息が詰まるようなこの場所で の商品レビュー
人には人の地獄、という言葉を思い出した。 自分の経歴や生活におけるブランドが、どれだけ他者から賞賛されるに値するものだとしても。そこで所属する周辺環境、特に東京では自分より上のまた上の存在が絶えず視界に入ってしまう。 尊敬される人にも上の存在がいて、結局頂点にいる人なんていないの...
人には人の地獄、という言葉を思い出した。 自分の経歴や生活におけるブランドが、どれだけ他者から賞賛されるに値するものだとしても。そこで所属する周辺環境、特に東京では自分より上のまた上の存在が絶えず視界に入ってしまう。 尊敬される人にも上の存在がいて、結局頂点にいる人なんていないのだと思えた。わたしは、わたしの場所で頑張ろうと思えた。
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2時間。 タワマンに住む家族とその周囲の家族の話。 主人公が5人くらい変わってそれぞれ周りからの見方の本人の考えが知れておもしろい。
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人生すごろく、東京は、上には上がいる。 地方出身者には中学受験は意味わからん。 自分が叱られているような気がしてビクッとする。このクダリには、苦笑した。。 隣の芝生は青く見える。 煩悩、生きづらさ、幸せって人それぞれですね。 自分の人生を生きれば良い。 もっとドロドロしたヒ...
人生すごろく、東京は、上には上がいる。 地方出身者には中学受験は意味わからん。 自分が叱られているような気がしてビクッとする。このクダリには、苦笑した。。 隣の芝生は青く見える。 煩悩、生きづらさ、幸せって人それぞれですね。 自分の人生を生きれば良い。 もっとドロドロしたヒエラルキーを想像してましたが、意外と?良かった。感動した。 タワマンは一回住んでみたいけど、賃貸でいいかな。
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「隣の芝は青い」、というのがテーマだったのではと思います。みんなそれぞれの立場で苦労や悩みがあるのだなと。あと、東京のお受験事情は凄まじいですね。子どもは自分の分身ではないということを、肝に銘じて子育てしていきたいです。
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「タワマンには三種類の人間が住んでいる。資産家とサラリーマン、そして地権者だ」 憧れ(?)のタワマンに住む3世帯視点のお話 皆に読まれているということは少なからずタワマン住人モデルケースなのだろう 皆それぞれ悩みを持ち他者と比較し一喜一憂する 私は『持たざるもの』のサラリーマン...
「タワマンには三種類の人間が住んでいる。資産家とサラリーマン、そして地権者だ」 憧れ(?)のタワマンに住む3世帯視点のお話 皆に読まれているということは少なからずタワマン住人モデルケースなのだろう 皆それぞれ悩みを持ち他者と比較し一喜一憂する 私は『持たざるもの』のサラリーマン 高層階の住む資産家に憧れ、嫉妬し、苦悩を嘲笑う 地権者には楽観視を蔑み、収入差にマウントする 欲にはきりがない、子供に「好きなようにすればいい」はどの家庭も嘘で子供は期待を背負わされる 子供といえども自分とは違う一個人 子育てに正解はない 少なからず世論社会に調和できる耐性はつけてやろうと自己決定 琴線メモ ■親の助けを借りず、夫婦で働きながら東京で子供を産み育てるというのがこんなに難しいとは、学校の先生も会社の人事も、誰も教えてくれなかった。 ■子供には子供らしく健康的に育って欲しいと願いながらも、良かれと思って過酷な受験戦争に送り出し、偏差値という無機質な数字で一喜一憂してしまう。 ■「なんだ、人数が少なくても仕事は回るんじゃないか」、人数が減った状態が常態化するようになる。結果として社員の労働負荷が高まり、残ったメンバーが心身を病む。 ■本音で話し合ったところで、こじれた相手と理解しあえるはずがない。ならば、相手の面子を潰さない着地点を目指すというのがサラリーマン人生で学んだスキル ■東京って上には上がいるじゃないですか。それも無限に。仕事でも先が見える中、自分が何者でもないという現実をつきつけられて、それでも惨めな自分を認めたくなくて、自分のアイデンティティをマンションや街に投影して承認欲求を満たす人の気持ち、わからなくもない ■人々が欲しているのは真実ではなく、納得感のあるストーリーなのだ
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タワマンに住む家族たちの物語。 タワマン小説って聞くともっとカーストっぽいママ同士のドロドロ系かと思ってたけど、そういう感じではなかった。 それぞれの悩みだとか葛藤の話だった。 上層階と下層階に住む家族、それぞれの視点で描かれる。 私にはなんの憧れもないけれど、タワマンに住むとい...
