27000冊ガーデン の商品レビュー
学校の司書さんと納品に来る書店員が本にまつわる事件を解決していくストーリー。 司書の仕事が詳しく描かれていて、普段の作業が知れた。 学生時代はあまり本を読まなかったので図書室を利用することがほとんどなく少し後悔。 その時の司書さんが頑張って作ったディスプレイセンスを見れなくてもっ...
学校の司書さんと納品に来る書店員が本にまつわる事件を解決していくストーリー。 司書の仕事が詳しく描かれていて、普段の作業が知れた。 学生時代はあまり本を読まなかったので図書室を利用することがほとんどなく少し後悔。 その時の司書さんが頑張って作ったディスプレイセンスを見れなくてもったいなかったな。 聞いたことある本など沢山出てきてまた読みたい本が増えてしまった・・・。 書店員さんの推理力がすごい。さすが普段から本に携わっているだけある。 これといって心に残るような特別な話はなかったけど、さらっと読めたて謎解きを楽しめた。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
高校の図書館司書駒子さんと書店員の針谷さんのコンビで送るライトミステリ。図書館司書さんの苦悩と葛藤等をミステリ仕立てでかつライトな感じで描いた作品。探偵約の針谷さんと助手の駒子さんという感じでしょうか。文中で紹介されている作家さんや本に興味がわきました。栗本薫=中島梓と聞いて、読メを始める数年前に栗本薫さんの「魔界水滸伝」を読みにかかったことがあるのですが、7巻ぐらいで挫折したのを思い出してしまいました。最近は多少長くても挫折することはなくなってきたのですが、これは黒歴史だ(笑) 調べてみると「魔界水滸伝」は1巻~11巻が第一部、12巻~20巻までが第二部の全20巻、外伝が全4巻。「新・魔界水滸伝」が4巻まで刊行されているが栗本さんの逝去により未完となっているそうです。それと塩田武士さんの「罪の声」興味がわきました。是非とも近いうちに読んで見たいと思います。
Posted by
神奈川県の県立高校の学校司書が主人公のコージーミステリー。 星川駒子は、県立戸代原高校の学校司書だが、この高校で3校目。新卒採用ではなく、念願叶って学校司書の仕事に就いたようだ。 そんな駒子の周囲(もちろん図書館絡み)で起こるささやかな事件や謎解きが短編となっている。 事件解決...
神奈川県の県立高校の学校司書が主人公のコージーミステリー。 星川駒子は、県立戸代原高校の学校司書だが、この高校で3校目。新卒採用ではなく、念願叶って学校司書の仕事に就いたようだ。 そんな駒子の周囲(もちろん図書館絡み)で起こるささやかな事件や謎解きが短編となっている。 事件解決の大いなる助っ人、学校出入りの書店であるユーカリ書店の針谷の洞察力と本に関する記憶力にも舌を巻く。 中学と高校、非常勤と常勤の違いはあれど、学校における学校司書の立ち位置や、教師や生徒とのやり取りなどに自分を重ねて共感しまくり。 ブックガイドとしても、興味の惹かれる本がいっぱい登場する。 図書館と書店、立場は違えど志しは同じ…駒子と針谷の今後も気になる…シリーズ化すると踏んで期待!ユーカリ書店って、有隣堂がモデルかしら?とそこも気になる。 2024.1.21
Posted by
高校の学校司書さんが、生徒たちが持ち込んでくる相談を、図書室に出入りする本屋さんと一緒に解決する話。 タイトルの27000冊は高校図書室の平均蔵書数だそう。 読み終わってあたたかい気持ちになるミステリーだった。 いろんな悩み持った高校生が出てきたけど、どの子も楽しく過ごせてた...
高校の学校司書さんが、生徒たちが持ち込んでくる相談を、図書室に出入りする本屋さんと一緒に解決する話。 タイトルの27000冊は高校図書室の平均蔵書数だそう。 読み終わってあたたかい気持ちになるミステリーだった。 いろんな悩み持った高校生が出てきたけど、どの子も楽しく過ごせてたらいいなと読みながら祈ってた。 小説のタイトルがたくさん出てきたのでどれか読みたくなりました。
Posted by
今年最初に読んだのは本好きにはたまらない本でした。 県立高校の図書館に司書として勤務する星川駒子と出入りの書店員針川敬斗の二人が図書館や本に纏わる謎を解いていくミステリー5篇。 学校司書のお仕事は公共図書館とはちょっと違う苦労があるようですが、おすすめした本が生徒の将来に影響...
