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子どもを呪う言葉・救う言葉 の商品レビュー

4.1

98件のお客様レビュー

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    31

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2023/11/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

親子の関わりだけでなく、人との関わり方にとって大事なことがわかりやすく書かれているように思います。 「頑張りなさい」「気をつけて」「何回言ったらわかるの」…つい毎日無意識に発している言葉ばかり。でもこの言葉が相手を縛ってしまうこともある。それを知っていることは重要ですね。 自分の子どもは大切。でも自分ではない。そのことを忘れてはいけない。その上で健全に育つことのできる環境や関わり方を日々模索したいと思いました。

Posted byブクログ

2023/11/15

とても読みやすい。誰にでもわかるようにという優しさを文章に感じます。 いくつもの事例とよかれと思ってかけた言葉の受け取り方で子供にとってはプレッシャーになってしまうなど、気を付けなければいけないことがたくさんありました。

Posted byブクログ

2023/11/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この本は、子供だった頃の自分を思い起こさせた。 そうだ、私はそう思ってた、それが嫌だった、 ということが、いくつかあった。 子育て中の人だけでなく、子供に関わる人だけでなく、会社で部下や後輩に接する人にも役立つと思う。あ、夫婦間だってあると思う。 「前にも言ったよね」「早く覚えてね」「ちゃんとしてよ」「あなたはいつもそうだよね」「頑張ってね!」みたいなことって、色んな場面で発せられる言葉だと思う。 相手が大人であっても、何気ないひとことで傷つけることがある。傷つくことがある。 「親と子」みたいな強い関係性とは違うけど、 会社にいる時間って、とても長いのよね。。。 以下、心に残ったこと ①「みんなと仲良く」はきれいごと。周囲と本当に仲良く出来てる人がどれだけいるか。 大人だって苦手な上司や合わない同僚はいる。 合わない人には合わせなくていいし、仲良くする必要はない。心の距離のとりかたを学んで、嫌いな人とどうつきあったらいいか学ぶことが大事。 「差別しない」と「仲良くする」は別もの。 みんなと仲良く出来ない自分はダメだ、と子供を追い詰める。 ②「嘘をついてはいけません」これも①と同じ。 人を騙したり傷つける嘘がダメなのであって、 全ての嘘がダメなわけではない。 人を傷つけないための嘘も、自分を守るための嘘もある。「嘘がダメ」だと思うから、嘘を訂正出来ずに嘘に嘘を重ねることになる。自分を追い込む。 「あれは嘘だったの、ごめんなさい」と言えることが大事。必死に嘘を誤魔化そう、取り繕うとするほうが、とんでもない結果になると思う。 これ、大人でもそう。「嘘ついた」だけにフォーカスして責め立てることってある。人格を否定されるので、なんとか誤魔化そうしか考えなくなる。  (誘いを断るのに、適当に嘘を言った時、など) ③親が、「お兄ちゃんなんだからしっかりして、お手本になって」のように言ってきたのに、急に「まわりを気にせず自由にやっていいよ」と言ったら子供は混乱する。今までガマンしてきたのは何だったのかと親に不信感をもつ。 「これまで兄としての役割を期待することばかり言ってごめんなさい。プレッシャーになってたら申し訳ない。もう言わないようにするから個性を発揮してほしい」のように説明と謝罪をすれば、子供は理解するし親を信頼できる。 会社でも、やり方や手順・方針が変わることはある。より良くしようとするなら変化はつきもの。 でも、説明がないとコロコロ変わることに不信感をもつ。大人も子供も同じ。 ④罪を犯した子が言う「自分は悪くない、騙されるほうが悪い、◯◯だから仕方なかった」などなど。。 これは罪悪感があるからこそ自分の心を守るために理屈をつけている。言い訳するな!と叱っても意味はない。心を落ち着かせるために言い訳してるので、それを聞くこと。とことん言い訳すれば、自分で矛盾を感じるようになる。 反省と内省は違う。すごくうまい反省の弁を口にする人もいる。 ⑤著者の父親が言ってたという言葉。 「子どもは思っていることの1%も口に出せない。だから常に子どもを観察して、何か異変が起きてないか確認する。子どもが助けてと言ったときには、すでに事態は深刻で回復が難しいところに来てる」 これは背筋が寒くなった。 軽くながしたり、頑張ろうねなんて言ったら、取り返し付かない気がする。大人も同じだと思った。 子供であれ大人であれ、自分と相手は違う人間なんだと本気で認識しないといけないと思う。私の価値観と、好みと、性格は、相手と同じではない。 ついつい「私はこう思う、私ならこうする」という基準で話してしまいがち。(ひとつのアドバイスだよ、とわかる言い方ならいいと思う) 私が好きなことは相手も好きだろうと勝手に思ったりする。私が気にならないことは、相手が気にしてるとは気付けない。逆もある。 これが、親とか上司とか先輩という立場にあると、 その言葉が「押し付け」になってしまう。 よかれと思ったことが、むしろ負担にさせてしまうことがある。あなたはどうしたいのか、あなたはどう思うのか、言っていいんだよ、聞かせてほしい、 という気持ちを伝えられたらいいんだけどな。 いくらそう言っても、信頼してもらえないと、本音は言わないものだよね。子どもも、大人も。。。

Posted byブクログ

2023/10/29

「早くしなさい」「何度言ったらわかるの」「気をつけて」 毎日のように口にする言葉が出てくるのでヒヤリとする。 本を閉じたそばから言ってしまい、ああー!! これからは早くしてほしかったり、何度も言うほどやってほしい理由などを付け加えてみよう。そして言い過ぎたり怒りすぎたら、素直に...

