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音楽は自由にする の商品レビュー

4.3

58件のお客様レビュー

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2023/07/20

本を物色中にパッと開けたら、「たっつぁん」のことが書かれていたページだったので、なんか運命を感じ読んでみた。 教授と矢野顕子が結婚したのは、お互い2度目だったのは、この本で知った。 教授は小さい頃から、クラシック音楽とか難しい本をたくさん読んでた人だったんだな。 今から「た...

本を物色中にパッと開けたら、「たっつぁん」のことが書かれていたページだったので、なんか運命を感じ読んでみた。 教授と矢野顕子が結婚したのは、お互い2度目だったのは、この本で知った。 教授は小さい頃から、クラシック音楽とか難しい本をたくさん読んでた人だったんだな。 今から「たっつぁん」のコンサートに行ってきます。教授のこと、何か話さはるかな? RIP

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2023/07/16

月刊誌「エンジン」2007年1月号~09年3月号までに27回連載された、坂本龍一が自らの人生を振り返るインタビューをまとめた一冊。注釈がかなりあるものの、簡単にインタビュー当時までの半生を知ることが出来る。読後感としては、写真も多く読みやすいこの自伝が新潮文庫という非常に入手しや...

月刊誌「エンジン」2007年1月号~09年3月号までに27回連載された、坂本龍一が自らの人生を振り返るインタビューをまとめた一冊。注釈がかなりあるものの、簡単にインタビュー当時までの半生を知ることが出来る。読後感としては、写真も多く読みやすいこの自伝が新潮文庫という非常に入手しやすいレーベルから出版されたことにより、坂本龍一が決して忘れられることなくその音楽が聴き継がれていくことを冥福と共に祈りたい気持ちである。

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2023/07/12

一流の時は小さい時やティーンの時から一流のものに触れているんだなと思った。 ドキュメンタリーを観てからだったからよりどんな人生を歩んできたか覗き見ることができた気がした。

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2023/07/10

坂本龍一が自らの人生を振り返る、雑誌の連載企画をまとめた一冊。 坂本龍一がいつどんなものから刺激や影響を受けていたのかが具体的に書かれており興味深かった。 音楽はバッハからスタートしてドビュッシーに衝撃を受け、その後現代音楽を学んでいくが、「クラシックはデッドエンド」と悟ってロッ...

坂本龍一が自らの人生を振り返る、雑誌の連載企画をまとめた一冊。 坂本龍一がいつどんなものから刺激や影響を受けていたのかが具体的に書かれており興味深かった。 音楽はバッハからスタートしてドビュッシーに衝撃を受け、その後現代音楽を学んでいくが、「クラシックはデッドエンド」と悟ってロックや民族音楽に興味関心が移っていくところが面白い。 30代の頃1週間のうち6日はほとんど徹夜でも平気なほど活動的だった、と書いてあり、何かを遂げる人とはこのような人なのだ、と妙に納得した。

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2023/07/09

破天荒な学生時代が印象深く、57歳にして、持ち込まれ企画とはいえ、自伝を語れることに驚く。 バリ島の人たちが王宮に立て籠ってガムランでオランダ軍に対峙するエピソードも忘れられない。そして坂本さんは共同体で長年培われた音楽には、どんな大天才もかなわない、というのだった。

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2023/07/08

比較対象にならないこともわかっているし大変おこがましいことだが分不相応にも、合わせる顔が無いと感じた。自分の専門分野からひとつずつ問題を紐解いて、その糸を手繰り寄せながら身近なことから地球についてまでをも考え、自信を持って発信できる人に私もなりたい。

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2023/06/27

この時代に生きた人が読んだら熱くなれる一冊。わたしはYMO世代ではないし、音楽にも疎い人間です。それなのになぜ読んだか?それは、世界的に有名な方がどんな半生をどんな思いで過ごしてきたのかが気になったからです。本を読むかは自由で読み手の動機は問わない点で「自由」だと思います。本書タ...

