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ライオンのおやつ の商品レビュー

4.3

576件のお客様レビュー

  1. 5つ

    279

  2. 4つ

    187

  3. 3つ

    76

  4. 2つ

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2022/12/20

ぐいぐい引き込まれて一気に読んだ。 自分に死期がせまったら、どうなるのか。他人事ではない。考えさせられる。 こんなに、大切な人達に囲まれて見送ってもらえるかな。疑問。一食一食を味わいながら日々くらしたい。 人は変わろうとすれば、変わる事ができる。印象的な言葉

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2022/12/20

読めてよかったと思えた本。 同じ部署の方がおすすめしていて貸してくださった。 私と同年代でホスピスに入り余生を過ごすことになった主人公。 読み進めるにつれて、彼女がだんだん体が思うように動かなくなり、声が出なくなって、、思考が現実とあの世を行ったり来たりするようになり、、、弱って...

読めてよかったと思えた本。 同じ部署の方がおすすめしていて貸してくださった。 私と同年代でホスピスに入り余生を過ごすことになった主人公。 読み進めるにつれて、彼女がだんだん体が思うように動かなくなり、声が出なくなって、、思考が現実とあの世を行ったり来たりするようになり、、、弱っていく姿が悲しい。だけど、死に向かう悲しさだけではなくて、病気になったからこそ出会えた人やライオンの家という居場所、それらがキラキラと自分の存在を肯定してくれるような感じ。 彼女のように逝けたら幸せだろうな。 「人は生きているうちは変われる」 私も、変わりたい。

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2022/12/20

優しい本でした。 小さい頃から自分が死んだらどうなるんだろかっていう想像をよくしていました。 死期が近づいたとき、主人公みたいに前向きに生に向き合えるのだろうか、今もきちんと生きたいなと思いました。

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2022/12/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

仕事の休憩中にすらすら読めるが、ほっこりした気持ちになり泣ける本。 優しい話だから刺激を求める人には物足りないかもしれない。 一人の時間を大切にする。美味しいご飯とおやつを食べる、睡眠をとる、大切な人と心地よい会話をする、健康な心と体。綺麗事ではなくそれだけで十分幸せということを改めて気付かせてくれた。 自分が病気になったらこんなに死を受け入れることができるのか疑問だがライオンの家みたいな場所に住むのは憧れる。

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2022/12/18

偶に自分が死ぬ時の事を考えるのですが、 いつも得体の知れない恐怖が湧き上がってきて途中で考えることをやめてしまいます。 でもこの本は、死ぬことってそんなに怖くないことなのかもとおもわせてくれました。 まるで本当にもうすぐ死んでしまう人が書いたみたいに一文一文が深く、染み込ん...

偶に自分が死ぬ時の事を考えるのですが、 いつも得体の知れない恐怖が湧き上がってきて途中で考えることをやめてしまいます。 でもこの本は、死ぬことってそんなに怖くないことなのかもとおもわせてくれました。 まるで本当にもうすぐ死んでしまう人が書いたみたいに一文一文が深く、染み込んでくるような感覚がしました。 思いっきり不幸を吸い込んで、吐く息を感謝に変えれば、あなたの人生はいずれ光り輝くことでしょう。 自分の中に膿が溜まっていくような気持ちがする時に読むと、すごく晴れやかにも暖かくもなる本だなと思います。 一度立ち止まって、じっくり自分を見つめ直したい時におすすめの本です。

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2022/12/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

オーディブルより 死期が近づくとはこういうことか…と、感じとれるほどリアルな状況にさせてくれる迫真の演技が良かった。 『幸せ』とはどれだけ人を笑わせたか。 笑うことが好きで…いや、とにかく自分は 「よく笑うね」と言われる事の多い人生だった。 幸せだった。 今、笑えることが少なくなっているのは… 人を笑わせていないからなのかもしれない。 以前、笑わせていたか?と、いわれるとそうしていたつもりではない。 では、なんでか? 死期は着実に毎年近づいている事を実感するようになってから、どう生きるか考える事が多くなっている中 『我が人生に悔いなし』 という座右の銘を果たして生きるヒントが得られるかと思い、手にした本だけど…現実味が溢れてるのか、悲しくなるほうが多かった。 最後の家族のやりとりは逆に現実味がなくなってしまって残念。

