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27000冊ガーデン の商品レビュー

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100件のお客様レビュー

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2024/06/17

23.4.22.266p 初出「小説推理」2022.3月号~2022.12月号。 装画:hagi 装丁:岡本歌織 ①「放課後リーディング」 ②「過去と今と密室と」 ③「せいしょる せいしょられる」 ④「クリスティにあらず」 ⑤「空を見上げて」 駒子の苦い過去。本の影響で家出し...

23.4.22.266p 初出「小説推理」2022.3月号~2022.12月号。 装画:hagi 装丁:岡本歌織 ①「放課後リーディング」 ②「過去と今と密室と」 ③「せいしょる せいしょられる」 ④「クリスティにあらず」 ⑤「空を見上げて」 駒子の苦い過去。本の影響で家出した生徒。進学校の先生と生徒。

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2024/05/27

高校の「学校図書館」の司書さんが主人公。 今回の各作品には、読んだことのある名作、まだ知らない本がふんだんに出てきて、メモって後で読まなくちゃ、という気持ちにさせてくれた。 単行本の最後あたりのページに、出てきた本の紹介も載っていたりして、遊び心があるなぁと思った。 しかし作...

高校の「学校図書館」の司書さんが主人公。 今回の各作品には、読んだことのある名作、まだ知らない本がふんだんに出てきて、メモって後で読まなくちゃ、という気持ちにさせてくれた。 単行本の最後あたりのページに、出てきた本の紹介も載っていたりして、遊び心があるなぁと思った。 しかし作者はいつもよく本にまつわる謎を思いつけるなぁ。 いつもさわやかな読後で、シビアな話題もサラッと織り込みながら、でも未来に希望を持っていいと言ってくれている感じがする。 私の通った高校までの学校で「図書館」と呼べるものはなかった。「図書室」だった。それも、小学生の時は図書の時間があったから「代本」なるものを作らされ、借りて読んでいたけれど、高校生になるとそんなに行くことなく、どこにあったか場所も今では覚えていない。代わりに地域の図書館に行っていたので、学校の図書館のイメージがない。もっと訪れていたらよかったな。

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2024/06/07

大崎梢さんが作家デビューする前は書店員だったと知り、納得です。作中に、他作家さんのお名前・近年話題となった本の作品名もそのまま出てきます。 原田マハさんの作品がキーになる『せいしょる せいしょられる』が特に印象的でした。私の記憶でも高校の図書室は読書空間ではなく自習室だったな…。...

大崎梢さんが作家デビューする前は書店員だったと知り、納得です。作中に、他作家さんのお名前・近年話題となった本の作品名もそのまま出てきます。 原田マハさんの作品がキーになる『せいしょる せいしょられる』が特に印象的でした。私の記憶でも高校の図書室は読書空間ではなく自習室だったな…。物語はライトなミステリーなので、現役高校生とか、高校生活に憧れ始めた中学生へおすすめです。 『本ってそのものが、密室みたいじゃない?…外から完璧に閉ざされていて、中で何が起きているかまったくわからない。知りたかったら表紙をめくり、書かれてある文章を読んでみるしかない。』-過去と今と密室と- 本屋さんに、図書館に、図書室に、この本が並んでいた棚や隣や反対側然り、色んな本があるから是非手にとって読んでみて‼と、言われた気がしてならないのですヾ(*´∀`*)ノキャッキャ 2024.5

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2024/05/08

大崎さんの本の話なら安心して読める、と思っていたが、思ったほど進まなかった(汗) 学校司書の駒子と、書店員の針谷のコンビ。実際の本も出てきて、そちらにも興味がわく。 進まなかった割にはシリーズ化して欲しい物語。

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2024/04/29

 私にとって学校図書館(図書室)は大切な場所だった。高校の時の図書室の先生?(当時学校司書と言ったかはわかりませんが)とは卒業し40年以上経つ最近まで交流があった。特に近しかったわけでも、何か相談した訳でもないが、ずっと見守り、時々を過ごさせてもらったように思う。いろんな本を通し...