この時代に生きた人が読んだら熱くなれる一冊。わたしはYMO世代ではないし、音楽にも疎い人間です。それなのになぜ読んだか?それは、世界的に有名な方がどんな半生をどんな思いで過ごしてきたのかが気になったからです。本を読むかは自由で読み手の動機は問わない点で「自由」だと思います。本書タイトルについては(確か)言及はありませんが、わたしは『音楽は自分の気持ちを「自由に」表現するツールだ。』という意味と解釈しました。あなたはどう解釈されるでしょうか。 ●ウラBTTBという曲じゃなかったんだ!! 注釈にサラっと書いてあるのですが本書の一番の驚きでした。わたしの坂本さんのイメージは、妙に大ヒットしたCMのあの曲です。当時は、静かな、歌がない曲がランキング番組でずっと1位で気味悪いなと子供のわたしは思っていたことを覚えています。あれはenergy flowという曲なのですね。 ●昔の人は考えている わたしは哲学を語っている高校生をみたことがありません。また、クラシック音楽を背景知識とともに聴き漁っている普通クラスの高校生も。夏目漱石などの明治の文豪や、その人達が描く登場人物はいつも考えていて勉強しているシーンがある印象です。なりゆきのように見えても実際は坂本さんの才能・思考に共感してくれた人がいたから有名になったのだと思います。分野は違いますが樹木希林さんが有名になった過程と似ているように思いました。(著書も「一切なりゆき」といいます。)今では、わからないことはグーグルで検索できて、確かに便利ですが、考えて語り明かすということは少なくなってきているのかもしれないと思いました。 ●注釈が充実している。 本書を世代でない人が読むときに疑問に思うのが、「それはどういう背景・意味なのだろう」「この人はだれ?」。注釈が丁寧にたくさん書いているのでめんどくさ・・と思う方もいるかも知れませんが、時間はかかるが読んでほしいです。各章ごとに書かれてあるので、振り返りはやりやすいです。 ●注意点 本書は2009年に出版された本で、2023年6月に最新の自伝が発売されています。ポイントは、本書と同じ方がインタビューしたこと。坂本さんは芸術家ゆえのこだわりで、インタビュアーを選んだようです。

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2023/06/24

実は若い頃の坂本龍一には興味がなかった。というよりテクノポップが嫌いだった。でも映画館で「レヴェナント: 蘇えりし者」のエンドロールで音楽が流れた時、座席から立ち上がれなくなった。僕はそこから始まった。数ヶ月前に「12」を聴きだしてからは、ほぼ毎日聴いている。そんな坂本龍一のこと...

実は若い頃の坂本龍一には興味がなかった。というよりテクノポップが嫌いだった。でも映画館で「レヴェナント: 蘇えりし者」のエンドロールで音楽が流れた時、座席から立ち上がれなくなった。僕はそこから始まった。数ヶ月前に「12」を聴きだしてからは、ほぼ毎日聴いている。そんな坂本龍一のことを知りたくなったのだ。57歳までの彼のことはこの本でなんとなく知ることができた。でも、僕が知りたいのは、この後の彼だ。「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」を早く読みたい。

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2023/06/21

坂本龍一さんの考え方は自分と大違いすぎて、まるで異世界。でもとても魅力的、それに音楽の力を改めて実感した。

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2023/06/18

音楽家であり、思想家であり、活動家である、坂本龍一のその生い立ちから2009年までの自伝 中2でドビュッシーの生まれ変わりと思い込み、高校では学生運動で解体を叫び、芸大では西洋音楽に未来はないと民族音楽と電子音楽を学ぶという、偉人は学生時代からすでにぶっ飛んでいた 戦争、環...

音楽家であり、思想家であり、活動家である、坂本龍一のその生い立ちから2009年までの自伝 中2でドビュッシーの生まれ変わりと思い込み、高校では学生運動で解体を叫び、芸大では西洋音楽に未来はないと民族音楽と電子音楽を学ぶという、偉人は学生時代からすでにぶっ飛んでいた 戦争、環境、政治、それぞれに相当な問題意識を持っていたのかと思っていたら、行きがかり上やむおえずなんてのもあったようで、断れない繊細な性格も垣間見える謙虚な語り口がますます好きになる spotify でアルバム聴きながら読んでたら、創作の意図や背景が頭の中でヴィジュアル化されてより一層楽しめました

Posted byブクログ