キュレーターの殺人 の商品レビュー

M.W.クレイヴン(著者),東野さやか(訳者)

2023/09/06

謎と謎解きが小気味よいテンポで進み、とても読みやすい。
個人的には、
途中FBIからの電話で話が進むののと、最後のワンシーンは好みではない。
やはり、ポーたちはみ出し者のチームで、解決まですすんだほうが良いと思う。

2023/09/03

第3作目の今回の作品もとても面白かったです！
事件は目を背けたくなるほど凄惨だし色々なものが複雑に絡み合っていてなかなか解けてくれない。
ラストの真相解明のシーンは本当に度肝を抜かれたというか。。まさかな人物が裏に隠れていてショックを受けました。。(´°д°`) こんなのフリンが可哀想すぎる

2023/08/29

帯の、「先が読めたと思うなら、あなたは注意が足りていない」というコメントに若干警戒しつつ(笑)
手がかりがどんどん繋がっていくのがテンポよく、ワクワクしながら読みすすめていった。

今回の舞台はクリスマスシーズン。
本当に寒そうで読んでいて辛くなり、冬のイギリス･カンブリア地方には絶対に行かないと決意した。(笑)

2023/08/20

このシリーズは毎回映像化したら面白そうだな、と思っていたが、今作は3クールくらい作れそうなボリューム。それでいて飽きさせない展開作りは凄い。

2023/08/14

大好きなシリーズの第三作。人の行動を支配し殺人を行うキュレーターと謎の依頼主をめぐって最後の最後まで意表をつく展開で一気に読み進んでしまう。
　ワシントン・ポーとティリーの二人の関係も息があってきて、ティリーの天才ぶり(世間づれしてないボケも魅力)に負けないポーのひらめきは魅力的。
　それにしても、人を操っていくゲーム?が実際にあるとは、エンターテイメントの世界にとどめてもらいたいと思う。

2023/07/29

いやー面白い！　小さな手がかりから推理し、つぎの手がかりへ、それが小刻みに続いて飽きさせない作りになっている。そして、物語のスピード感！　このシリーズは既刊すべてがリーダビリティー満点だ。
本作のラストについて。復讐心をすっきりさせることはできるが、「そんなことで？」と思ってしまう。難しいものですな。

2023/07/24

シリーズ三作目。一本は生前に、一本は死後に切り取られた指が見つかるという事件が立て続けに発生する。被害者同士の繋がりは見つからず、犯人の目的も分からない。捜査に乗り出したポーは徐々に証拠品を見つけ、真相に迫っていくかに思えたが、この事件には一筋縄ではいかない恐るべき計画が秘められていた。読む手の止まらないミステリです。
相変わらず、ポーとティリーのコンビが頼もしく、そして読んでいてとても楽しいです。そしてどんどんティリーの能力を認め、ファンになってしまう人が増えていってるのも嬉しいですね。本当に、彼女が登場するだけで楽しくなってしまいます。
しかし事件そのものはとんでもなく恐ろしいです。序盤は事件の様相が見えず、だからこそわけのわからない恐ろしさがありましたが。終盤のあの人に降りかかった悲劇、そしてその真相と動機がわかった後、さらに恐ろしさが増しました。物語の終わり方もかなりつらくて何とも言えないのだけれど、しかし今後のことを考えれば、ポーの取る手段は他になかったのでしょうね……。

2023/07/23

今時の海外ミステリーってどんな塩梅なんだろう？　と手にとってみたけど、面白いねぇ。SNSやデジタル機器の特性なんかが小道具としてうまく散りばめられている。
ブルー・ウェール・チャレンジの組み込み方は上手いなぁ。本作はシリーズ3作目らしい。第1作から読まなくちゃね。

2023/07/17

ほんの小さなきっかけから事件の謎を解いていくポーの洞察力すごいって思いながら楽しく読んでいたのに、状況は二転三転し、最後にはまさかの...
ラストはこの後のことを考えるととても切ないです。

相変わらずポーとティリーのコンビは最高でした。お互いにない部分を補い合っていて、強い信頼で繋がっている。ティリーがいれば火の中も水の中も怖くないですね。

事件は毎回グロいけれど読んでいて楽しいシリーズなので、続編が待ち遠しいです*ˊᵕˋ*

2023/07/14

シリーズ三作一気読み！
登場人物のキャラがますます際立ってきてにわかにファンの一人としてはしゃぎ回ってる自分に気が付く。そして「今度はどんな騙され方で驚かされるんだろう」とまるっきり受動態での溺れるような読書。
前作、子どもをつくりたいといっていた上司、フリン。そして妊娠後期を迎えた彼女のベビーシャワーへブラッドショーに誘われたポー。
ときに起こる、残忍な連続殺人事件と思われる事件。謎めいた展開、新たにみつかる絡み合った疑問。
そして、アメリカからの怖気をふるう情報…。
飽きさせること無くまさかの、まさかの結末。
次回作が楽しみです。