Posted byブクログ

2022/12/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1回め、途中でジーンと来て、後半はもう嗚咽が出るくらい泣いた。1.5回め、後半だけ読んでも泣いた。2回めに通して読んでもまだ泣けた。人前で読むのは避けた方がいい。 有名な本だし、とかいう気軽な理由で購入。前情報は裏表紙の紹介文のみ。2時間半程度で読了。 雫さんはもうそんなに生きられないらしい。でもお腹もすくし、デートもする。なんだ、意外と元気そう。人生の終わりで絶望!お先真っ暗!という感じでもないのかな、と、途中までは思っていた。なんならお粥さんとおやつと六花で奇跡の復活をする話?とか思っていた。甘かった。そんなわけがなかった。 おやつを食べることで、他のゲストの人生を追体験する。ゲストの生きざまがわかる。ゲストが健在か亡き後かで感じ方も変わる。 マドンナからタッチセラピーを受けた頃から、雫さんの最期がかなり近くなる。まだ歩けるけれど、意識もあるけれど、時間の経ち方や、意識の混ざり具合が、健康な私たちとは異なってくる。ああ、行き来するようになってしまったと思ったら涙が止まらなくなった。雫さんが生きていられる時間は残り少ない。かつては絶望していた雫さんが、だんだん生きている喜びを味わっていく。 マドンナやアワトリスさんやタヒチ君、六花や父たちとの関わりで、雫さんは思い残すことはなくなり、自由になったのかもしれない。 もし自分がおやつをリクエストするなら何にするだろう。いまのところ思いつくものはない。この先みつかるかもしれないし、ゆっくり考える時間はたくさんある。だからまだいいかと思い込んでいる。そう思うことができるくらい健康に生きている喜びを知った本であった。また読み返したい。

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2023/02/13

人の死は、これからも大切な人の心の中に残っていくものだとわかります。死は怖いことだけど、それに向き合えることで気づける良いこともたくさんあると思います。また、いつか、死と生について考え直すために読み直してみたいです。

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2022/12/14

少し前に友人にすすめられていたのを思い出して、手に取りました。読み終わった後、「私に合うと思う」と言ってくれた友人に感謝の気持ちです。 心と体を暖かくして、いつも笑って過ごすこと。 よく寝てよく食べること。 改めて大事にしようと思いました。

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2022/12/14

若くして余命を告げられた主人公が、瀬戸内の島にあるホスピスを終の棲家としたところから物語は始まる。 そのホスピスでは、毎週日曜に入居者がリクエストできる「おやつの時間」があり、誰のリクエストかは明かされない代わりにその人のそのおやつにまつわる思い出が紹介される。 よくあるあつーい...

若くして余命を告げられた主人公が、瀬戸内の島にあるホスピスを終の棲家としたところから物語は始まる。 そのホスピスでは、毎週日曜に入居者がリクエストできる「おやつの時間」があり、誰のリクエストかは明かされない代わりにその人のそのおやつにまつわる思い出が紹介される。 よくあるあつーい激励・感動モノと思うでしょ? そんなシーンはなくて、淡々と主人公が亡くなるまでの1か月ちょっとの日々(主に寝てるか食べてる)が描かれているだけなのに、70ページあたりから最後までずっと号泣。 食べて、寝て、生きて、いつか来る死を待つ。 作中で、人生を1本のろうそくに例えた話が出てくる。 消すこともつけることも自らの意志ではままならないが、そうやって命をすり減らし輝くことで誰かの光にもなれるという表現が私はとても好き。 間違いなく2022年ベスト本! 余談だけど、終末期医療の在り方についても考えさせられた。 医療が発展し、健康寿命の延伸が目覚ましい今、Quality of LifeだけではなくQuality of Dyingも個人の守られるべき権利として意識されつつあるのかなあ。 モルヒネワインや音楽、イラスト療法など、緩和ケアは多岐にわたることもこの作品で知った。 ただ現在このようなセラピーはすべてボランティア活動の一環として扱われていると、作中にはあった。 今後こういった緩和ケア関連セラピーは、民間療法の域を超え、エビデンスを積み上げたうえで、国が国家資格化して専門性を高めるなり、きちんと整備していくべきエリアだとも思った。 QODを尊重するのであれば、怪しい民間療法とはきっぱり線引きするべきだと思うから。 それにボランティアのままでは、本業として取り組む人を増やせないだろうし。 とまあ色々考えるきっかけにもなりましたとさ。激しくおススメ!!

Posted byブクログ