今年最初に読んだのは本好きにはたまらない本でした。 県立高校の図書館に司書として勤務する星川駒子と出入りの書店員針川敬斗の二人が図書館や本に纏わる謎を解いていくミステリー5篇。 学校司書のお仕事は公共図書館とはちょっと違う苦労があるようですが、おすすめした本が生徒の将来に影響を与えたりとやり甲斐のある素敵なお仕事だなと思いました。 作中知ってる作家さんの名前や小説がたくさん出て来てたのも嬉しい。読んでみたい本も増えました。 教室に居場所のない生徒でも図書室なら落ち着ける…。そんな生徒が増えているのかもしれません。 学校司書さんのお仕事て思っていた以上に大変かも。でも本に囲まれたお仕事はやっぱり魅力的。 タイトルの『27000冊ガーデン』とは学校のおおよその蔵書数のようです。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
高校の学校司書と書店員による謎解き5編。 どの謎にも本が関わっていて、有名な小説タイトルがたくさん出てきます。 本による謎解きの展開も面白いですが、謎が生徒の悩みや困りごと、行き過ぎた行動などに関わっていて、思春期の心を感じられる面でもよかったです。司書さんが生徒にちゃんと注意したり相談事を受けたり他愛ない会話をしてたり心配してたり。そんな場面には心温まりました。 本を読む機会を守る・増やすほかに、居場所のない生徒にとっての安全な場所となる、人に言いづらい事を相談できる、暴走しそうな心の歯止めになるなど、図書館が学校の中の第三の場所のようなところであってほしいというのを表している本だとも感じました。
Posted by
高校の図書館司書の駒子さん。 一生懸命で素敵。 高校によっても、図書館へのスタンスって色々なのね。 「公立」でもそんなに違うのか。 私も、高校の時は3年間図書委員をやって図書館に入り浸ってた。司書のお姉さん、確かに1人だったな。 駒子さんが、持ち込まれたり巻き込まれたりした謎を書...
高校の図書館司書の駒子さん。 一生懸命で素敵。 高校によっても、図書館へのスタンスって色々なのね。 「公立」でもそんなに違うのか。 私も、高校の時は3年間図書委員をやって図書館に入り浸ってた。司書のお姉さん、確かに1人だったな。 駒子さんが、持ち込まれたり巻き込まれたりした謎を書店員の針谷さんと解決していく。 日常の謎と言ってしまうには重たい話もあったけれど、そこは大崎さん。あんまりずしんと重くならないのでほっとする。 針谷さんもだけど、図書館に出入りする生徒も魅力的なので、ぜひともシリーズ化してほしい。
Posted by
学校の図書室の蔵書って、公共の図書館とは違って学生寄りのものが多くとても興味深い。 我が子達の三者面談のついでに図書室に寄ったなぁ〜(笑) 本書は学校司書である駒子が、勤務地である高校で巻き起こるミステリーを解き明かすという内容だ。 最終章「空を見上げて」に登場する本の数々が気に...
学校の図書室の蔵書って、公共の図書館とは違って学生寄りのものが多くとても興味深い。 我が子達の三者面談のついでに図書室に寄ったなぁ〜(笑) 本書は学校司書である駒子が、勤務地である高校で巻き起こるミステリーを解き明かすという内容だ。 最終章「空を見上げて」に登場する本の数々が気になってしょうがない。
Posted by
学校図書館の司書を描いたミステリ仕立てのお仕事小説 連作短編集 学校司書は本だけにとどまらず、学生の人生の大切な日々にかかわる充実した重要なお仕事なのだと知りました 自分が何気なく利用していた学校図書は、こんなにも皆さまの努力で成り立っていたのかと平身低頭です ラストの『空を...
学校図書館の司書を描いたミステリ仕立てのお仕事小説 連作短編集 学校司書は本だけにとどまらず、学生の人生の大切な日々にかかわる充実した重要なお仕事なのだと知りました 自分が何気なく利用していた学校図書は、こんなにも皆さまの努力で成り立っていたのかと平身低頭です ラストの『空を見上げて』が一番好きで、本を探す過程にドキドキしました。好きな作家さまでしたので尚更です
Posted by
学校司書の駒子が、出入りの書店員針谷と生徒が絡んだ謎を解き明かしていく短編5つ。作者はもと書店員とのこと、よく知る本がたくさん登場。学校司書が出てくる本は手に取りがち。
Posted by