。 そして、そこに登場した皆さんと「夜果つるところ」を読んだ感想を語り合いたい。 装丁(奥付も)が凝っていて、恩田陸と飯合梓の両方...
最初に読んだ印象としては、耽美・幻想という感想が一番近い。 鈍色幻視行でも誰かが言っていた気がする。 とりあえず、もう一度「鈍色幻視行」が読みたい。 そして、そこに登場した皆さんと「夜果つるところ」を読んだ感想を語り合いたい。 装丁(奥付も)が凝っていて、恩田陸と飯合梓の両方があった。 こういうのも面白い。恩田陸→飯合梓が書いた小説だと思って、その世界に入り込めた気がする。 個人的には、「夜果つるところ」→「鈍色幻視行」の順番で読んだ方が面白いのでは?と思った。
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久しぶりの恩田陸 職場の図書室から借りてきた 墜月荘に紛れ込んでしまった感じ 怖いというより ああ 私も引き寄せられてしまったのか と言った あきらめみたいな疲れみたいな 私 生きていけるだろうか 鈍色幻視行も読みたい
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鈍色幻視紀行を読んで、どんなに怖い小説なのかと思ってた本作。 常に不穏な気配を色濃く漂わせているけど、まったく恐ろしかったり怖いことはなく、恩田陸の小説だなぁと世界観にどっぷりハマれて良かった。 ラストも、あぁそうかとなるほどという感じでとても良かった! これでまたしばらくは、恩...
鈍色幻視紀行を読んで、どんなに怖い小説なのかと思ってた本作。 常に不穏な気配を色濃く漂わせているけど、まったく恐ろしかったり怖いことはなく、恩田陸の小説だなぁと世界観にどっぷりハマれて良かった。 ラストも、あぁそうかとなるほどという感じでとても良かった! これでまたしばらくは、恩田さんの新刊はお預けかぁ
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先月発売した鈍色幻視行の中に出てくる呪われた本。 映像化をしようとすると必ず死人が出てしまうという1冊。 それが実際の本として発売されると言う粋な計らい。 この本を読むとより鈍色の内容に深みが増すし、 この話を映像化してみたいと言う欲望も分かる。 怪しげに夜の中で佇む墜月荘はな...
先月発売した鈍色幻視行の中に出てくる呪われた本。 映像化をしようとすると必ず死人が出てしまうという1冊。 それが実際の本として発売されると言う粋な計らい。 この本を読むとより鈍色の内容に深みが増すし、 この話を映像化してみたいと言う欲望も分かる。 怪しげに夜の中で佇む墜月荘はなんとも魅力的。 自分が何者かも分からず、世間から隔絶されて生きるビィちゃんと、墜月荘で暮らす訳ありな人達。 そこにいるのは人ならざる者も居る。 読んでいてそこは果たしてこの世なのか何処なのか。 夜が果てる場所へ向かうラストはなんとも妖艶で魅力的。
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架空作家に成りすました純文学風小説。 「鈍色幻視行」のキーアイテムである架空小説を現実化させる試みとしては面白いと思いました。 ただ、「鈍色幻視行」で語られているものとズレがあるところが気になりました。 特に墜月荘の最期はぼやかされていると思っていたが、かなり克明に描かれているので期待を裏切られたような気になってしまいました。 むしろ、本としてのからくり(二重の表紙や奥付など)が面白かったです。
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本書の発刊が待ち遠しかった。「鈍色」を読み終え何故「夜」の作品の内容が?少しも示されなかったのか分かり、更に巻末には多くの謎解きにも出会い楽しく読了。流石恩田陸氏の作品は期待通りでした
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『鈍色幻視行』の核になる小説との謳い文句の本書。 幻想、妄想が入り交じった世界は魅惑的。 しかし、この小説と『鈍色幻視行』とのつながりが少ない気がする。 読み込みが不十分で理解が間違っているのかもしれないが、メタフィクションであれば両方の小説で全体として完成するという構成だと思うのだが、『鈍色幻視行』はこの『夜果つるところ』を題材にはしているものの小説としては完全に独立している。 メタフィクションにするのなら、映画の脚本としての『夜果つるところ』を題材にした方がつながり易かった気がする。
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【鈍色幻視紀行】を読み始めて、【夜果つるところ】を先に読む方が深く入り込める気がして読みました。なかなか今の世の中ではあり得ない異世界な内容です。やはり先に読んでいて良かったです。 今【鈍色幻視紀行】を読んでいますが、良く分かります。 恩田陸さん復活ですね。
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『私には三人の母がいる』という広告文を読まなかったら、こんなに読みたいとは思わなかったでしょね。 遊郭のような場所。出入りする不思議な人々。 その影についた死人の姿をみる主人公。 私の好みのドストライクでした(^^) 続きのミステリをどうするかは考え中です。
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山間の遊廓で暮らす「私」は、ある時館に出入りする 男たちの宴会に迷い込む。だがそれは、夥しい血が 流れる惨劇の始まりで…。「鈍色幻視行」の 作中作家・飯合梓によって執筆された幻想譚。
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