キュレーターの殺人 の商品レビュー

M.W.クレイヴン(著者),東野さやか(訳者)

2022/12/25

CL 2022.12.22-2022.12.25
すごく込み入った事件。切断された二本の指が3件見つかり、連続殺人事件とわかる。そうやって始まった事件が中盤から様相がかわり、ラストには全く違う面を見せる。

ブラッドショーは天才的に頭がいいけどコミュニケーション能力が低い。空気が読めないというやつ。なのにどうしてこんなにチャーミングなんだろう。

2022/12/24

シリーズ3作目！
本国では既に5巻まで出ているみたいなので、翻訳版が発売されるのが今から楽しみ。
本作の殺人鬼もなかなかのサイコパス！
真相を深く掘れば掘るほど、暗くて酷い感情になります

最後の展開はみんなどう思うのだろう？？

緻密でじっくりと解いていくミステリーは、すごく面白い！周りの推理小説好きの人たちにすすめてます笑

2022/12/17

巡査部長ポー　3作目。巻を重ねるに従いスピード感が増しているようだ。
それに従いエドガーの登場回数が減ってきていてさみしい。
謎の提示がなんどもあっておもしろかった。
ところでこの階級名の翻訳は正しいのだろうか。

2022/12/13

ワシントン・ポー&ティリーシリーズ第三弾。
完結していないシリーズ物はあまり連続して読まないようにしているけど、このシリーズは別。面白すぎた。

今回の怪人（笑）はキュレーター。
切り取った指を飾るところからサイコ系かと思えば、途中から全く違う側面が。
過去の2作はミステリ的な要素は少し弱いと感じていたが（それでも面白い！）、今回は最後の最後まで目が話せない。ある箇所から事件の有り様がクルッと変わる。
エンディングに向けての痛々しい犠牲、胸糞悪さも段違いだった。あんまりな理由で、やっぱりサイコ系かも。

正直、これからどう展開されて行くのかも注目。
一年待たされるのはキツいが、期待。

2022/12/12

大好きなシリーズだったけど、これは頂けない。
犯行の酷さと動悸があまりにも合わなすぎる。
そんなことの為にそこまでする？？？
フリンの今後が本当に心配。

2022/12/05

確かに、そこまで？という感は残るし、その顔で外に出たら目につくし等、疑問は残るが、短い章立てもあり、ページターナー度は抜群。島が実在しないのは残念。

2022/12/01

切断された指が３人分あちこちで発見される。#BSC6という謎の文字とともに。容疑者が捕まるが、真相は奥深い。

シリーズ三作目、最高のミステリーだった。謎が解けたかと思ったら、さらに謎が。謎解きの過程がこんなにも好みのタイプなことはなかなかない。

※自分用ネタバレ

ブラック・スワン・チャレンジとして、ネットを介して邪悪なことをやらせている者がいる。やらされた兄妹は殺人はやってない。被害者３人の共通点は、同一事件の陪審員で、３人とも無罪の意見を持っていた。被告アトキンソンは有害な物質を放棄したとされていたが無罪。しかし顔に酸をかけられた後に隠遁生活を。離島に一人で暮らすアトキンソンが犯人の狙いだとしてポー刑事は向かう。アトキンソンの警護のため妊婦のフリン警部が向かうと、車椅子のはずのアトキンソンがフリンを遅い、胎児を取り出していた。アトキンソンになりすました男は実はフリンの姉ジェシカに依頼されていた。妹が妊娠し、検査を受けるとアジソン病だと判明、姉もそうだと分かり、エベレスト登頂できなくなった。そして自分に敬意を払わない妹が、子供が行方不明になったら、金持ちの自分に捜索費用を無心してくるだろうから敬意を勝ち取れると考えた。真相の分かったポーを襲った彼女はバルコニーから転落しそうになる。ポーは助けなかったので彼女は墜落しする。

2022/11/16

ワシントン・ポー（&ブラッドショー）シリーズ第三弾。

今回も前半は謎だらけで話が進み、
まだかまだかとヤキモキするものの、
チャプターが短くまとまっていることでテンポ自体は悪くない。
展開がぐいんと動き出すのはいつもポーのひらめきから。
ほんの些細な出来事から、自分の感覚や記憶、体験を総動員して答えを引っ張り出すその才能に心地よさを感じる。

それにしても今回、最終的に標的となってしまう人物に関しては、ちょっと受け入れ難いというか、気の毒すぎる。
キュレーターのあまりに残酷な描写に引いてしまった。
無事であってほしいと心から祈ったのは初めてかも。

この物語の癒し、ティリーに関しては
何度か胸がキュンとなってしまった。
圧倒的なポーへの信頼と友情。
これだけはずっと変わらずにいてほしい。

2022/11/10

「あたしはどこまでもついていく、ポー」

ワシトン・ポーとティリー・ブラッドショーの一番の親友コンビがまたしても大活躍のシリーズ第三作はミステリーとしてはシリーズ最高傑作と言えるもののティリー・ブラッドショーファンブックとしては残念ながら物足りないと言わざるを得ないw

それでも今回は「一般常識にもだいふ慣れてきたと本人は思っている」という必殺パンチを身に付けてKOを狙ってきます
ｶﾜ(・∀・)ｲｲ!!

そしてもうお互いへの鋼のごとき信頼感がとってもいいのよ
お互いの行動やたどり着いた答えに全く疑問を感じないのね
なんか判断が脳を経由してないのがわかるんだよね
特にコンビの頭脳を受け持つティリーがポーの言うことに全く頭脳を使うことなく反応してることが、その印象を強くするのね
ポーを信じるってことに理由や条件が存在しないのよ！果物と野菜に関して以外だけど

それにしてもポーの周りには個性豊かな女性が集まり過ぎです
次作以降はFBIの女性捜査官もさらに出番を増やしそうな感じだし、もう！ティリーの活躍の場を奪わんといて！

自らシリーズ最高傑作と評したミステリー部分には触れずにレビューは終わりますが苦情は一切受け付けません

2022/11/05

展開が何段階にもなっている、相変わらず複雑な構成。今回は読者に推理はさせてくれず、むしろ一緒に緻密な捜査を進める感覚だった。次作も期待。