キュレーターの殺人 の商品レビュー
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ワシントン・ポー、シリーズ第3弾。 指切断放置の殺人事件のお話。 最初の3つの事件が、真の目的の前ふりでしかない辺りが、すごい。二冊分くらいの内容が詰まってて、なんというお得感。 インターネット上で人を操る犯罪者、その真の狙いはなんなのか? ターゲットが判明してからの、ポーとティリーの行動が素早く素晴らしくて良かった。 フリン救出への場面が、ひたすら寒そうで、読んでてきつかったし、痛々しく恐ろしい場面の緊張感、臨場感半端ない。 真犯人への処遇はどうなんだろう、、、と個人的に思うけど、文化の違いかもしれない。
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前2作に引き続き安定の面白さ 特に中盤以降の謎が連続して明らかになっていくところは読んでて気持ちよかった 一つだけ残念だったのがキュレーターのえぐさと黒幕のギャップ 次回作でフリンがどういう感じになってるのかも気になる
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面白かった!前二作よりもパワーアップしている気がする。 動機や犯人像がまったく見えてこなくて、捜査官と同じ目線でだんだん霧が晴れていく感じを味わえる。その感じもミスリードだったりするので、二転三転も味わえる。 胸糞悪さもパワーアップしている感じか。 600ページ超の長編だけど、細かくセクション分けされていて、一つ一つの文章もスンナリ入ってくるので読みやすい。一気に読んでしまいました。 著者さんのあとがきによると、ブルー・スワン・チャレンジ(殺人チャレンジ)のようなことは実在するらしい。 プリンターのイエロードットトラッキングってのも実在するらしい。
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ワシントン・ポー・シリーズ第三作。本作も素晴らしいクォリティ。第二作よりも良かった。真犯人の動機がホンマかいなという所はなきにしもあらずだが、それでも展開の面白さとキャラクターの個性が秀逸。ミステリ好きには堪えられない面白さ。オススメ。
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「ワシントン・ポー」シリーズの3作目。冒頭の事件発覚から最後まで大小様々な謎が散りばめられていて、地道な調査や大胆な発想から解決していく様が爽快だった。犯人の動機に今一つ納得できなかったのと(それでそこまでするのかと)、終わり方も少し物足りなく感じたが(次作に繋がるのかもしれない...
「ワシントン・ポー」シリーズの3作目。冒頭の事件発覚から最後まで大小様々な謎が散りばめられていて、地道な調査や大胆な発想から解決していく様が爽快だった。犯人の動機に今一つ納得できなかったのと(それでそこまでするのかと)、終わり方も少し物足りなく感じたが(次作に繋がるのかもしれないけども)、600ページほどの長編でありながら、長さを感じることなくとても楽しい読者の時間だった。次回作も楽しみ。
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めちゃめちゃ面白かった。最初はちょっとだるかったけど、孤島の金持ちあたりから、おや?となって一気に読み進めた。 被害者のミッシングリンク面白い。ABC殺人のように本命が一つなのか、そうでないのかの精査もして、結局は共通点を見つける。そして、孤島へ誘導するための餌でもあったというのが面白い。必要な殺人。 ブルーウェールチャレンジはネットで話題になっていたのを見かけたことがあるが、あれはやっぱり世界的にも話題だったんだなあと実感。集団心理の成れの果てっぽくて面白い。人が死んでるが。 キュレーターは雇われで、黒幕は別、という構図が面白かった。動機も復讐という個人的なものも良い。キュレーター自身も凶器で手段なんだよなあ。 フリンを狙うための壮大な仕掛け。映像化したら面白そう。 ラストも良い。どんどんカーテンのポアロに近づいていくし、ホームズだって、モリアーティと滝に落ちたわけだし。 ワシントン・ポーの出生の話もやりそうだし、1作目の犯人もどこかで出てきてくれないかなって思う。ポーがピンチの時に駆けつけて欲しい。捕まって欲しくはない。 赤ん坊がいるかもしれないゴミ箱を覗くシーン良かった。あと、ポーは目覚めた時、8時間分歳をとったというのも良いな。面白い。表現が良い。 孤島に駆けつける時、その前に車の残骸を見せておいてから、ポー自身も自分の車を犠牲にするのが良かったな。 疑問というか気になったのは、姉のジェシカはなぜポーに車をあげたのだろう。姉としてはふさわしい行動だったけど、ああやって人にものを与えて支配下におきたかったのかな?フリンみたいに。 あるいは車になにか仕掛けていたとか?ちょっと気になった。姉らしく振る舞うためにああしたのか、別の作為があったのか。 キュレーターに犯行を認めさせるところは2作目と同じ手口なのがちょっとつまんない。悪くないけど。損得を計算させて選ばせるやり方が好みなのか?そういうものなのか。 面白かった。早く新作読みたい。
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ストーリーや、犯行動機はよかった! てか、おいおい、私刑してない?でもこれが英国ミステリーを感じて好き(笑)(いいのよ、フィクションなんだから) 次のシリーズも読むぞぉ!
