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キュレーターの殺人 の商品レビュー

4.3

130件のお客様レビュー

  1. 5つ

    57

  2. 4つ

    46

  3. 3つ

    16

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2023/05/11

文庫王国から。矢継ぎ早に謎が出来するという、かなり本格な内容。でも考えてみると、そんなに謎解きは好きじゃないんだった。主たる物語自体の魅力は、それなりってところかな。

Posted byブクログ

2023/05/06

シリーズ3作目ではあるが、過去作品を読んでなくても楽しめる(キャラの濃さに少し戸惑うかもしれないが)。 話の流れもテンポ良いし、伏線もしっかり張られているうえ、次々と話の様相がが変わっていく様も面白く、ラストまで一気読み。 オチもしっかり効いているし、シリーズ中で一番面白いだけで...

シリーズ3作目ではあるが、過去作品を読んでなくても楽しめる(キャラの濃さに少し戸惑うかもしれないが)。 話の流れもテンポ良いし、伏線もしっかり張られているうえ、次々と話の様相がが変わっていく様も面白く、ラストまで一気読み。 オチもしっかり効いているし、シリーズ中で一番面白いだけでなく、ミステリーとしても一級品の仕上がり。 毎回の題材の選び方や、ガジェットの使い方も見事。

Posted byブクログ

2023/04/20

 あらすじが面白そうだったので手に取ったが、当たりだった。  シリーズの三作目だけれども、これからでも全然読める。半分過ぎたあたりからは話の続きが気になって仕方なかった。    ポーという刑事が主人公のミステリー。彼は優秀で、一見堅物に見えるけどなかなかユーモアがあり、そうしてチ...

 あらすじが面白そうだったので手に取ったが、当たりだった。  シリーズの三作目だけれども、これからでも全然読める。半分過ぎたあたりからは話の続きが気になって仕方なかった。    ポーという刑事が主人公のミステリー。彼は優秀で、一見堅物に見えるけどなかなかユーモアがあり、そうしてチームメンバーにとても愛情深い男だった。脇を固める分析官や上司などのキャラクターもいい。特に分析官のブラッドショーとの友情がとてもよかった。バディというほどべったりではないが、チームとしてよいコンビなのだなあというのがよく伝わってくる。    クリスマスに見つかった指の捜査から思いもよらない方向へといくのが見物。指と一緒に見つかるBSCという言葉の意味が判明するところから物語がまた一気に加速していくのが気持ちよかった。  ラストのラストで明かされる「犯人」の狂気はかなりインパクトがあった。そうして結末にも。  これ、こういう結末にして四作目とかどうするんだろうか。  面白かったのでシリーズで読んでみたいと思う。

Posted byブクログ

2023/04/13

audibleの朗読者さんが本当に上手で引き込まれる。 最後の展開は衝撃。次回作はどんな始まりになるのだろう

Posted byブクログ

2023/04/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2023/03/28 読了。 図書館から。 変わらず、面白い‼ 毎回、結構悲惨で痛い事件だけど、次から次へ謎が ばら撒かれるから厚くてもどんどん読んでしまう。 今までで、一番ポーにとって捜査環境がよかった気がする。なんか味方が増えたなーという。 事件が惨いからこそそういうとこに余計ほっこりしてしまった。 本当の黒幕は…というところで、 あの終わり方は凄いな、と。 ゾーイが言ったってのもあるけれど、ポーとしてもなのかなぁ…。潰れないか心配だけれども、続編で続けているみたいだし大丈夫なのかな? 読み返したくなるし揃えようかなー。

Posted byブクログ

2023/04/06

ブラックショーが素晴らしい。彼女だけが、彼女の存在だけが救い。 溺れそうになるポーを細い腕で支えるシーンで、ポーに靴脱いどけよ!てツッコミせずにはいられなかった。彼女にとって彼は、はじめてのお友だちだけど、だから献身的になっちゃうのかなって思うけど、そこにリアルは無い。都合の良い...

