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文にあたる の商品レビュー

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78件のお客様レビュー

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2024/01/14

友人に借りる 校正という仕事が語られるイメージと実際の仕事内容や語られることはない牟田校正者視点の物事の見方が描かれていて面白かった 校正の仕事柄、深く「疑う」こと、一つを掘り下げるエピソードが多く、その点に関してはついていけないことがあった 集中力、好奇心、忍耐力、体力が...

友人に借りる 校正という仕事が語られるイメージと実際の仕事内容や語られることはない牟田校正者視点の物事の見方が描かれていて面白かった 校正の仕事柄、深く「疑う」こと、一つを掘り下げるエピソードが多く、その点に関してはついていけないことがあった 集中力、好奇心、忍耐力、体力が必要な仕事だと感じた

Posted byブクログ

2023/12/10

前評判通りよい本だった。 校正者がいかに優秀であっても、読者にそれはわからない。しかし、本に対する信頼は、こういう人たちによって培われている。ネットの情報(ものにもよるが)より、本の方が信用できると思うのは、編集者、校正者、出版社への信頼だ。もちろん著者は重要だが、著者の記述に?...

前評判通りよい本だった。 校正者がいかに優秀であっても、読者にそれはわからない。しかし、本に対する信頼は、こういう人たちによって培われている。ネットの情報(ものにもよるが)より、本の方が信用できると思うのは、編集者、校正者、出版社への信頼だ。もちろん著者は重要だが、著者の記述に?をつけてくれる第三者がいるから信用できるのだ。もし著者が思うままに書いて誰もその真偽をチェックしないなら、ネットに蔓延る言説と何も変わらない。 しかし、全ての紙の本が信頼に足るかと言われると絶対とは言えない。誤字脱字は、読者も気付くし許せるが、事実誤認や解釈のねじ曲げは許せない。「落とす」としても、重さは一つ一つ違う。 著者が公共図書館の司書だったことは、校正の仕事と無縁ではない。本の「縁の下の力持ち」であることは共通している。 本を読まない人も増えているが、これだけの努力をしている人が出版を支えていることを知ってほしいと思う。 ポフラディア最新版(子どもが調べ学習に使うベースになる資料!)の初版の誤りの多さにあきれ果てたので、ポプラ社の社員は全員読むべし。

Posted byブクログ

2023/11/19

校正のこと、何となく知っていたけど思っていたよりとても深い仕事だということが分かった。 この本も、出版されて私達の手に届くまで校正含めて色んな人の関わりがあってやってきたんだなと本に対する愛情がしみじみと湧いてきた。 そして、当たり前のことかもしれないけれど校正でも人によって様々...

校正のこと、何となく知っていたけど思っていたよりとても深い仕事だということが分かった。 この本も、出版されて私達の手に届くまで校正含めて色んな人の関わりがあってやってきたんだなと本に対する愛情がしみじみと湧いてきた。 そして、当たり前のことかもしれないけれど校正でも人によって様々なスタイル、仕事に対する考え方があるのだなと。 著者の思いを最大限に汲み取るか、間違いをしっかり正す方に振るか。なかなか正解がなく難しいところだと思う。 そして、校正の仕事において大事なところは、全く別業種の自分の職にも活かせるところがあった。なので、校正エッセイという位置付けだけでなく、仕事論的にも読める。 ★3.5

Posted byブクログ

2023/11/12

たくさんの引用も含めて 本を作る大勢のプロフェッショナルたちの仕事ぶりや心意気を伝えてくれる本。 後世に残る仕事だからこそ、という思いを強く感じた。 永六輔さんの「職人」などと親和性のある本。

Posted byブクログ

2023/10/31

絶賛の書評があまりにも溢れていて、私もそれらを読んでから本書を手に取ったので、ちょっと期待しすぎたかもしれない。著者のジェンダー観に危ういものを感じてしまったのも、ページをめくる手を重くした。ごめんなさい。

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2023/10/27

本などを読んでいて、よく誤植を見つける私は校正者に向いているのではないかと思っていたが、とてもとても無理だと思った 何が正解か、答えのわからない 胃が痛くなりそうな気の遠くなる様な大変なお仕事 普段表には出ないけれど、大切である事がひしひしと感じられた 特に子供の頃親しんだ「モチ...

本などを読んでいて、よく誤植を見つける私は校正者に向いているのではないかと思っていたが、とてもとても無理だと思った 何が正解か、答えのわからない 胃が痛くなりそうな気の遠くなる様な大変なお仕事 普段表には出ないけれど、大切である事がひしひしと感じられた 特に子供の頃親しんだ「モチモチの木」の三日月の話しは興味深かった

Posted byブクログ

2023/10/05

ある意味コミュニケーションの本でもある。 読者、校正者、著者とのあいだにあるものとは。 巻末の主要参考文献はこの手の本にしては多いのも流石。それらを全て読むことも楽しそう。

Posted byブクログ

2023/10/02

校正者ってこんなことまでやるのかと驚いた。 しかし,新聞社の校正者,校閲者は内容の正誤まで確かめていないので,確かめていればデララメ記事は出ないだろう。

Posted byブクログ

2023/08/05

地道でコツコツと、かつ、完璧はない作業、というのが、職種は違えど、いま勤めている仕事に近さを感じ、勇気をもらった。それと、もっと辞書を使ってみよう、と思わされた。

Posted byブクログ

2023/07/30

何よりも、自分が書く文章に敏感になりました。 そして、本の誤植に気づいてしまうくらい、じっくりと文章を読みたくなる、そんなきっかけにもなりました。

Posted byブクログ