烏の緑羽 の商品レビュー

阿部智里(著者)

2022/10/13

読み終わってまず思ったのは…。

ひっぱるなーー。…でした。

前回から、どう物語が進展していくのか、すごく楽しみにしていたので、予想外の人物について語られていたのが意外というか、少しだけがっかりでした。

それでも、話としては面白く読めましたが。

登場人物、それぞれに、これまで歩んできた人生と、想いがあるんだと、あらためて再認識しました。

そして…ますます、続きが気になります…。

2022/10/12

今まで1度も書かれることの無かった夏束と路近の話。
これを読むといかに夏束がお坊ちゃんかと言うのが分かるけど、でもそう言う風に育てられて生きてきたからしょうがない！！
そんな夏束を影から支えていたのが雪哉とバチバチにやり合った翠寛だったとは……
でもこの話を読む限りもしや雪哉もそこまで闇堕ちしていないのでは？？
と、ちょっと希望を持ちたくなる。
最愛の弟を殺された夏束が怒るのは当たり前だけど、同じくらい雪哉が怒らないわけないよな……とか思ったり。
個人的に夏束が身ぐるみ剥がされてパンイチになって皿洗ってるのと、自分のことをおじさんと言ってるのに大変萌えた笑

2022/10/11

長束の話かと思いきや路近や翠賢の話も出てきて驚いた。一刻も早く、読んだみなさんと感想を共有したくなってしまいました
路近の行動についても彼なりの意味があったことがわかったし、案外しっかり考えている人だったんだ…と思った。（人は見た目で判断しちゃいけない）
私は雪哉推しだから頸草院のときの翠賢からしてあまり好感は持ってなかったけど、彼にも壮絶な過去があったんだと知った。また空棺の烏を読み直したくなった
そして何より雪哉…やり方は酷いところもあるけど、奈月彦のためにこれまで頑張ってきた…弥栄のときだって浜木綿と紫苑の３人の姿を見て涙を流してたのに…どうして雪哉一人がそんなに辛い目にあっているのか…早く続きが読みたい反面、雪哉の行く末を見るのが哀しい…
雪哉の苦労が認められる日が来てほしいそう思いたくなる本でした。

2022/10/10

前作の衝撃から、今作ではどんな展開を見せてくれるのか。八咫烏シリーズは第二部になってから予断を許さない。表紙は長束、物語序盤は長束からはじまり、いつもの路近もいる。それからまさかの展開ではあるが、清賢と翠寛という魅力ある人物について描かれ（名前だけで誰か分かったらシリーズ読み込んでいる方々に違いない）最後に一転する展開はまさに見事。さすがです。
会話劇も含めてなんでこんなにも面白いのか。
早くも次を読みたくなる、、。

2022/10/10

久しぶりに読むと、あれ時系列どうなってる？？と混乱しましたが、そんなこと忘れてすぐに八咫烏シリーズの世界観に引き込まれていきました。
あんまり物語が進んだ感じはしません。が、成る程この登場人物はこの過程でこんな性格に育ってこの人につかえてるのねとなっとくしたり、そりゃこんなことあったらこの対応になるわなと同情したり、今まであまりスポットライトがあたらなかった方たちの生きざまがわかる御本でした。
あと、急に翠寛の好感度が上がりました。

2022/10/10

それぞれの為人がこれからの山内に起こる出来事に深く意味を持つことになるのでしょう。
そんな彼らが味方だと思いたい。(いつも裏切られるので希望的観測…)

多分伏線がいっぱいあるんだろうなと思うけど、いつも予想と違う着地になるので、裏切られる快感を次回に期待する。

2022/10/10

君主たるもの、現実を知り得た上で、理想を求めよ。
今は亡き金烏の人格的素晴らしさが、長束の成長を促すことを通して垣間見える。
雪哉と敵対することになった、その人々の過去と成長。
奈月彦はどこまで見通してたのか…
やはり、金烏は恐ろしく神々しく、下々は所詮、政治意図、利益のみで動く庶民…

2022/09/07

【累計180万部の八咫烏シリーズ、待望の最新刊！】生まれながらに「山内」を守ることを宿命づけられた皇子。彼らの知られざる葛藤と成長を描く、大人気ファンタジーシリーズ最新刊。