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27000冊ガーデン の商品レビュー

3.6

107件のお客様レビュー

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2024/06/19

高校の図書館の司書をしている主人公と出入りの書店の店員が高校で起こる事件を解き明かしていくお話。図書館が舞台だけあってたくさんの作者や作品名が出てきて既に読んだことのある本も出てきて面白かった。未読の本も興味をそそられ新たに読んでみようと思いました。

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2024/06/15

学校図書館の司書が主人公。主人公の働く学校周りの5本のエピソードを収録。 転落死体が見つかった現場に図書館で借りた本を落としたと男子高校生から相談を受ける『放課後リーディング』。密室となった図書館でディスプレイが壊された事件について司書仲間から相談を受ける『過去と今と密室と』。若...

学校図書館の司書が主人公。主人公の働く学校周りの5本のエピソードを収録。 転落死体が見つかった現場に図書館で借りた本を落としたと男子高校生から相談を受ける『放課後リーディング』。密室となった図書館でディスプレイが壊された事件について司書仲間から相談を受ける『過去と今と密室と』。若手教師と、主人公の過去の赴任校に通うその元教え子の事件を描いた『せいしょる せいしょられる』。校内の小火事件と、生徒の私物が図書館の本を添えられて見つかる事件の謎を解く『クリスティにあらず』。学校に来なくなった友人が見つけてくれた、亡くなった祖母の読んだ春雨料理の載っている本を探す女子高生のエピソード『空を見上げて』。 学校図書館ならではのエピソード、公立図書館とは違い、生徒の成長・変化を見守る学校司書ならではの視点があり面白かった。謎解きは出入りの書店員頼り。生徒に寄り添う学校図書館について考えさせられた。

Posted byブクログ

2024/06/12

高校の図書館が舞台の連作ミステリ。27000冊というのは学校図書館の平均冊数だとか。 会話から真相に辿り着く話より、司書の駒子と生徒達が協力する話が読みたいと思ってたので、ラストの「空を見上げて」の展開には満足。困難にぶつかったとしても、一冊の本が救いになれば素敵だと思いました。

Posted byブクログ

2024/06/07

高校の図書館を中心としたミステリー。 現代の小説家の作品もいろいろ出てきて、これからいろいろ読んでみたいと嬉しくなった。駒子と針谷の今後も気になる。

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2024/06/07

高校の学校図書館が舞台のミステリー。 読書相談員という職業柄共感多々。 作中で紹介される本は知っているものから未読のものまで… 本紹介としてもなかなか侮れない1冊だと思った。 ミステリーとしてもなかなか。 図書館と本とミステリーと… 最高です。 著者は元書店員だそう。 本への愛...

高校の学校図書館が舞台のミステリー。 読書相談員という職業柄共感多々。 作中で紹介される本は知っているものから未読のものまで… 本紹介としてもなかなか侮れない1冊だと思った。 ミステリーとしてもなかなか。 図書館と本とミステリーと… 最高です。 著者は元書店員だそう。 本への愛情が感じられるのは、だからなのかな。

Posted byブクログ

2024/06/03

高校の図書館で働く司書の女性が主人公で、ささやかな謎を書店員と解いていくハートフルな物語。謎解きの過程で示される本は実存していて、本好きな私にはそれさえ愛おしい。大崎氏の作品には憎むべき悪人が出ていなくて、彼女の理想を垣間見るよう。作中に出てくる色々な作者の本も中高生が読み易いの...

高校の図書館で働く司書の女性が主人公で、ささやかな謎を書店員と解いていくハートフルな物語。謎解きの過程で示される本は実存していて、本好きな私にはそれさえ愛おしい。大崎氏の作品には憎むべき悪人が出ていなくて、彼女の理想を垣間見るよう。作中に出てくる色々な作者の本も中高生が読み易いのを選んであり、沢山の若者に読んで欲しいと思った。

Posted byブクログ

2024/06/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

高校の図書館が舞台の話。 ほのぼの系の心温まる話かと思ったら最初の話で人が殺されたりしてびっくりした。 主人公の駒子の本に対する想いは良かった。

Posted byブクログ

2024/06/17

23.4.22.266p 初出「小説推理」2022.3月号~2022.12月号。 装画:hagi 装丁:岡本歌織 ①「放課後リーディング」 ②「過去と今と密室と」 ③「せいしょる せいしょられる」 ④「クリスティにあらず」 ⑤「空を見上げて」 駒子の苦い過去。本の影響で家出し...

23.4.22.266p 初出「小説推理」2022.3月号~2022.12月号。 装画:hagi 装丁:岡本歌織 ①「放課後リーディング」 ②「過去と今と密室と」 ③「せいしょる せいしょられる」 ④「クリスティにあらず」 ⑤「空を見上げて」 駒子の苦い過去。本の影響で家出した生徒。進学校の先生と生徒。

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2024/05/27

高校の「学校図書館」の司書さんが主人公。 今回の各作品には、読んだことのある名作、まだ知らない本がふんだんに出てきて、メモって後で読まなくちゃ、という気持ちにさせてくれた。 単行本の最後あたりのページに、出てきた本の紹介も載っていたりして、遊び心があるなぁと思った。 しかし作...

高校の「学校図書館」の司書さんが主人公。 今回の各作品には、読んだことのある名作、まだ知らない本がふんだんに出てきて、メモって後で読まなくちゃ、という気持ちにさせてくれた。 単行本の最後あたりのページに、出てきた本の紹介も載っていたりして、遊び心があるなぁと思った。 しかし作者はいつもよく本にまつわる謎を思いつけるなぁ。 いつもさわやかな読後で、シビアな話題もサラッと織り込みながら、でも未来に希望を持っていいと言ってくれている感じがする。 私の通った高校までの学校で「図書館」と呼べるものはなかった。「図書室」だった。それも、小学生の時は図書の時間があったから「代本」なるものを作らされ、借りて読んでいたけれど、高校生になるとそんなに行くことなく、どこにあったか場所も今では覚えていない。代わりに地域の図書館に行っていたので、学校の図書館のイメージがない。もっと訪れていたらよかったな。

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2024/06/07

大崎梢さんが作家デビューする前は書店員だったと知り、納得です。作中に、他作家さんのお名前・近年話題となった本の作品名もそのまま出てきます。 原田マハさんの作品がキーになる『せいしょる せいしょられる』が特に印象的でした。私の記憶でも高校の図書室は読書空間ではなく自習室だったな…。...

大崎梢さんが作家デビューする前は書店員だったと知り、納得です。作中に、他作家さんのお名前・近年話題となった本の作品名もそのまま出てきます。 原田マハさんの作品がキーになる『せいしょる せいしょられる』が特に印象的でした。私の記憶でも高校の図書室は読書空間ではなく自習室だったな…。物語はライトなミステリーなので、現役高校生とか、高校生活に憧れ始めた中学生へおすすめです。 『本ってそのものが、密室みたいじゃない?…外から完璧に閉ざされていて、中で何が起きているかまったくわからない。知りたかったら表紙をめくり、書かれてある文章を読んでみるしかない。』-過去と今と密室と- 本屋さんに、図書館に、図書室に、この本が並んでいた棚や隣や反対側然り、色んな本があるから是非手にとって読んでみて‼と、言われた気がしてならないのですヾ(*´∀`*)ノキャッキャ 2024.5

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