1,800円以上の注文で送料無料

息が詰まるようなこの場所で の商品レビュー

3.7

115件のお客様レビュー

  1. 5つ

    22

  2. 4つ

    46

  3. 3つ

    35

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/11/24

Audibleで。 タワマン文学とはなんだ?どれだけ重く灰色の気持ちにさせられるんだと構えていた。 タワマンという、自分には縁のない場所を中心に2つの家族を軸にそれぞれの物語が展開する。 同じ建物の階層によって、財力の差が明らかとなるタワマンという建物。 ただ、最下層の住民でも十...

Audibleで。 タワマン文学とはなんだ?どれだけ重く灰色の気持ちにさせられるんだと構えていた。 タワマンという、自分には縁のない場所を中心に2つの家族を軸にそれぞれの物語が展開する。 同じ建物の階層によって、財力の差が明らかとなるタワマンという建物。 ただ、最下層の住民でも十分に裕福な家庭なのだ。 どんな人にも上には上がいるという現実。 ただ、悩みなんて無いと思われるような人にも必ず抱えてる闇がある。 隣の芝は輝くように青い。 これを読んで、ロックフェラーは晩年は自分の正確な財産がわからないという事でずっと頭を抱えていたという話を逸話を思い出した。 ただ、最後は想像をいい意味で裏切られ、前向きな気持ちになる。 東京のタワーマンションを見た時の感情が、今までとは変わった。 スポットが当たらないけど、この作品で一番ハッピーに思える伊地知ファミリーもそれぞれ悩みを抱えてるんだろうな。

Posted byブクログ

2024/11/19

さくっと爽やかに読めるタワマン文学。 ドロドロと終わると思いきや、明るく爽やかな結末。 大人、子供、老人それぞれの悩みを描く。それぞれテンプレなキャラ。 親譲りの性格、親と対照的な性格、実際どちらが多いのだろうか、二分化できるのだろうかと高杉家の描写見ながら思った。

Posted byブクログ

2024/11/16

読んで良かった! タワマンには住んでませんが、受験生の子育てなど自分も気をつけなくちゃとハッとさせられた。 高杉徹の母が自分の母とそっくりで、徹が物語を通して自分の気持ちを代弁してくれたようでスッキリした。あまり好感を持てない平田さやかだが、自分もやってしまいそうな言動があって身...

読んで良かった! タワマンには住んでませんが、受験生の子育てなど自分も気をつけなくちゃとハッとさせられた。 高杉徹の母が自分の母とそっくりで、徹が物語を通して自分の気持ちを代弁してくれたようでスッキリした。あまり好感を持てない平田さやかだが、自分もやってしまいそうな言動があって身につまされる思いだった。その息子平田充の「エピローグ 平田充の発奮」では、自分の事が書いてあるんじゃないかと思いビックリ。「本気を出すのが格好悪いと思うようになったのはいつ頃からだろう?」が刺さった。隆くんの卒業式答辞にも感動。 自分も本気で頑張って見よう!やる気出たー!

Posted byブクログ

2024/11/03

子育てをしている者として、考えさせられることが多かった。何の為の勉強?子どもの幸せとは?それは子供の為ではなく自分の為になのでは? 読書として読むことで子育てする親を客観的に見られてよかった。 また、幸せそうに見える人にもそれぞれの地獄があり、他人の芝生は青く見えるとは、まさにこ...

子育てをしている者として、考えさせられることが多かった。何の為の勉強?子どもの幸せとは?それは子供の為ではなく自分の為になのでは? 読書として読むことで子育てする親を客観的に見られてよかった。 また、幸せそうに見える人にもそれぞれの地獄があり、他人の芝生は青く見えるとは、まさにこのことだと思った。

Posted byブクログ

2024/10/05

タワマン×中学受験の話。 上の階に住んでる人ほどお金持ちだとか、着てる服がデパートの高いものだとか、塾でのクラスの変動だとか、季節講習でお金が飛んで行くとか… 現代の都心の小6家庭の日常がそのまんまリアルに書かれていた。 本当にそのまんま。 現代の中学受験を知らない人、タワマン事...

タワマン×中学受験の話。 上の階に住んでる人ほどお金持ちだとか、着てる服がデパートの高いものだとか、塾でのクラスの変動だとか、季節講習でお金が飛んで行くとか… 現代の都心の小6家庭の日常がそのまんまリアルに書かれていた。 本当にそのまんま。 現代の中学受験を知らない人、タワマン事情知らない人が読むと新鮮かもですが… でも、そのまんまだと、芸がないというか… 結びで上向きな締め括りにはなっていたものの、物語としての起伏が物足りなく、不完全燃焼感が大きかった。

Posted byブクログ

2024/08/24

首都東京の湾岸にそびえ立つタワマンに暮らす4家族の物語。 一括りにタワマンと言っても上層階と低層階など、その中でもヒエラルキーがある。 日本は、何処でも、幾つになっても、ヒエラルキーだらけだ。 印象に残ったフレーズ すべてが思い通りという人生ではなかったけれど、この家族に出会え...

首都東京の湾岸にそびえ立つタワマンに暮らす4家族の物語。 一括りにタワマンと言っても上層階と低層階など、その中でもヒエラルキーがある。 日本は、何処でも、幾つになっても、ヒエラルキーだらけだ。 印象に残ったフレーズ すべてが思い通りという人生ではなかったけれど、この家族に出会えて良かった。 後味スッキリの読後感です。 オススメです。

Posted byブクログ

2024/08/20

タワマン文学というものを初めて読んでみました。 タワマンに興味がある方やタワマンに住んでる人には痛快な内容かもしれません。

Posted byブクログ

2024/08/14

タワマン文学にハマって読みました。 タワマン文学全般に言えることだが、東京都という街の生き辛さを言葉で表現されているところが痛快。 東京は他人への妬み嫉妬が渦巻いている街だが、他人は他人で理解できないような悩みに直面しており、自分とは異なった地獄を見ているのだろう。 自分は庶民過...

タワマン文学にハマって読みました。 タワマン文学全般に言えることだが、東京都という街の生き辛さを言葉で表現されているところが痛快。 東京は他人への妬み嫉妬が渦巻いている街だが、他人は他人で理解できないような悩みに直面しており、自分とは異なった地獄を見ているのだろう。 自分は庶民過ぎてタワマンに住むような層の人間ではないが、頑張っても幸せを実感できない虚無感のようなものには共感できる。 本書の登場人物から感じとるには自分の意見に正直な人間が幸せを実感しやすいのかも。

Posted byブクログ

2024/08/14

それぞれの登場人物の視点でスルスルと読めて楽しい。中学受験は未知の世界だが子育てしていく中で考えさせられる。

Posted byブクログ

2024/08/13

タワーマンションに魅了された家族たちの話 タワマン内での階層格差や息子の中学受験などをテーマに、誰しもが抱えるストレスや悩み、焦りなどがとてもよく表現されていました 高層階に住む勝ち組でさえも“息が詰まるような”を想いをしているのだなと感じました

Posted byブクログ