ライオンのおやつ の商品レビュー
人生 死が恐怖に感じることもある それは、今守りたい人達がいるから 身体にお別れするときはわからない けど、その時まで生きられること 悔しい、辛い、悲しい そんな想いも身体があるからこそと思って 生きたいと感じられる本だった 亡き父にも会いたかったが、見守ってくれている いつも...
人生 死が恐怖に感じることもある それは、今守りたい人達がいるから 身体にお別れするときはわからない けど、その時まで生きられること 悔しい、辛い、悲しい そんな想いも身体があるからこそと思って 生きたいと感じられる本だった 亡き父にも会いたかったが、見守ってくれている いつもそばにいるのかもしれない
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読み進めていて、後半は涙が止まらなかった。主人公の信念と周りの支えてくれる人の暖かさに心が震えた。 自分が最期に食べたいおやつを考えてみたが、中々思いつかない。いつか訪れる最期までに何を残せるか日々考えて生きていきたいと思った。健康に過ごせる日々を大切にしていきたい。
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人の「死」というと、怖い、悲しいという感情を想像するが、この本ではその時を迎えるまでの沢山の感謝と人の温かさが溢れている。 最期の時を迎える為にやってきた「ライオンの家」というホスピスで、生きる上での必要最低限のことを繰り返し、その必要最低限の中の多くの当たり前が素晴らしいこと...
人の「死」というと、怖い、悲しいという感情を想像するが、この本ではその時を迎えるまでの沢山の感謝と人の温かさが溢れている。 最期の時を迎える為にやってきた「ライオンの家」というホスピスで、生きる上での必要最低限のことを繰り返し、その必要最低限の中の多くの当たり前が素晴らしいことに気付いていく。 死を漠然と遠いものと考え、日々を何となく過ごしている自分には、死に対しては底知れない恐怖を感じる気持ちがまだ強く、死を受け入れるという心理状態とは程遠い所にいると思う。 でもこの本を読んで、今この瞬間の有り難みを考えさせられた。
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全体を通じてとても優しく綺麗で、心が洗われるような気がする作品でした。 ライオンの家との出会いを通じ、生きることへの切望、死にたいする向き合い方・考え方、人生観などが揺れ動く雫を見て、自分自身も生きることについて考えさせられました。 月並みですが、今を大切にして、一生懸命生きようと思いました。 個人向けの備忘録として、印象に残った一文を記載します。 (※ネタバレ含みます) ◼️印象に残った一文 ⚪病気になって良かったとは、まだ心からは言えない。癌細胞に感謝する気持ちにも、まだなれない。でも、こんなにたくさんのギフトを恵んでくれたのは事実だ。 (六花と散歩をしているシーン) ⚪思いっきり不幸を吸い込んで、吐く息を感謝に変えれば、あなたの人生はやがて光り輝くことでしょう (雫の部屋にシスターとヘルパーがお年玉を渡しに来るシーン) ⚪私がきちんと見ようとしなかっただけで、星はちゃんとそこにあるのだ。必死になって夜空を探せば、私を見てくれている星がきっとある。 (余命宣告直後、落ち着いてぬいぐるみのベアとメアリーを拾いに行くシーン) ⚪自分の運命を呪ってばかりいた過去の自分を反省した。そして神さまに、感謝の気持ちを伝えたくなった。それは、今ここに自分が生きて存在する、ということに対しての深い深い祈りにも似た感謝だった。 (同上) ⚪死を受け入れるということは、生きたい、もっともっと長生きしたいという気持ちも正直に認めることなんだ、って。 (寝たきりの百ちゃんに会うシーン) ⚪私ね、死って、最大級のオーガズムみたいなものなんじゃないかと、期待しているんですよ (衰退する雫をマドンナがケアするシーン) ⚪今というこの瞬間に集中していれば、過去のことでくよくよ悩むことも、未来のことに心配を巡らせることもなくなる。私の人生には、「今」しか存在しなくなる。 (父と妹の梢がライオンの家を訪れるシーン) ⚪もう、元気な頃の体には、戻れない。でも、元気な頃の心は取り戻せた。そのことが今、すごく誇らしい。 (同上) ⚪私がいっとき味わった孤独や切なさや苛立ちは、梢ちゃんという命を育むための養分だった。 (雫の最後) ⚪生きることは、誰かの光になること。自分自身の命をすり減らすことで、他の誰かの光になる。そうやって、お互いにお互いを照らしあっているのですね。 (雫の死から2日目、マドンナの言葉)
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瀬戸内にあるホスピスで、まだ若い主人公が残りわずかな日々を穏やかに過ごし、許しと感動を与える話。 事前に聞きかじった情報で想像したとおりの作品でした。 それ以上でもそれ以下でもなし。 思わず涙があふれてくるところもあったけれど、やっぱり私には納得できない。 ここまで手厚いホスピスを、いくら金持ちとはいえたった一人の出資とボランティアで賄うことはほぼ不可能でしょう。 こういう場所があったらいいね、という程度の、経済観念ががばがばな作品からは、上っ面の感動しか覚えない。 「小説なんだから」という逃げ口上は好きではない。 フィクションだからこそ世界の構築には手を抜かずに、丁寧に作りあげてほしい。 それがあっての物語であり、人物であり、感動なのだから。 って思う私は、多分この作者とは相性が悪いんだろうなあ。 上手な人だとは思いますが。
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ライオンのおやつ 思いっきり不幸を吸い込んで、吐く息を感謝に変えればあなたの人生はやがて光り輝くことでしょう ホスピス 余命宣告され、治療で苦しむ日々から解放され、残された命を自由に生きていくためにホスピス「ライオンのいえ」に入り、生活していく話。 自分が病に侵され、余命宣告された場合、その日まで何とか治療を続け、苦しむ日々を過ごすのか。 どうせ死ぬなら
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主人公が死へ向かっていくまでの過程を、 丁寧に鮮明に書かれている本です。 本のあらすじだけを見ると死を伴うため、 悲しいお話なのかと思えば、 快楽を感じているような死ぬ瞬間の描写があったり、 死後も家族を見守ることができたり、 死んだとしても輪廻の中でまた大切な人と巡り会える可能...