「早くしなさい」「何度言ったらわかるの」「気をつけて」 毎日のように口にする言葉が出てくるのでヒヤリとする。 本を閉じたそばから言ってしまい、ああー!! これからは早くしてほしかったり、何度も言うほどやってほしい理由などを付け加えてみよう。そして言い過ぎたり怒りすぎたら、素直に謝ろうと思った。 子供を怒ったり指導したりできるような人間じゃないのに、親になると当然のように感情的に怒ったり支配的になったりしてしまうので、本当に気をつけたい。 手始めに、約束の時間を過ぎてもディズニーチャンネルを見続け、お風呂に入らない子供たちに「早く入って!」と強めに言ってしまい、揉めてしまったので理由を説明してみた。 私が早くお風呂に入りたい理由と、子供たちが想像する、ママがなぜ早くお風呂に入りたかったのかが不一致だったので、説明してよかった。

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2023/10/22

読んでよかった。 いま、仕事で小中高生と関わっている。 関わっている子どもたちは、発達にデコボコがあったり、様々な理由から学校に行けていなかったりする子どもたちである。 今回読んでみて、私はやはり心配性で"転ばぬ先の杖"になってしまうところが多くあると感じ...

読んでよかった。 いま、仕事で小中高生と関わっている。 関わっている子どもたちは、発達にデコボコがあったり、様々な理由から学校に行けていなかったりする子どもたちである。 今回読んでみて、私はやはり心配性で"転ばぬ先の杖"になってしまうところが多くあると感じた。 子どもたちが自立するために支援をしているのに、本末転倒だ。 子どもたちとどのように関わり、どのような声かけをしていくのか、今回学ぶことができたので、すぐに実践していきたいと思う。 そして、これから先、自分が子どもを産んで育てることになった時も、子どもが"自分は大切にされている""こういうことがしたい!挑戦したい"と自己肯定感を高く持ち、様々なことに失敗を恐れず挑戦できるような接し方や声掛けをしていきたいと思う。

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2023/09/19

私の母はいわゆる毒親なのだとここ数年で認識した。母のようにはなりたくない、子供たちを愛情深く育てたいと思っていたが、ちゃんとできているのか?不安に思う場面も出てきた。 私自身が子どもを呪う言葉をかけていないか、確かめるために読んだ。まだ大丈夫だった…はず。 でも、これから先、自信...

私の母はいわゆる毒親なのだとここ数年で認識した。母のようにはなりたくない、子供たちを愛情深く育てたいと思っていたが、ちゃんとできているのか?不安に思う場面も出てきた。 私自身が子どもを呪う言葉をかけていないか、確かめるために読んだ。まだ大丈夫だった…はず。 でも、これから先、自信がないかも。肝に銘じます。

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2023/09/25

先回りして子どもに失敗させないことが何故いけないのか等、他の本にも書いてあることの重要性を具体例を元に再確認することが出来ました。 先を読む力がないという点については、「ケーキの切れない非行少年」と通じる部分があると感じました。自分の行動や発言の先に何が起きるか、将来の目標を達...

先回りして子どもに失敗させないことが何故いけないのか等、他の本にも書いてあることの重要性を具体例を元に再確認することが出来ました。 先を読む力がないという点については、「ケーキの切れない非行少年」と通じる部分があると感じました。自分の行動や発言の先に何が起きるか、将来の目標を達成するためにどのような計画を立てるべきか。例え勉強が出来なくても、子どもが先を読む力を持つことが出来ればいいなと思いました。

Posted byブクログ

2023/09/07

感想 1人1人と向き合う。その子にとって何が良いかを真剣に考える。でもそれは親の独善であってはいけない。良かれと思っていても逆効果かも。

Posted byブクログ

2023/08/13

子育ては難しい。自己満足では意味がない。子供の気持ちに立ち返らなければ。子供は親を写す鏡。子供を通していま一度自分を見つめ直そうと思う。

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2023/08/03

子どもにの教育携わる仕事をしているので手に取ってみたが、子どもに関わる全ての人に読んでもらって語り合いたい一冊です。 自分の人生を歩みながら、子どもを育てるって本当に大変なこと。自分や子ども、パートナーもより良く生きるために必要なことがたくさん詰め込まれていました。 子どもを...

子どもにの教育携わる仕事をしているので手に取ってみたが、子どもに関わる全ての人に読んでもらって語り合いたい一冊です。 自分の人生を歩みながら、子どもを育てるって本当に大変なこと。自分や子ども、パートナーもより良く生きるために必要なことがたくさん詰め込まれていました。 子どもを授かったら、定期的にまた一度読み返したい本です。

Posted byブクログ