子どもを呪う言葉・救う言葉 の商品レビュー

出口保行(著者)

2023/07/22

犯罪心理学について初めて触れた。更生が主目的ということで、見えづらい原因を心理学の見地からどう対処してるかわかった。本で読むと「そう接すると確かにあかんよな！」と思うものの、いざ自分が経験するとついつい言ってしまうこともありそうで注意しないと。
ただ、現象に名称を当てはめることによる権威化がちょっと目立つ気も。

2023/07/10

具体的な事例をあげて、親が良かれと思って掛けた言葉が思わぬ方向に作用してしまう場合を解説してくれている。
とても参考になった。とにかく、子どもと向き合うことだと思った。これは、人命の尊重だと思う。

2023/06/26

どの大人でも言ったことがあるような言葉が、子どもを呪う言葉だったとは！
言葉自体というより、その裏にある大人の思惑みたいなものに、子どもは反応するのかなと思った。
犯罪心理学者の経験から、どのような言葉に言い換えたらいいのか示されており、説得力があった。
気を付けます！

2023/06/26

こういう言葉をかけられて、このような育てられ方をした子供が、このような犯罪に手を染めるケースがあると、わかりやすく説明されていた。

あまり使わない方がいい言葉と、代わりにどうすればいいのかも書いてあるので実践しやすい。

子供に強制はしないけれども、自然と困っていることを話せる関係を目指していきたい。

最後の方にもあったが、親自身も完璧ではないので、自分が親に言われて嫌だった言葉にいつまでも囚われる必要はないし、
自分が子供につい言ってしまったことは、
しっかり謝り、あまり自分をダメだと思いすぎないことが大事だと感じた。

2023/06/26

自分が『過保護』タイプの親の特徴である『気をつけて』の言葉をよく使っていることに気づいた。子どもの安全を脅かすこと以外は積極的に挑戦させることで、本人が生きていくための経験値を積むことになる。うん、100%納得。
私の口から出る『気をつけて』は、本当に子どものことを心から思ってのことか？自分の都合を振りかざしていないか？それを自問しながら注意深く使う言葉にしたい。

2023/06/20

子供に向ける言葉を、犯罪心理学の切り口からアドバイスした本。

更生するさい、本人や家庭の問題について向き合った経験からくる言葉は重い。
普段言ってしまっている言葉も、それぞれこういう理由でよくないとわかった。
子供が少しでも救われるように。

2023/06/15

今まで複数の犯罪者と関わってきた犯罪心理学者が、どうすれば子供達を救えるのかについてまとめた本。この本を読んで一番思った事は、どの事例を見ても、如何に親の対応が重要なのか、子供達の人生に影響を与えるのかという事を強く再認識させられた事。自分の思い通りにコントロールするのではなく、子供達の想いをしっかり聴いて子供達自ら考えさせて内省させることが重要であるとわかった。これは自分にも思うところがあるので、内省して改善していきたい。

2023/06/13

少年犯罪の更生に携わってきた著者の親が子供にどのような対応をしたら良いのかをまとめた本。
様々な事例が載っており面白かった。

2023/06/08

・いつからでも変えられる
・真剣に向き合う
・子供は思っていることの1%も口にできない
・自己肯定感を大切に

2023/05/28

「こうしたら成功した！」っていうのは真似して同じように成功するかわからないけど、「こうしたら失敗した」っていうのは真似したらやっぱり失敗する。
事例をもとに紹介されているのはとても参考になる。