キュレーターの殺人 の商品レビュー
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地道な捜査で少しずつ謎が解けていくのを実は逆手にとっていた犯人というか、実行犯のやり方で先が全く読めないのがいい。凧を飛ばすのを見ながらの事情聴取は、ちょっと緩すぎな気もしたけど、そこからグイグイ引っ張ってく展開で最高。 ただちょっとティリーとのやり取りが物足りない感じがしたかな、もっとくだらない話を延々としてくれても大丈夫です(笑) 真犯人の動悸がちょっと拍子抜けというか、それなら前からフリンの私生活も少し見せてくれていたら、もっと悲劇が盛り上がったのになとないものねだり… でもごみ箱に赤ん坊が?となるシーンは息が詰まったし、あそこらへんで十分にハラハラしたからお腹はいっぱい。 次も我慢できないのですぐ読んでしまいそう。
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ワシントン・ポーとブラッドショーの揺るぎないお互いへの友情と信頼感が悲惨な事件の中で清涼剤として働いている。グロテスクなこの犯罪、思いもかけない犯人とそのラストに驚きました。人間の抱える闇は深い。
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冒頭で読者を引きつけるのが本当にうまい。今作も痛々しい始まりからすぐに引き込まれる。切断された指と#BSC6と書かれた文字の謎。ティリーの天然発言にも慣れ、ポーがティリーの扱い方を完全に心得ているのが最高に面白い。今回の犯人は残虐性や動機がとんでもなく、どうしようもなかった。そし...
冒頭で読者を引きつけるのが本当にうまい。今作も痛々しい始まりからすぐに引き込まれる。切断された指と#BSC6と書かれた文字の謎。ティリーの天然発言にも慣れ、ポーがティリーの扱い方を完全に心得ているのが最高に面白い。今回の犯人は残虐性や動機がとんでもなく、どうしようもなかった。そして、やはりハイライトはポーとティリーが島まで海を渡る場面。ポーがいると、ティリーは最強!
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最後まで緊張感があり 息もつかせぬ面白さがあった。 主人公の部長刑事のことが 初めてだったこともあり なぜにこんなにも周りの人から 信頼され、一目置かれているのか その魅力がよくわからず たまたま優秀な部下や仲間に 恵まれてるだけじゃ? なんて始めは疑っていたけど… 最後まで諦め...
最後まで緊張感があり 息もつかせぬ面白さがあった。 主人公の部長刑事のことが 初めてだったこともあり なぜにこんなにも周りの人から 信頼され、一目置かれているのか その魅力がよくわからず たまたま優秀な部下や仲間に 恵まれてるだけじゃ? なんて始めは疑っていたけど… 最後まで諦めない力 自分と仲間を信じる力 ひとつ決めたら突き進む力 弱音や言い訳をはかない力 そういうものが 人々の気持ちをひきつけるのだなーと。 真犯人の動機に関しては えっ、それでそこまでやるか⁈ と半信半疑なところもあるけど 読者を欺くような へんなドンデン返しじゃなくて ほっとした。 すぐに前のシリーズも読みたくなった。
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今作もおもしろかったー! 今回の謎解き、ポーも言ってたけど、わりとスルスルと解明されて、それが逆にミスリードなのか?とドキドキ。 キュレーターと戦うまでは、面白すぎて一気読みでした。 次が最新刊だから、ここ最近の楽しみがなくなってしまう寂しさよ…
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ポー&ティリーに会いたくて手に取った三作目。 いやぁ、作者容赦ないな。 物語を作るに当たってここまで「追い詰める」ことをすんのかというくらい。私だったら登場人物たち可愛さに、ここまで追い詰められない…と思ってしまった。 それと同じで、ポーの自分を信じて突き進む勇気にも、私はここま...
ポー&ティリーに会いたくて手に取った三作目。 いやぁ、作者容赦ないな。 物語を作るに当たってここまで「追い詰める」ことをすんのかというくらい。私だったら登場人物たち可愛さに、ここまで追い詰められない…と思ってしまった。 それと同じで、ポーの自分を信じて突き進む勇気にも、私はここまでできない…と感じさせられた。 正しいことが目の前にあって、よし行くぞ、までは私もたどり着くと思うんだけど、内心めっちゃドキドキしていて、外からの事情で「もう少し待て」と言われたら、これ幸いと「なら仕方ない、待ちましょう」となっちゃう。でもポーはそこをずんずん突破していく。一方でただの猪突猛進バカかといえばそんなことはなくて、ポーだって内心怯んだりしている。それを隣にいるティリーが勇気を出させてくれているのだ。 今んとこ刊行されている4冊のこれが3冊目…やっとあと一冊で時間奪われるループから解放される笑。 あとで最後の一冊買いに行きます。
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ポー&ティリーシリーズ(というのかな?)3作目。 ポーとブラッドショーの関係がとても良い。 真犯人の依頼人の動機に反して、被害者が多くてなんとも胸糞悪い事件だった… なにもしてないのに被害に遭った犠牲者が(亡くなってないひと含めても)多すぎるよ… 引きこもりのおじさんとかなんで死んだのか一瞬わからなかったけど、ほんと帳尻合わせというか、替え玉の犯人を仕立て上げてからの生まれた犠牲者だからほんとに気の毒すぎた 600ページ越えのボリュームなので読み応えはしっかりあるんだけど、ちょっと私はこのひとの訳がすっと頭に入らないかも。訳、分かりにくくない…?
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「早く読んで結末を知りたい!」という気持ちと、「読み終わるのがもったいない!」と、相反する気持ちを抱えつつ読み進めた。 …結果、「最後まで読んで、めちゃくちゃ面白かったー!」と「わーん、読み終えちゃったよー」の、相反する気持ちをやはり抱えている笑 ストーリーの面白さももちろん、犯人の犯人の犯人が分かるまでのハラハラ(これでまだ終わりじゃないよね?のドキドキ)、超憎らしい最後の黒幕"キュレーター"、ドイルの忠告にも関わらずまたポーが身体を張ってギリギリのことになってしまうし、そして今回もティリーが良い!! 次回作も必ず読もう。
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好きなところ ・読みやすい(シリアスとユーモアの塩梅が良い) ・ロバートとジェシカ、それぞれの妹への屈折した思いという点でリンクしている ・手術室でポーとブラッドショーがお互いに気遣って自分がゴミ箱を開けようとするシーン 次作への伏線? ・ジェシカの安否 ・ポーの母の事件メモと外交パーティに出席した人達の名前 アジソン病は精神症状に変調をきたすそうだから(うつや不安)ジェシカはそれもあって、過剰になってしまったのか、、、?
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125ページくらいで読むのを一休み。前作は昨日半日で読めた、よかった。一作目もなかなか読めなかった。ある評価でこの本の半分くらいから劇的に昇華されるというのを読んでいるので楽しみではあるが図書館の本も読まねば。 シリーズ的に、いまいちなこの本。 身近な犯人が多すぎる。身を削ってい...
125ページくらいで読むのを一休み。前作は昨日半日で読めた、よかった。一作目もなかなか読めなかった。ある評価でこの本の半分くらいから劇的に昇華されるというのを読んでいるので楽しみではあるが図書館の本も読まねば。 シリーズ的に、いまいちなこの本。 身近な犯人が多すぎる。身を削っているのか。
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