タワマンに住む家族たちの物語。 タワマン小説って聞くともっとカーストっぽいママ同士のドロドロ系かと思ってたけど、そういう感じではなかった。 それぞれの悩みだとか葛藤の話だった。 上層階と下層階に住む家族、それぞれの視点で描かれる。 私にはなんの憧れもないけれど、タワマンに住むという事はそれだけで高いステータス性があるんだろう。 だけどお受験やマウンティング、、見栄を張ったり仮面を被ったり、ほんと息が詰まる様な窮屈な世界だな〜と感じた。 その煽りを食らう子供達がちょっと気の毒に感じた。 でも程度は違えど人付き合いをするうえで、タワマンに限らずこういう見栄の張り合いとか普通にあるよな〜と思う。 それだけに共感できるとこが結構あった。 どんな立場であっても迷いや葛藤はある。 周りの事は気にせずと思うけど、やっぱり隣の芝生は青く見えてしまうものだよな〜。 身の丈に合った生活を心がけなければな〜改めて感じるお話だった。 そして何より、ここに出てくる子供たちがみんな逞しくて良かった! 1Qさんの投稿で知った本でした✩︎⡱ 面白かったです〜!
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東京に住んでいる者としてタイトルから興味が湧いた。 タワマンには資産家、サラリーマン、地権者という3種類の人間がいるということ。 この本ではサラリーマン家庭と資産家家庭の夫、妻の思うことが書かれていた。 どんな立場でも他人と比べた時点で不幸は始まるのだと感じた。あと、人生や...
東京に住んでいる者としてタイトルから興味が湧いた。 タワマンには資産家、サラリーマン、地権者という3種類の人間がいるということ。 この本ではサラリーマン家庭と資産家家庭の夫、妻の思うことが書かれていた。 どんな立場でも他人と比べた時点で不幸は始まるのだと感じた。あと、人生や考え方を変えたいと思った時タイミングを逃さないということも重要だと思った。 タワマン、、本当にこんなこともあるのか?笑
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タワマンに住む家族の話。 他人に自分にはないものを羨ましく思ったり、違う人生だったら…などの後悔。 《隣の芝は青く見える》の、言葉がよく合う1冊。
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タワマンに住む家族の葛藤の話。 タワマンに住む事もないし、貧乏人の僻みといえばそれまでだけど、「タワマン大変。住みたくないなぁ」というのが平田さやかの章を読んで思った感想だった。 読み進めると、全て持って幸せそうに見える人にも当然のように悩みや葛藤があり、お金持ちにはまた違った悩...
タワマンに住む家族の葛藤の話。 タワマンに住む事もないし、貧乏人の僻みといえばそれまでだけど、「タワマン大変。住みたくないなぁ」というのが平田さやかの章を読んで思った感想だった。 読み進めると、全て持って幸せそうに見える人にも当然のように悩みや葛藤があり、お金持ちにはまた違った悩みがあり、上にはまだ上がいて、また別なマウントの取り合いだったり、人の欲望にはキリがないのだなぁと。 お受験も本当に子供が可哀想に感じたけど、親の見栄や子供に苦労をさせたくないという気持ちもわかるし、教育ってなんだろー、日本って歪んでるんだなーと思った。 重い結末を想像してたけど、最後はなんだかスッキリした。充がんばれ!
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タワマンと中学受験の話でしたが、中学受験はまさに今のことなので、なんだか共感できる部分がありました。 タワマンには住んでいませんが、そこで感じる感覚みたいなものはリアリティがあり、読み応えのある作品でした。
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