息が詰まるようなこの場所で の商品レビュー

外山薫(著者)

2024/03/28

タワマンに暮らすそれぞれの家族の葛藤を
描いた小説。

ノンフィクションだが、これはあるあるの
物語なんだろうなーと思いながら読了。

低層階に暮らすサラリーマン家庭、
上層階に暮らす医者家庭、
元地主家庭。

タワマンに暮らしてはいないが、
サラリーマン家庭が痛いほどわかるー！と
共感してしまった。笑

東京の都会に暮らすには、ここまで無理しないと
やっていけないのかぁ。。
お受験は子どものためなのか、親のエゴなのか
分からないなぁ…

しかし、最後はハッピーエンドで良かった！

2024/03/26

悩みなんか無さそうな人達でもそれなりに息が詰まるような思いをしている、という話。真面目な人ほど損をするような印象を受けてしまうのは残念。付録は最後に読むと読後感が良い。

2024/03/23

タワマン住人x中学受験のお話なので、息が詰まる具合はその世界特有のもの。一般の息苦しさとは別次元。読後感としてはタワマンで深呼吸。

2024/03/23

タワマン住民のドロドロした話かと思いきや、所々そういうシーンはありつつも全体としては爽やか。登場人物の中に嫌な人がいない、というか嫌いにならないように描かれている。みんなそれぞれの立場で、悩みながら生きているよねっていうサラッとしたお話で、読んでいる側としては息が詰まるようなこともないので、ドロドロ系を期待される方には物足りないかも。

2024/03/22

タワマンに住む四人の男女の視点から描かれる小説。
前半の二編は低層階に住むサラリーマン夫婦の視点。後半の二編は高層階に住む資産家医者の夫婦の視点。

前半の二編はネットに散乱しているタワマン都市伝説を擬人化したような内容で、正直なところ小説にする意味がないと感じた。身の回りにもあるような嫉妬を描いているので、敢えて物語で読む必要も感じないというか。

一転して後半は「持てる者」の憂鬱を描いていて、文学的に昇華されている雰囲気さえ感じる。恵まれた人間にはそれを維持するために犠牲にしている人生もあるのだ。それに気づけただけでも読む価値があった。

全体を通しての印象としては、前半で世界観を構築して後半とエピローグで人生とは何かを問いかけている感じがした。ただのカタログ小説かと思いきや、ちゃんと「文学」している作品。

2024/03/22

タワマンには三種類の人間が住んでいる。
資産家とサラリーマン、そして地権者。
その中の資産家夫婦とサラリーマン夫婦そしてそのサラリーマン夫婦の息子の話。
タワマンに住む成功した人たちにもそれぞれ悩みはあって…でもどの話もキレイな話。
もっとピリピリした内容を期待しただけにちょっと物足りない感じ。
地権者側の話もあったら面白かったかも

2024/03/14

田舎から出たことのない私には関係ない世界だったけど楽しく読めた。どんな人にも悩みとか不安とかあるんやなって話。

2024/03/12

タワマンに住む家族の話。みんな息が詰まるような人生を送っていると。それならもっとドロドロでもよかったかな。

2024/03/12

ネットニュースでよく見るタワマン記事を読んでいるみたいだった。登場人物のバックグラウンドの説明が長々とつづき、気持ちも説明風で読むのがただただ疲れた。説明が長い割に、人物像がふわっとしている印象で、どの人物にも入り込めなかった。

2024/03/07

人それぞれの悩みや人生があるのだなぁと。
誰かに押しつけられるのではなく、自分の人生を自分らしく生きるのが良いと感じました。
終りが爽やかで良かった。