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相変わらず面白すぎる。 じっくり時間をかけて読みたいのに、ページをめくる手が止まらない。 ティリーとエドガー推しだったけど、ドイル先生もかなり好き。 3作読んでみて、現役の海外ミステリー作家の中では一番好きかもしれないと思った(アリスン・モントクレア、ジャナ・デリオン、ホリー・ジ...
相変わらず面白すぎる。 じっくり時間をかけて読みたいのに、ページをめくる手が止まらない。 ティリーとエドガー推しだったけど、ドイル先生もかなり好き。 3作読んでみて、現役の海外ミステリー作家の中では一番好きかもしれないと思った(アリスン・モントクレア、ジャナ・デリオン、ホリー・ジャクソンあたりも甲乙つけがたいけど)。
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ワシントン・ポーシリーズ3作目です。 失速することなく面白い‼️ 様々な事件調査関係者が出てきますが、圧倒的に活躍するのは男性ではなく、女性が多い(というかほとんど)。 これは作風なのか、イギリスがそうなのかが気になります‼️
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超★5 人間の指が切断された事件が発生、現場に"#BSC6"という文字が… #キュレーターの殺人 ■あらすじ イギリスのクリスマス、人間の指が切断された事件が次々と発生。事件現場には「#BSC6」という文字が残されていた。国家犯罪対策庁の刑事であるポーと分析...
超★5 人間の指が切断された事件が発生、現場に"#BSC6"という文字が… #キュレーターの殺人 ■あらすじ イギリスのクリスマス、人間の指が切断された事件が次々と発生。事件現場には「#BSC6」という文字が残されていた。国家犯罪対策庁の刑事であるポーと分析官のブラッドショーは、上長のフリンと共に事件の解決に挑む。この事件の犯人は? そしてどんな背景が隠されているのか… ■きっと読みたくなるレビュー おもろい!★5 ワシントン・ポーシリーズの第三弾ですが、あきらかに面白くなってますね。 特にプロットの出来栄えが素晴らしく、600ページ以上のお話でもどんどん読み進められちゃうんです。前半から中盤は、謎多き事件からの緻密捜査。中盤からは恐ろしい事件の背景が見えてきて、終盤で想いもよらない展開に!ミステリーとして完璧ですね。 そして何と言っても、メイン主人公であるポーとブラッドショーの凸凹コンビが最高。お互いの能力を尊敬しあう仕事仲間ではなく、もはや戦友ともいえる間柄になりました。ポーの刑事としての経験、発想力、粘り強さと、ブラッドショーの知識と情熱がベストマッチで、今回はコミュ力が上がったブラッドショーも垣間見えて、なんだか嬉しい。 おそらくぱっと見は、まるっきり似てない親子のような二人組なんだけど、時には冗談を言って笑い合い、どんな難関にも手を取り合い、前向きに立ち向かっていくが素敵なんです。特に終盤のシーンで見せてくれたやり取りは、この二人の絆がひとレベル上がる様を見せてくれました。 ラストもイイですね~。詳しくは話せませんが、こんな終わり方は大好き。真相と動機が明らかになり、静かな怒りと報いがシンプルかつ強烈に描かれる。やっぱり物語はこうじゃなきゃいけませんよね。 ■ぜっさん推しポイント 「キュレーター」が本作のキーワードなんですが、何が楽しくてこんなことをするのか理解できません。犯罪の変態性がエグく、これ本当にあるということで吐き気がしますね。人生一度きりなんだから、こんな犯罪をするために知恵を使うんじゃなくて、社会や困った人を助けるために知恵を使えよと思うわ… しかし本作はブラッドショーがどんどん頼りがいのある仲間になってきて嬉しいですね~。次回作が楽しみになる素晴らしい一冊でした。
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