烏の緑羽 の商品レビュー

阿部智里(著者)

2023/04/26

問答が面白い。これまでメインでは語られていなかった側からの視点で、キャラクターに深みを感じた。
2023/4/26

2023/04/18

初安倍智里作品
あぁ・・・・やっちまったぁ。

表紙に魅かれ　つい手に取って読みだしたのだが、
どうにもたくさんの登場人物がサラッと話のあちこちに顔を出す。
（もしやこれは　シリーズものだったのか？？？）と
途中で調べてみたら　
『デビュー作から続く壮大な異世界ファンタジー「八咫烏」シリーズ』それも　第2部に突入している大作。
途中でやめようかと思ったものの
登場人物　路近と翠、そしてその師　清賢の根底にある生まれ持った性格や能力、環境がなせる戦いが
とても衝撃的で振り切っていて　本の投了を許さなかった。

ひと（八咫烏）が群れを成して生きていくには
綺麗ごとや道理では片付えられない理不尽さがついて回る。
それを成長していく中で　どう学んでいくのか。
自分はどう　そこを納得し、腹に落としているのか。
答えを迫られているような息苦しさを感じながらも
話しの展開に目が離せなかった。

うん　面白い！！
こういう壮大な　国や人の不思議な設定やファンタジーは嫌いじゃない。
まずはシリーズの１から読んでみたいと思う。

2023/04/07

阿部智里さんの作品はいつ見ても驚かされるし、とても興味深い。烏に単は似合わないを読んで推しになったが、相変わらずいい意味で予想を裏切ってくれて読んでいてとても楽しい。

次回作にとても期待している。

2023/03/23

路近の話が、こんなにどっぷり描かれるとは予想外。
長束を描くために、周りを掘り下げ、しかもそれがあの事件の空白を埋める展開に繋がるとは、上手い。
こういう技巧的な感じは、いい。
次はいよいよ、続きが描かれるのか。楽しみだ。

2023/02/26

読みながら思わず「あぁっ」とか「うわ」とか声が出る展開。
シリーズ長編ものの楽しさを存分に満喫できる。
続きが楽しみ。

2023/02/25

タイトルから外伝かと思いきや、ラストの方はがっつり「そんなだったんだ！」と驚愕させられる。
この作家さんは山内という理の緻密な設定とか、キャラの変なところの細かい描写説明とか、ホント、うまい。文字にして説明して納得させるこの能力。
素晴らしい！

2023/02/23

購入するほど好きなシリーズですが、最初に文庫本でそろえてしまったため、最新刊は図書館で先行読みし、文庫本で再読しています。とはいえ予約の順番が来るまで長かった〜。

前作「追憶の烏」では、前々作の「楽園の烏」になぜ至ったかの経緯が描かれていたので、今回はいよいよ先に進むのかとわくわくしていました。ところが意外な人（八咫烏）たちが登場。私の中では少し脇に寄せていた長束や路近、翠寛が鮮やかになりました。これはこれでとても読み応えがあると思っていたら、終章でやられました！短いながらも、「追憶」をふまえてのこの終章の威力は絶大でした。

2023/02/16

自分が肩入れしていた人物が別の角度からみると全く違った描かれ方をしていて、一面で判断するのはとても危険なことなのだと痛感。かもすると悪役の路近も自分に正直すぎる人であったし、翠寛も清賢にもそこに至るまでの壮絶な過去があつて、一番の驚きは長束。本書を読んでまた見方が変わった。ラストでようやくお話が進んだけれどまたもややきもきする展開。こんなに焦らしてどうするんだかと自問自答。記憶が曖昧にならないうちに続編をよみたくなってくる。
アナザーストーリー的な意味合いを持つお話であったが、深みが増してとてもとてもよかった。

2024/08/08

う～ん、話が進まない……(^^;
長束成長編？ 主役は翠寛かな？ 路近の存在感が半端なさすぎるけど(笑)
雪哉目線では無能扱いされてた翠寛は、このお話しではかなり好き♪ もちろん清賢がイチオシ。
まあ、これほどの政変、大罪だから、いろいろな人の側の視点で読めるのも楽しい。
けど、山内の滅亡問題もあるんで、そろそろ帝位争いは決着希望！

2023/02/06

外伝に近い感じだったが一気読み。主に長束と路近と翠寛のお話。面白かった。
また第1巻から読み直したくなってきた。かなり忘れているので。でも早く続きが読みたい。第二部がこんな展開になるとは。