主人公が死へ向かっていくまでの過程を、 丁寧に鮮明に書かれている本です。 本のあらすじだけを見ると死を伴うため、 悲しいお話なのかと思えば、 快楽を感じているような死ぬ瞬間の描写があったり、 死後も家族を見守ることができたり、 死んだとしても輪廻の中でまた大切な人と巡り会える可能性を示唆したりと、 どちらかというと死を少しポジティブに捉えている本。 人は、死ぬ瞬間まで成長できる。 周りの人を大切にし、日々の生活を感謝して過ごせば 自分がどれだけ恵まれているか認識できると思います。 そのことを認識できるだけでも幸福度が増すだろうな、と思えました。 そして、死ぬことは怖く、悲しいはずなのに この本のおかげで 怖さが軽減し、なんなら死ぬ瞬間や死後がちょっとだけ楽しみになりました。 自分の人生を振り返った時に、 良い人生だった!と 思えるように、 今自分ができることを当たり前と思わず、 一つ一つ大切にして前向きに生きていこうと思える素敵な本でした。
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たった今、読み終わったが、ちょっと目がウルウル・・・。 そんな切なくなるが感動できる小説だった。 「2020年本屋大賞第2位」に偽りなし。 今までも「死」をあつかった本を読んできた。 『モリー先生との火曜日』 『死ぬときに後悔すること25』 『あした死ぬかもよ?』 つい忘れが...
たった今、読み終わったが、ちょっと目がウルウル・・・。 そんな切なくなるが感動できる小説だった。 「2020年本屋大賞第2位」に偽りなし。 今までも「死」をあつかった本を読んできた。 『モリー先生との火曜日』 『死ぬときに後悔すること25』 『あした死ぬかもよ?』 つい忘れがちになるが、自分も明日、急に死ぬかもしれない。 「いつ死んでも後悔が少ない生き方をしなければ」 「やりたい事があれば、できるだけ早くさっさとやってしまった方が良い」 「やらなかった後悔よりも、やっちまった後悔を選ぶ」 これらのことを再認識できる良い作品だ。 ブクログの評価も★4.21。 私の勝手な認識だが、ブクログでの評価で★4以上にハズレなし! この作品の著者:小川糸さんにも興味が出てきたので、ちょっと作品を調べてみた。 『ツバキ文具店』★4.20 『キラキラ共和国』★4.0 *ツバキ文具店の続編 おおっ、やはり★4以上の作品があるじゃないか! この2冊はすぐにでも読みたくなったので、今度ブックオフで買ってこよう♪ (また積ん読の本に手をつけるのが遅くなるが・・・) この本を貸してくれた友人にも再度感謝! 私もライオンの家があるのならば、最後はココで迎えたい。
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読んでて涙がでたのはもちろん、鼻水もでたし喉の奥が痛くもなった。 泣き疲れた。泣かせてくれてありがとう。
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あったかい物語。人生って最後まで学ぶことがいっぱいなんだな〜。私も人生最後の時にごちそうさまでした!って旅立てるような人生を送りたい。人生の最後に食べたいおやつってまだぱっと思いつかないけど、その時が来たらすぐ思いつくようなおやつ、思い出をたくさん作って経験していきたい。日常のひ...
あったかい物語。人生って最後まで学ぶことがいっぱいなんだな〜。私も人生最後の時にごちそうさまでした!って旅立てるような人生を送りたい。人生の最後に食べたいおやつってまだぱっと思いつかないけど、その時が来たらすぐ思いつくようなおやつ、思い出をたくさん作って経験していきたい。日常のひとつひとつを大事にしたいと思える物語に出会えてよかった。
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