ライオンのおやつ の商品レビュー
若くして余命を告げられた主人公が、瀬戸内の島にあるホスピスで残りの日々を過ごすことを決める。 本当に面白く、素直に感動した。 作中に登場する人たちみんな良いキャラクターで、何より提供される食事が全て美味しそう…。 今生きているのが当たり前じゃない、今をもっと大切にしたいと思える作...
若くして余命を告げられた主人公が、瀬戸内の島にあるホスピスで残りの日々を過ごすことを決める。 本当に面白く、素直に感動した。 作中に登場する人たちみんな良いキャラクターで、何より提供される食事が全て美味しそう…。 今生きているのが当たり前じゃない、今をもっと大切にしたいと思える作品。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
死を魂の新たな旅として表現していて、死ぬことをポジティブに捉えている物語。 生きているうちに後悔することがあるが、それを含めて人生である。タイトルの「ライオン」「おやつ」どちらにも重要な意味があった。 おやつは、心の栄養、人生のご褒美という文が響いた。
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瀬戸内のレモン島のホスピスは天国へ向かう人の待合室のよう。 死を扱った物語だが決して暗くなく登場人物が愉快で微笑ましい。 ワンコが特に愛おしい。 読みながら悶々としていたことがラストできっちり解消できる。
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私も本当はこういう関わりがしてみたい。 あんな暖かさで包まれたら安心して死ぬことができるんだらうな。
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ずっと気になっていてついに読みました! 雫さんの生きようとする力と、ライオンの家の方々のあたたかさにとっても勇気をもらいました。 毎日感謝して過ごしていかないと、雫さんにおこられちゃいそう。自分を、まわりを、大切に生きていこう。
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星☆が5個しかつけられないのが悔しいくらい、1番大好きな本です!!高校1年生の時に初めて読んでから、記憶が薄くなってきたらまた読み直して…感動して……を繰り返しています。ドラマも見ました。この本に出会ってから、瀬戸内産のレモンを使った商品を見たら、いつも買っちゃいます笑 本当に小...
星☆が5個しかつけられないのが悔しいくらい、1番大好きな本です!!高校1年生の時に初めて読んでから、記憶が薄くなってきたらまた読み直して…感動して……を繰り返しています。ドラマも見ました。この本に出会ってから、瀬戸内産のレモンを使った商品を見たら、いつも買っちゃいます笑 本当に小川糸さんの小説は、どれも魅力的で可愛らしくて、しかも面白いので最高です♡応援してます!
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瀬戸内海の島にあるホスピス「ライオンの家」を舞台に、若くして余命僅かと宣告された主人公・雫が、様々な人の人生に触れながら最期の時を過ごすお話。話が進むにつれて、入居者たちの死に直面する場面もあるが、ネガティブな感情は少なく、むしろ穏やかで温かみを感じる内容だった。 病がもたらす...
瀬戸内海の島にあるホスピス「ライオンの家」を舞台に、若くして余命僅かと宣告された主人公・雫が、様々な人の人生に触れながら最期の時を過ごすお話。話が進むにつれて、入居者たちの死に直面する場面もあるが、ネガティブな感情は少なく、むしろ穏やかで温かみを感じる内容だった。 病がもたらす身体的・精神的苦痛は想像に難くないが、人生と向き合い、健康な心を取り戻した雫の最期は、精神的にはとても穏やかなものだったのではないかと思う。不慮の事故や事件で突然命を奪われることもあるこの世界で、雫のような最期を迎えられるのは、とても幸せなことなのかもしれない。 おそらく誰もが死に対して少なからず恐怖を抱いていると思うが、死を意識するからこそ、己と向き合い、今を一生懸命生きようと思えるのかもしれない。ただ、もし自分が同じ状況に置かれたら、雫のようにもがきながらも受け止めることができるだろうか。 人生とは「生きている今」が積み重なったものであり、死ぬその瞬間まで生きている限り、人は変わり成長することができる。「ああすればよかった」「いつかこうしよう」なんてぼんやり思いながら、毎日をただなんとなく過ごしているが、今この瞬間から変わろうと努力すること、誰かのために何かをすることが、後悔なく生きて死ぬ第一歩になるのかなと思う。
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なんとなく旅に持ち出した本、奇跡的に旅先と本の舞台が一緒だった。 目の前にある景色が文字となっていたので、より文章が入ってきた。 幼い頃から死について考えては怖くなってしまうタイプだったが、この本を読んで初めて死に対して怖さ以外の悪くない感情を持てた。 死ぬまで定期的に読み返...
なんとなく旅に持ち出した本、奇跡的に旅先と本の舞台が一緒だった。 目の前にある景色が文字となっていたので、より文章が入ってきた。 幼い頃から死について考えては怖くなってしまうタイプだったが、この本を読んで初めて死に対して怖さ以外の悪くない感情を持てた。 死ぬまで定期的に読み返したい作品。 (帰りの飛行機で涙が止まらなかった)
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感動しました。 この作品に解説などは要らないです。とにかく手に取ってほしい本です。 素晴らしい本に出会えて幸せです。 悲しさからくるものではない涙が流れました。 必ずまた読みます。
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私は号泣というよりむしろ少し笑顔になれました。優しく寄り添ってくれる本。 通勤のお供に読んでたけど、これは味わいたいと思って家でゆっくり読みました。心情や情景の表現がきれいすぎる。心にフィットする好きな文がたくさんあって、なんども反芻したいです。 私のおやつはなんにしよう。
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