烏の緑羽 の商品レビュー
八咫烏シリーズ第二部三作目。 途中半分くらいまで、なかなか読み進められなかった。 面白いと思えず、どうにも彼らに興味も持てなくてー。 だらだらと読んでいたのだけど、面白くなってきたのは鞠里が身請けされたあたりからなので、残り1/3くらいになってから。 そこからは、ほぼ一気に読めた...
八咫烏シリーズ第二部三作目。 途中半分くらいまで、なかなか読み進められなかった。 面白いと思えず、どうにも彼らに興味も持てなくてー。 だらだらと読んでいたのだけど、面白くなってきたのは鞠里が身請けされたあたりからなので、残り1/3くらいになってから。 そこからは、ほぼ一気に読めた。 ラストに近づくにつれて面白さが増したので、次作が楽しみ。
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予想外の展開になっていて、読むのをやめようかと思っていたけど、やっぱり手に取ってしまい、そして最後まで読み進めてしまった。 とにかくクセが強い。(苦笑)
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第二部、3作目。 前回の衝撃の展開のその後かと思いきや、ちょっとサイドストーリーな感じだった。 その後じゃないのかと…残念に思っていたけど、読み始めたら引き込まれた! 長束、路近、清賢、翠寛の話。 長束を中心とした話かと思いきや、 中心は路近だった。 路近、前から怖いと思ってけど…酷すぎる! いや、路近の章を読むと、ただ知りたいだけだったのか…と同情しちゃったけど、いや、やっぱり酷いやつだよ(;・∀・) 長束、しっかりしたお兄さんと思ってたらこんなんだったのか…(-_-;) そしてあのシーン…わかってることだけど辛い。 終章では、これは!帰ってきた!って歓喜!続きが気になる!
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「長束=しっかりしていて完璧」というイメージを破ってくる本でした。私の中では、3巻で少し完璧というイメージが崩れそうな場面がありましたが、「9巻目ではっきりしたなぁ」って感じです。 今まで、謎が多かった路近の過去も明かされ「パズルのピースが1つはまったなぁ」と思いました。
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「長束」 手紙を持ってく。 ここまで拒絶されたら清々しいまであるが、必要であるのに首を縦に振ってくれないのは困ってしまうだろう。 「清賢」 耐え抜くことが。 甘やかしたわけでもないのだろうが、ここまで横暴に育ってしまった後に更生させるのは難しいのではないか。 「羽緑」 連れら...
「長束」 手紙を持ってく。 ここまで拒絶されたら清々しいまであるが、必要であるのに首を縦に振ってくれないのは困ってしまうだろう。 「清賢」 耐え抜くことが。 甘やかしたわけでもないのだろうが、ここまで横暴に育ってしまった後に更生させるのは難しいのではないか。 「羽緑」 連れられた先で。 自己都合で迎えにきたというのに、これだけ酷い目にあっているのに助けることもせず手放すのは最低だろう。 「翠」 怒らせるために。 これだけ執着しているのは気に入っているからか分からないが、歪んでいる感情を向けられるのはしんどいな。 「路近」 毒殺は失敗して。 目に見える傷は一切つけられなかったとしても、都合良く買われた身体と心は少しずつ壊されていったのかも。 「翠寛」 決断の時に居合。 どこまでも普通の思考ではないからこそ、大人しくしている間も何かしら考え動き続けているのかもしれない。
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長束……。今回で親近感を持ちました。 しっかりもののお兄ちゃんのイメージがゴロゴロと崩れ去って面白かったです。 路近はやっぱりとんでもなかったし(優秀なだけに迷惑な人だわ)、それをぶん殴れる翠寛は凄いし(雪哉とやりあえるんだから、さすが)、清賢さんはもうあなた仙人ですか、と言いたいし。 長束陣営がどっしりと構えていてくれるとほんと安心できます。 今後もこの布陣で、翠寛さん頑張ってください。 と、思う1冊でした。
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なぜ今長束の話?と思ったけど、そもそも長束の話ではなくミドリの話だった。長束もいろいろ成長してたのは知らなかったし、路近のことが恐くなり、またある意味純なのかと思ったり。前は完全に雪哉サイドとして読んでたから翠寛についてはよく思ってなかったんだけど、今回でとても好きになりました(現金)。最後に、ここでこう繋がるのね!と思った。いよいよ次は話が動くのかな?すごいたのしみ!
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道理とは理想でしかない、しかし理不尽を受け入れるのは許せない…色々と考えさせられる話だった。簡単にはわからないからこそ楽しい一冊。 身分で辛い境遇に置かれてる女子が多いからついつい女子側の肩を持っちゃうなと思っていたらそれの男子版を見せられたり、長束さまっていつもいいように使われてんなと感じていたらついに赤ちゃん扱いされてたり、今までの巻で私が抱いていた感想ってぜんぶ阿部さんの掌の上だったのかも!とウキウキできたのでよかった。筆者のいいように踊らされるのは読書体験として至上です。(筆者の理想的読者になれたなどと考えるのは傲慢ですが?) 今巻で焦点が当てられた長束さま、路近氏、清賢先生、翠寛さん…もともと好きだった人もいるけど今回でみんなもっと大好きになれた。雪哉からみれば一世代前、つまり大人たちが大人になるまでの話を聞けたことで、彼らに対する信頼というか安心感を得ることができた。雪哉よりあとの次世代への期待と大人世代への信頼が合わさってかなり最強に近い気分になった。(勝手に雪哉を仮想ラスボスにしている) 主のラストで雪哉と路近が忠誠のあり方について軽く問答していたことの答え合わせが雪哉のいないところで為されたなという印象も受けた。路近の子ども時代を見てると、境遇は違えどなんとなく雪哉ににてる部分もあるなあとも思った。路近たちはいい先生に出会えたけど、雪哉は基本大人への警戒心高めなままだったような…。 鞠里ちゃんがしたたかな子でよかった。このシリーズに出てくる女みんな、ここぞな場面での気が強くて良い。 ところで奈月彦さんはほんま…真の金烏人格との分離が窺えるシーンで愕然としちゃった。記憶が欠けているせいで同一化がうまくできなくなったのはわかるが、金烏として座に座るならせめて自覚は強く持ちつづけるくらいは…やっぱり主か黄金のころが全盛期だったかしら。いやあの頃も色々理由付けながらなんだかんだ結局シレっと自分の想い人を選ぶような奈月彦人格の割合が強そうなお人だったけども、金烏としての振る舞いはつとめてたから…それこそ、実はなくとも形にはなってる忠誠とか、やらない善よりやる偽善というか。ともかく勝ち逃げされたみたいでくやしい〜!
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おおおー重い。哲学的。 長束側の話が読めて良かった。 しかし深い。初めの方の姫たちの争いがふわふわしすぎた世界だったのか。すごく懐かしく感じるような未来にたどり着いたようなお話だった。 また始まるのかな?始めて欲しい!!うおー!
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本当に人の印象がコロコロ変わっていくシリーズだな。 それが面白くもあり、感情移入しずらいところでもあり。 ちょっと理屈っぽすぎてついて行きづらかったけど、まあ面白いよね。 ぐいぐい読ませてくるよね。 なんか、雪哉一人が,冷たく暗く厳しい道を歩んでいる感がして辛い。 雪哉が全く出てこない物語で,雪哉を思わされる。
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