キュレーターの殺人 の商品レビュー
ポー&ティリーに会いたくて手に取った三作目。 いやぁ、作者容赦ないな。 物語を作るに当たってここまで「追い詰める」ことをすんのかというくらい。私だったら登場人物たち可愛さに、ここまで追い詰められない…と思ってしまった。 それと同じで、ポーの自分を信じて突き進む勇気にも、私はここま...
ポー&ティリーに会いたくて手に取った三作目。 いやぁ、作者容赦ないな。 物語を作るに当たってここまで「追い詰める」ことをすんのかというくらい。私だったら登場人物たち可愛さに、ここまで追い詰められない…と思ってしまった。 それと同じで、ポーの自分を信じて突き進む勇気にも、私はここまでできない…と感じさせられた。 正しいことが目の前にあって、よし行くぞ、までは私もたどり着くと思うんだけど、内心めっちゃドキドキしていて、外からの事情で「もう少し待て」と言われたら、これ幸いと「なら仕方ない、待ちましょう」となっちゃう。でもポーはそこをずんずん突破していく。一方でただの猪突猛進バカかといえばそんなことはなくて、ポーだって内心怯んだりしている。それを隣にいるティリーが勇気を出させてくれているのだ。 今んとこ刊行されている4冊のこれが3冊目…やっとあと一冊で時間奪われるループから解放される笑。 あとで最後の一冊買いに行きます。
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ポー&ティリーシリーズ(というのかな?)3作目。 ポーとブラッドショーの関係がとても良い。 真犯人の依頼人の動機に反して、被害者が多くてなんとも胸糞悪い事件だった… なにもしてないのに被害に遭った犠牲者が(亡くなってないひと含めても)多すぎるよ… 引きこもりのおじさんとかなんで死んだのか一瞬わからなかったけど、ほんと帳尻合わせというか、替え玉の犯人を仕立て上げてからの生まれた犠牲者だからほんとに気の毒すぎた 600ページ越えのボリュームなので読み応えはしっかりあるんだけど、ちょっと私はこのひとの訳がすっと頭に入らないかも。訳、分かりにくくない…?
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「早く読んで結末を知りたい!」という気持ちと、「読み終わるのがもったいない!」と、相反する気持ちを抱えつつ読み進めた。 …結果、「最後まで読んで、めちゃくちゃ面白かったー!」と「わーん、読み終えちゃったよー」の、相反する気持ちをやはり抱えている笑 ストーリーの面白さももちろん、犯人の犯人の犯人が分かるまでのハラハラ(これでまだ終わりじゃないよね?のドキドキ)、超憎らしい最後の黒幕"キュレーター"、ドイルの忠告にも関わらずまたポーが身体を張ってギリギリのことになってしまうし、そして今回もティリーが良い!! 次回作も必ず読もう。
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好きなところ ・読みやすい(シリアスとユーモアの塩梅が良い) ・ロバートとジェシカ、それぞれの妹への屈折した思いという点でリンクしている ・手術室でポーとブラッドショーがお互いに気遣って自分がゴミ箱を開けようとするシーン 次作への伏線? ・ジェシカの安否 ・ポーの母の事件メモと外交パーティに出席した人達の名前 アジソン病は精神症状に変調をきたすそうだから(うつや不安)ジェシカはそれもあって、過剰になってしまったのか、、、?
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125ページくらいで読むのを一休み。前作は昨日半日で読めた、よかった。一作目もなかなか読めなかった。ある評価でこの本の半分くらいから劇的に昇華されるというのを読んでいるので楽しみではあるが図書館の本も読まねば。 シリーズ的に、いまいちなこの本。 身近な犯人が多すぎる。身を削ってい...
125ページくらいで読むのを一休み。前作は昨日半日で読めた、よかった。一作目もなかなか読めなかった。ある評価でこの本の半分くらいから劇的に昇華されるというのを読んでいるので楽しみではあるが図書館の本も読まねば。 シリーズ的に、いまいちなこの本。 身近な犯人が多すぎる。身を削っているのか。
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ポーとティリーの3作目。 今回も二人が強く信頼し合っている姿が見られて嬉しい。困難な場面でポーがティリーを見て力をもらうところがいい。その時のティリーの両手の親指を立てる姿が可愛い。 妊娠後期に頑張るフリン警部にハラハラ。 しかし、ラストがあまりにも衝撃すぎて、、、。 そうか、こ...
ポーとティリーの3作目。 今回も二人が強く信頼し合っている姿が見られて嬉しい。困難な場面でポーがティリーを見て力をもらうところがいい。その時のティリーの両手の親指を立てる姿が可愛い。 妊娠後期に頑張るフリン警部にハラハラ。 しかし、ラストがあまりにも衝撃すぎて、、、。 そうか、これがポーの正義を貫く姿勢だったな
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いやもう、最後にびっくり!主人公のポーのキャラが結構気に入りました。 それにしても、皆さんタフだわ。
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面白かった…!本に厚みがあるので今回も読みきれるかな〜…と心配に思ったけど、このポーシリーズは心配することなかれ、秒で読めます。(言い過ぎ) 本作も加害の描写はショッキングなので苦手な人にはオススメしないけど、複雑に複雑に絡まった謎に何度も騙され、それが一つずつ解けていくのがたま...
面白かった…!本に厚みがあるので今回も読みきれるかな〜…と心配に思ったけど、このポーシリーズは心配することなかれ、秒で読めます。(言い過ぎ) 本作も加害の描写はショッキングなので苦手な人にはオススメしないけど、複雑に複雑に絡まった謎に何度も騙され、それが一つずつ解けていくのがたまらなく好き。次作のグレイラットの殺人も楽しみ。
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英国カンブリア州で難事件解決に奔走する<ポー&ティリー>もの三作目。ちなみにこのシリーズの前に<フルーク&タウラー>(長編2、短編集1)なるシリーズが刊行されており、カンブリアがやはり舞台になっている模様。SCASではなく州警察が主体のような気がするが、翻訳してく...
英国カンブリア州で難事件解決に奔走する<ポー&ティリー>もの三作目。ちなみにこのシリーズの前に<フルーク&タウラー>(長編2、短編集1)なるシリーズが刊行されており、カンブリアがやはり舞台になっている模様。SCASではなく州警察が主体のような気がするが、翻訳してくれそうもないし、原著を読んでみるしかないかも。閑話休題。 物語の中心である二人組の関係は、当初の主従関係からそれぞれの強みが発揮される対等なものに成長してきて、上司のフリン警部が加わる強固なチームを形成しながら外部機関と連携して捜査が進められる展開は、幾重にも絡み合っている謎解きと伏線回収の妙と相まって、破天荒な主人公一人が暴れまわる類書(魅力的ではあるが)とは一味違う出来栄えである。 そして衝撃的なラストと事件の真相がもたらすであろう続編に与える深刻な影響がどういうものになるのか、読むのが待ちきれない。
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ポーとティリーの迷コンビが活躍する英国ミステリーの3作目。今回は切り落とされた指が残されるという残忍な殺人事件の謎を追います。二人以外のキャラクターもとても味があって素晴らしい。ティリーがだんだんまともな社会性を身につけ始めているのとそれを見守るポーとの絡みに、ニヤッとしてしまい...
ポーとティリーの迷コンビが活躍する英国ミステリーの3作目。今回は切り落とされた指が残されるという残忍な殺人事件の謎を追います。二人以外のキャラクターもとても味があって素晴らしい。ティリーがだんだんまともな社会性を身につけ始めているのとそれを見守るポーとの絡みに、ニヤッとしてしまいます。
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