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52ヘルツのクジラたち の商品レビュー

4.3

1162件のお客様レビュー

  1. 5つ

    500

  2. 4つ

    436

  3. 3つ

    132

  4. 2つ

    27

  5. 1つ

    7

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2024/08/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

何度も涙が目に溜まった。じんわり温かい気持ちにさせられる。 貴瑚、美晴、愛、アン、村中、みんないい人…これは泣けるよ…… 最初に52ヘルツのクジラの話が出てきたとき、なぜ作品名がクジラ「たち」なのかと思ったけど、みんなそれぞれ届かない声や想い、苦しみ、痛みを抱えてるってことか… 周りの大切な人を大事にしなきゃだし、自分も支えられっぱなしじゃなくて支えなきゃだ。

Posted byブクログ

2024/08/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この人の描く作品は、前に読んだ『チョコレートグラミー』でも思ったけど、どこにでも見られる静かな日常の中に、激しい波のうねり、ひりつく痛みのようなものを感じさせる。 最初『チョコレートグラミー』の人だと思い出すまで特徴掴めなくて、飛ばし読み(苦笑)で行きつ戻りつしてしまって、わかってから「ああ!なるほど」と読みやすくなったw 私は作品によって、作家さんの特徴次第で読みやすさが変わったりする。 美晴ちゃんが良い子過ぎる(泣) それぞれに最悪の選択をしない転換点がなかったのかと歯がゆく思うが、それぞれのその時の心境とか思えばどうしようもなかったのだろうな、とやるせない気持ちになる。このどうしようもなさが、リアルなんだよな。 「ひとというのは最初こそ貰う側けんど、いずれは与える側にならないかん。」 村中のおばあさんのセリフが刺さる。

Posted byブクログ

2024/08/18

 本のタイトルを見て大変興味を惹かれました。世界で1匹のクジラのように自分の高い周波数の鳴き声が届かない苦しさ、辛さ、孤独さは、人にも共通する悩みなんですね。  人は1人で生きることは難しく、仲間が必要です。私も多くの周波数を聞き取れる人になりたいと思うと共に、群れから外れるクジ...

 本のタイトルを見て大変興味を惹かれました。世界で1匹のクジラのように自分の高い周波数の鳴き声が届かない苦しさ、辛さ、孤独さは、人にも共通する悩みなんですね。  人は1人で生きることは難しく、仲間が必要です。私も多くの周波数を聞き取れる人になりたいと思うと共に、群れから外れるクジラがいないような世界を作れる人になりたい。

Posted byブクログ

2024/08/22

・期待以上。クジラの話かと思いきや(単純…)人間ドラマだった。 ・声のない愛の声をキナコの心でしっかりと聞けたことでキナコも愛の世界が変わった。過去は変えられないけれど明日は明るいね、きっと。 ・村中がかわいい!田舎のヤンチャ少年て感じ。無垢な優しさにキナコも救われただろう。 ・...

・期待以上。クジラの話かと思いきや(単純…)人間ドラマだった。 ・声のない愛の声をキナコの心でしっかりと聞けたことでキナコも愛の世界が変わった。過去は変えられないけれど明日は明るいね、きっと。 ・村中がかわいい!田舎のヤンチャ少年て感じ。無垢な優しさにキナコも救われただろう。 ・アンさん、海からキナコを見守ってね。 ・映画化してるのか〜。見てみようかな。

Posted byブクログ

2024/08/14

みんな何かしら聞いてほしいことがある、52ヘルツの鯨なんだと思う、私を含めて。 若い時に出会いたかった本。

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2024/08/14

自分のことはさておき人に手を差し伸べるアンさん、どういう気持ちで生きていたのかな。救う人間が必ず救われるとは限らない。 家族問題に何の問題も抱えていない人と傷を持った人間とでは受け止め方が違うのだろうなと思いながら読んだ。

Posted byブクログ

2024/08/14

 同僚に町田さんのファンがいて、その人から借りて読みました。町田さんの本、初読です。  本屋大賞受賞作なので気になってはいたのですが、暗い話のような印象があったので、積極的ではありませんでした。    虐待や暴力が振るわれる場面が幾度とあり、そのたびに、物語とはいえ、「そんなこと...

 同僚に町田さんのファンがいて、その人から借りて読みました。町田さんの本、初読です。  本屋大賞受賞作なので気になってはいたのですが、暗い話のような印象があったので、積極的ではありませんでした。    虐待や暴力が振るわれる場面が幾度とあり、そのたびに、物語とはいえ、「そんなことが一体あるのか。許されていいのか」と、怒りの感情が全身に溢れるほどでした。  過酷な運命に翻弄され、生きることの意味を見失うなかで、わずかな光を見つけていく・・・。  それは、やはり人との出会いでした。  相手に寄り添うことが大事とは、よく聞きます。それは、五感を研ぎ澄ませ、見えないものを見ようとすること、声なき声をきくことだということが、本編を読み終わってみて、じんわりと心にしみてきました。

Posted byブクログ

2024/08/13

52ヘルツ どこにも届かないし、 気付かれないのに歌っているクジラの声 文章だけで、海の中のクジラの映像が 想像できて、ぷかぷかと浮いているようでした。 ここは海の中だから、 誰にも気兼ねなく叫んで良いのだと想像しながら 読みました。

Posted byブクログ

2024/08/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

愛が初めて声を出したシーン、うるっときたけどあんま泣けんかった。 映画見たら泣けるんかな? やっぱ私はミステリー小説読むのがいいんかな とはいえ、いいお話でした。 私も人の声を聞ける人間になりたいな

Posted byブクログ

2024/08/13

涙が止まらなくて、何度も読むのを中断しながらも一気に読んだ。 一年前に買ったこの本をずっと読まずに置いていたのだけれど、今読むべきだったのだなと感じた。 いろんな人の声がある。私にも私の声がある。その声を世の中の全ての人に聞き取ってもらうことは難しいのかもしれないけれど、誰か1人...

涙が止まらなくて、何度も読むのを中断しながらも一気に読んだ。 一年前に買ったこの本をずっと読まずに置いていたのだけれど、今読むべきだったのだなと感じた。 いろんな人の声がある。私にも私の声がある。その声を世の中の全ての人に聞き取ってもらうことは難しいのかもしれないけれど、誰か1人にでも自分の声は届くのだと信じていたい。私も声を出すことを諦めたくない。そして小さな、繊細な声を聞くことのできる人でありたい。

Posted byブクログ