 私にとって学校図書館(図書室)は大切な場所だった。高校の時の図書室の先生?(当時学校司書と言ったかはわかりませんが)とは卒業し40年以上経つ最近まで交流があった。特に近しかったわけでも、何か相談した訳でもないが、ずっと見守り、時々を過ごさせてもらったように思う。いろんな本を通して展開していくミステリーな話はその頃を彷彿とさせ、青春時代の切なくもどこかワクワクするものを感じました。登場する数々の本の中で、まだ手にしていない本たちに会ってみようと思います。

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2024/04/23

高校の図書室を舞台にした本にまつわるミステリー。 ミステリーとしても面白いけど、図書室の存在意義についても考えさせれる本だった。 「空を見上げて」が泣きそうになってしまった。 「せいしょるせいしゃられる」も同様に胸が熱くなってしまった。 やっぱり本っていいなー。 色んな作家さんの...

高校の図書室を舞台にした本にまつわるミステリー。 ミステリーとしても面白いけど、図書室の存在意義についても考えさせれる本だった。 「空を見上げて」が泣きそうになってしまった。 「せいしょるせいしゃられる」も同様に胸が熱くなってしまった。 やっぱり本っていいなー。 色んな作家さんの名前や作品名がでてきて、それもまた楽しかった。

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2024/04/23

高校の学校図書館を舞台にした連作ミステリ。学校司書と書店員が謎を解く。 「本好きの生徒を守るのと、増やすのが、学校司書の務め」との言葉が表すように、子どもたちへの心配りや学校図書館ならではの役割が胸を打つ。 実在の本が出てくる物語としても面白い。

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2024/04/18

この本の中に実際にある本の題名がたくさん出てきた。まだまだ読んでない本もあるので読んでみたいな。学校の図書室の司書というのは、生徒一人一人とまっすぐ向かい合って、悩みや相談を一緒に考えてくれる。なくてはならない仕事なんだね。暖かい気持ちになれた。

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2024/04/15

高校の司書さんが高校で起きる謎を解いていく日常の謎もの。 高校の司書である星川駒子が、生徒たちから持ち込まれる謎を出入りの書店員・針谷と謎を解いていくのだが、何となく違和感がありまくり・・・ 司書である駒子が、当事者の個人情報をいとも簡単に針谷に伝えてしまうのは、今の時代いいのだ...

高校の司書さんが高校で起きる謎を解いていく日常の謎もの。 高校の司書である星川駒子が、生徒たちから持ち込まれる謎を出入りの書店員・針谷と謎を解いていくのだが、何となく違和感がありまくり・・・ 司書である駒子が、当事者の個人情報をいとも簡単に針谷に伝えてしまうのは、今の時代いいのだろうか? と言う思いが常に付きまとい、最後まで集中して読めなかった。 作品に登場する本は全て実在する本で、9割が読んだことがあるので、そこは「お~!」となるのだが、並行して「ビブリア古書店」を読んでしまったので、タイトルだけの羅列が少し軽く感じてしまう。 しかし、他の方のレビューにもあったが、高校に司書などいただろうか? 高校時代、学校一図書館の貸し出し数が多かった自分でも司書の人がいた記憶が全くない。 もし、存在したとしたら、覚えていないはずがないのだが、記憶になるのは、ナウシカの最新刊が出るまで髪を切らなかった図書委員の男の子だけ・・・

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2024/04/13

高校の図書館司書が主人公なので、実在する色んな小説がおすすめとして出てくるので、「読みたい」で本棚登録しながら楽しく読みました。5つの短編を集めたほんわかミステリーですね。 私は3番目のお話が好き。 図書館の存在を勉学の邪魔だとしかとらえない、超進学校の教師と、そこに通う本好き...

高校の図書館司書が主人公なので、実在する色んな小説がおすすめとして出てくるので、「読みたい」で本棚登録しながら楽しく読みました。5つの短編を集めたほんわかミステリーですね。 私は3番目のお話が好き。 図書館の存在を勉学の邪魔だとしかとらえない、超進学校の教師と、そこに通う本好きの生徒のお話。 私の友人の昔話を思い出す。 開業医の父を持ち、当然自分が医者として家業を継ぐことを周りも期待し、自分もそのつもりで医学部進学を目指していた。しかしながら、ある司書とある本との出会いがきっかけで、今彼はカンボジアで小学校を建てている。彼のお母さんの「うちの病院、夫の代で途絶えちゃう。どうしよう」と苦笑しながらも、長男の選択を誇らしげに応援してた姿が印象的に心に残ってる。 多感な学生時代にいろんな本に触れることは、何よりも貴重な体験で、それは偏差値の高さうんぬんなんかとはレベルの違う将来の可能性を手に入れること。 うちの子もYouTubeばっかりじゃなくて、本読んでくれればいいのになー。

Posted byブクログ