ブラックショーが素晴らしい。彼女だけが、彼女の存在だけが救い。 溺れそうになるポーを細い腕で支えるシーンで、ポーに靴脱いどけよ!てツッコミせずにはいられなかった。彼女にとって彼は、はじめてのお友だちだけど、だから献身的になっちゃうのかなって思うけど、そこにリアルは無い。都合の良い、お話ならではの展開。彼女のこころの動きも執着も、ポーにとって都合が良すぎる。 それでも、彼女は素晴らしい。

Posted byブクログ

2023/03/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

後半、衝撃の展開が続き目が離せなかった。 アトキンソン良い感じの人だなぁと心を許してたのに、化けたキュレーターでショックだし、キュレーターに殺された本物のアトキンソンの人生を思うと辛い。またキュレーターが目的達成のためにやってきた事がヤバい。が、キュレーター相手に一歩も引かず叩きのめすポーに痺れる。 また真の狙いがフリン(子供)で、それをキュレーターに依頼したのがフリンの姉という衝撃の事実。ポーはおそらくそのことを誰にも告げず(きっと墓場まで持って行くだろう)フリンの姉の元へ行き、襲いかかってきたフリンの姉が自爆的な感じで死にそうになり命乞いするのを、フリン(子供)を守るために見捨てたポーに、より一層の魅力を感じた。大切なものを守るためなら、自らの手を汚すことも厭わないポーが、母に関わる事件に向け動き出すことを予感させるくだりもあり、今後も目が離せない。

Posted byブクログ

2023/03/19

ワシントン・ポー・シリーズも3巻目である。 人気のシリーズになってよかった。 おかげでこうして続刊が出る。読める。 人気の理由に、主人公ワシントン・ポーのキャラクターがあるだろう。 「やかんはどこだ?」(125頁) 犯罪分析官らしく違和感に気づき、それを追求し、自ら動く。 『枝...

ワシントン・ポー・シリーズも3巻目である。 人気のシリーズになってよかった。 おかげでこうして続刊が出る。読める。 人気の理由に、主人公ワシントン・ポーのキャラクターがあるだろう。 「やかんはどこだ?」(125頁) 犯罪分析官らしく違和感に気づき、それを追求し、自ら動く。 『枝がたわむか折れるかすれば、地面に真っ逆さま』(153頁)な木にも登る。 弱い者の味方で、いじめには容赦せず(『ストーンサークルの殺人』)、そして、野菜を食べない。 「いったいいつになったら、野菜を食べても死なないってわかってくれるの?」(400頁) 相棒にぼやかれてもだ。 その相棒がティリー・ブラッドショーである。 コンピューターの天才だが、その才能は発揮されることなく、社会性がまったくない、いじめられっことして登場した。 それが今やポーの友だちとなり、才能を大いに生かし、 今やよく笑顔を浮かべている。 サービスだろうか、本作では『いままででいちばん、女っぽく見える』(490頁)印象的な場面もある。 ポーとティリーの間にまったく恋愛の様子がないのがいい。 ティリーだけでなく、ポーの周辺は女ばかりなのに―― 上司のフリン、その上司のナイチンゲール、病理学者エステル、FBIのメロディー捜査官―― ない。色恋の気配がまったくない。 嫌われているのではない。 『「わたしたちはいまの捜査を続けるけれど、あなたには・・・・・・あなたにはわたしたちがやらないことをやってほしい。」』(117頁) むしろ強く頼りにされている。 その事件とは、人の指が発見されたことだ。 職場のクリスマスプレゼントの中に、教会のミサの会場に、肉屋のショーウィンドウの中に、 つまりは人目の中に3人分の指が見つかったのだ。 その横には#BSC6という文字列が―― ほほう、では死体なき殺人事件だなと侮るなかれ。 このシリーズは、そのままではすまない。 予想外の話になっていく。 どう予想の外なのか、その目でとっくとご覧あれ。

Posted byブクログ

2023/03/07

前半は、前作に比べ失速…?と思ったが、容疑者があがった段階での残ページ数に、いやいやまだ盛り上がりはここから!と思ったら案の定。 前2作に全く引けを取らない安定の面白さ。 このクオリティを毎回仕上げてくるのはすごい。 続きも全て翻訳して欲しい!

Posted byブクログ

2023/03/03

2作目から時間が経ってしまったこともあり、主人公周りのエピソードは忘れていたが、1話完結に近いので問題なく話に入っていけた。しかし、前作と比べると序盤はテンポに欠けあまり先が気になると思えなかったが、中盤ある展開により物語は大きく動き、一気に先が気になった。ミステリー的な要素より...

2作目から時間が経ってしまったこともあり、主人公周りのエピソードは忘れていたが、1話完結に近いので問題なく話に入っていけた。しかし、前作と比べると序盤はテンポに欠けあまり先が気になると思えなかったが、中盤ある展開により物語は大きく動き、一気に先が気になった。ミステリー的な要素より冒険活劇的な見せ場が多く映画にしたら映像映えしそうだなと思いつつ、裏の裏をかく敵との心理戦も読み応えがあった。ただ、真犯人とも言えるあの人のラストはあれで良いの?という気がする。なんかモヤモヤが残りカタルシスは十分ではなかった。

Posted byブクログ