腹を割ったら血が出るだけさ の商品レビュー
難しい内容だったから読むのに時間がかかりました。スッキリした終わりじゃないからスッキリしたい人には不向きかもしれないです。けど、捉え方次第で全く異なるんだなって思える作品でした。
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久しぶりの住野よるさん 愛されたいとか、他人の目が気になるとか、皆当たり前に持ってるものだとも思うけど…私もそうだし。相手に合わせて、いろんな自分がいる。どれが本当の自分?ってわからなくなることもあったけど、今はどれも自分だって素直に言える。ただ、一人でいるときの自分が一番、素...
久しぶりの住野よるさん 愛されたいとか、他人の目が気になるとか、皆当たり前に持ってるものだとも思うけど…私もそうだし。相手に合わせて、いろんな自分がいる。どれが本当の自分?ってわからなくなることもあったけど、今はどれも自分だって素直に言える。ただ、一人でいるときの自分が一番、素に近いけれど 本音を話したって傷つくことも多い。嘘とか偽りを並べた方が相手が傷つかないことだってある 揺れ動く思春期の心を描くことが、秀逸だと思いました。わかる人は、とことんまで共感できるだろうな でもなんとなく なんとなくだけど 住野よるさんの言いたかったことは最後の12ページに集約されてる、そんな気がしました
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本当の自分ともう一つの自分。SNSなどで偽りの自分を表現しているひとは多いと思う。そんな自分が嫌で仕方ないと思っている。そんな人には共感できると思う。 少し難しい部分もあるけど楽しく読めました。
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最初のほうで視点が変わりつつも一人一人感情が丁寧に詳しく描写されるので、終盤の展開に説得力があって面白かった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
今回もすごくグロテスクなタイトルだけど、中身はそんなことなく、とても読みやすかった。 愛されたい自分、八方美人な自分に終止符を打ちたい女子高生と、女装が趣味の美少年、トップを目指すアイドル、幼馴染、、、 それぞれの心の変化が絶妙に描写されていて、繋がり、クライマックスへ。 ストーリー展開も、面白かった。 なんというか、小説の主人公に自分を重ねてしまい、行間を勝手に解釈する今回の主人公、アルアルでした。 ほぼ一気読みでした。
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この本は、本人と他者との乖離が 多く描かれているのかと思いました。 〇糸林茜寧の本心と、周囲の人間の反応。 ○少女のマーチというひとつの小説に対する感想。 ○正義だと思って投げかけるバッシング。 だけど、伝わらないから もどかしいという話でもなく、 伝わらない事実だけが見え...
この本は、本人と他者との乖離が 多く描かれているのかと思いました。 〇糸林茜寧の本心と、周囲の人間の反応。 ○少女のマーチというひとつの小説に対する感想。 ○正義だと思って投げかけるバッシング。 だけど、伝わらないから もどかしいという話でもなく、 伝わらない事実だけが見えている。 割と身近な話にあるような 現実味のあるお話でした。
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茜寧のシーンは毎回少女のマーチの一部分が最初に書かれていたが逢に自殺を止められた後のシーンにはそれがなかったのが印象に残った。 少女のマーチはハッピーエンドだと思っていたので実際は最期は自殺したと知って驚いた。
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誰もが多少なりとも抱いている、 自分で演じる自分、 日常の中で演出している自分の描写が刺さる。 途中まで、この物語はどこへ行くのか、 と怖いもの見たさでワクワクしていたが、 落とし所は想定していたほどの驚きはなかった。
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【あらすじ】 愛されたい欲望が強い女子高生【糸林茜寧】は、小説「少女のマーチ」を愛読している。 他人に愛されたいという茜寧の想いは、自分自身でもコントロールできず、茜寧はそんな自分に辟易している。 ある日、小説に登場する「アイ」に酷似した【宇川逢】とCDショップのアイドルコンサー...
【あらすじ】 愛されたい欲望が強い女子高生【糸林茜寧】は、小説「少女のマーチ」を愛読している。 他人に愛されたいという茜寧の想いは、自分自身でもコントロールできず、茜寧はそんな自分に辟易している。 ある日、小説に登場する「アイ」に酷似した【宇川逢】とCDショップのアイドルコンサートで出会い、2人の関係が進行していく。 2人が出会うきっかけとなったアイドル「インパチェス」に所属する【後藤樹里亜】と茜寧の幼馴染で地味な男子高校生の【上杉竜彬】を巻き込みながら、物語は思わぬ方向に進んでいく。 [みんなの愛する私は作り物でした] それぞれの踏み出す一歩が響き合う、極上の青春群像劇 【感想】 個人的には期待しすぎたのか、最終的に物足りない感じがした。 茜寧の中での小説のイメージがなぜそこまで一般的な解釈と差が出ているのかが理解がしづらかった。 茜寧よりも樹里亜のアイドルとしての行動の方が理解ができ多様な気がするなーと思った。 ただ、住野よるさんが描く思春期の青少年たちの心の葛藤を上手く感じ取れないだけかもとも思い、もう一度読み直してみようかと思いました。
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愛されたがりで死にたがりの女子高生 愛されたいための感情や行動の裏でそんな自分に死にたくなる 腹を割ったら血が出るだけさ 最後の最後で読み終わった人はタイトルの意味をどう捉えるのかな
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