それでも旅に出るカフェ の商品レビュー

近藤史恵(著者)

2023/06/15

世界の美味しい料理を各地で食べ、気に入った料理を提供するカフェ・ルーズ。コロナ禍になり店も閉まっていたが、キッチンカーで提供していると知り…

コロナ禍で飲食業界も打撃を受け、お気に入りのカフェも閉店を余儀なくされたけれど、再開できて又美味しい料理を提供できる様になれたのは良かったです。でも、この時期は流石に旅行は難しいのがもどかしかったです。

ほんわかしたり、ビターだったりと短編集なのでサクサク読めました。また、コロナ禍が過ぎた今、円には旅に出て欲しいです。

2023/06/13

図書館。前作が読みやすく心地よかったので。
コロナ禍の話がずっと続くけど、私はそれはそれでよかったと思う。今でも確かに存在するからリアルさを持って読めるし、後世に「何のこと？」と言われることにも面白さがあると思うから。
内容としては、やはり円さんがよく掴めないけれど、それでも今の女性が抱く問題や悩みをうまく表現されていて、思いを新たにしたり、気づきがあったりしてよかった。

2023/06/13

初読。図書館。シリーズ続編。コロナ禍で旅行業も飲食業も打撃を受け、仕事もプライベートも閉塞感に苦しむ中で、なんとかこの危機をしのいでいこうとする姿がリアルで共感できた。女性であるがゆえに理不尽な仕打ちを受けてしまうのは、本当に心が痛む。正面切って戦ってみたり、姿勢を低くしてやり過ごしたり、どんな手段でもいいから、潰されないことだ。「この社会には、女性の自尊心を削るような罠がいくつもある。」(p.235)閉じた世界からいつでも飛び出すための気持ちだけは失いたくない。

2023/06/13

続編で読みやすく、出てくる世界の料理たちも美味しそう。円と瑛子の心中の描写は、自分もひっかかるところであれば共感して面白く、そうでないところは、そこまで考えるか〰️？って思うけど、そう考える人もいるのだなと勉強になる。

2023/06/12

世界各国の食べ物の紹介や、多様な生き方への問題提起等々、面白いんだけど

ここで？って感じで終わるのがどうも

ラストは自分で想像してねって感じの終わり方の方が、余韻が有って良いと言う人も居るんだろうけど、私はきっちりかっちり書いてくれた方が、落ち着くので毎回もやもやする。

2023/06/12

今回もいろんな料理が出てきて、面白かった。
そして、全く料理名が覚えられない（笑
でも円が作るものは、食べてみたいと毎回思う。
円は決して強い人ではないけど、考え方や嫌なことの処理の仕方は好き。
奈良さんとの近づきすぎない距離感もいい。

2023/06/11

前作がよかったので、かなり期待して読み始めたからかもしれないけど、コロナ禍での話なので全体的に暗かった。
リアルにコロナ禍での飲食店の葛藤が感じられてよかったけど、次作は、またほんわかした雰囲気でのカフェ・ルーズが読みたいかな。

2023/06/13

シリーズ2作。コロナ禍の影響で休んでいたカフェ・ルーズが再開。常連となっていた瑛子も女店主の円と再会、彼女が提供する世界各地の料理や飲み物が日常のモヤモヤを解決していく。辛党で甘いものがダメな僕でも楽しめる細やかな心の機微を描いた作品。

2023/06/10

前作もおもしろかったが、今回は更に女性の心理が深堀りされていた。
女性の生きづらさ、こうありたいと思うことと現実の自分の距離の折り合いの付け方、それぞれに共感できる。
世界の素朴なお菓子たちのエピソードがドロドロした話を受け流してくれる。表紙のケーキがシンプルだけどとてもおいしそう。「映える」ために作られた料理が多い今、こういうケーキが食べてみたい。

2023/06/08

コロナ、コロナ、コロナ、コロナ、コロナ.......うがあぁっ！！！短編やっちゅうのにどの話もコロナやねん。登場するお菓子は美味しそうなのに、ひどく疲れた。この旅カフェシリーズは好きなので次作は明るい話題で読みたい。