腹を割ったら血が出るだけさ の商品レビュー
周りの人からの評価が気になる、それに合わせた行動をとって愛されていたいという欲求を満たしている自分が嫌。ありのままを出したいのに出せないでいる自分。自分とは何者か迷わずに進む人を憎む。 空気読めて行動に落とせて、器用だけど器用に生きることに嫌悪感。 コミュ障の人からしたら贅沢な悩...
周りの人からの評価が気になる、それに合わせた行動をとって愛されていたいという欲求を満たしている自分が嫌。ありのままを出したいのに出せないでいる自分。自分とは何者か迷わずに進む人を憎む。 空気読めて行動に落とせて、器用だけど器用に生きることに嫌悪感。 コミュ障の人からしたら贅沢な悩みな気がする。 人は皆違うからな…。
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「愛されたい」という感情に支配されて本当の姿や気持ちを覆いつくして生きている茜寧。常日頃から喜びも怒りも可能な限りそのままの姿を伝えることにしている逢。自分の中にあるアイドルとしての存在をストーリーとして届けようとする樹里亜。他人の粗を探す竜彬。それぞれの心や行動が錯綜する青春群...
「愛されたい」という感情に支配されて本当の姿や気持ちを覆いつくして生きている茜寧。常日頃から喜びも怒りも可能な限りそのままの姿を伝えることにしている逢。自分の中にあるアイドルとしての存在をストーリーとして届けようとする樹里亜。他人の粗を探す竜彬。それぞれの心や行動が錯綜する青春群像劇。確かに本当の自分を曝け出すことは今の世の中特に学校という閉鎖された空間の中では同調圧力などもありとても難しいことだと思う。素の本当の自分と演じている表面上の自分をどう折り合いをつけて生きていけばいいのか程度の差こそあれ誰もが悩みその息苦しさの中で生きていることを改めて考えさせられた。また、小説の中の登場人物が自分や自分の周りにいる誰かに似ているかもしれないこと、登場人物の誰かが読者の悩みを解決するきっかけになったり支えになったりすることもあるのかなと思った。
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わかるー!と軽く言えない感じ、スッキリ理解できずモヤモヤが残る感じが住野さんぽいなと思った。 人間少なからずは外面つくって生きてるもんだと思うけど、茜寧の反射的な行動はすごいね、描写だけ読むと病的に感じる。 作家がいう「誰もが主人公じゃない」は、なんだかリアルで少し淋しくもあるけ...
わかるー!と軽く言えない感じ、スッキリ理解できずモヤモヤが残る感じが住野さんぽいなと思った。 人間少なからずは外面つくって生きてるもんだと思うけど、茜寧の反射的な行動はすごいね、描写だけ読むと病的に感じる。 作家がいう「誰もが主人公じゃない」は、なんだかリアルで少し淋しくもあるけど、私は好きだな。
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【愛されたい欲に囚われた自分をいつか曝け出せるように】 愛されたい茜寧、ありのままを誇る逢、己の物語を紡ぐ樹里亜、他者の失敗を探す竜彬。一つの小説を巡り、各々の感情が発露する物語。 愛される為に本心を偽って行動する茜寧の想いを代弁してくれるような小説を書いたなのか。 その物語...
【愛されたい欲に囚われた自分をいつか曝け出せるように】 愛されたい茜寧、ありのままを誇る逢、己の物語を紡ぐ樹里亜、他者の失敗を探す竜彬。一つの小説を巡り、各々の感情が発露する物語。 愛される為に本心を偽って行動する茜寧の想いを代弁してくれるような小説を書いたなのか。 その物語になぞらえた行動を選択した末、物語の鍵となる逢に出会う。 そして、アイドルで活動する樹里亜、他人の粗を探す竜彬のそれぞれの人生が錯綜する。 誰しもが表裏を使い分け、息苦しさの中で生きてる。 いつか、本当の己を曝け出せる時がきっと彼らにも来る筈だ。
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漫画のような展開?のような本だった。 不思議な体験をさせてもらったようなかんじ。 やけに聞いてて長いような気もしていたけど、、内容的にそんなに感動を得たわけでもなくふーん。っていう感じだった。
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懐かしい感情と大人になった今も感じる感情とあり、物語の中にスムーズに入れた。 自分が若返った気分になり楽しく読めました。 ただ、大人になったからなのか客観的に見る部分もあり若い時にこの本に出会って主人公と自分を重ねて読みたかった‼︎
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若い女性向けの青春小説ですね。評価の良い作品ですが、自分には合わなかった。登場人物のセリフとセリフの間の細かな描写が少し多過ぎて、展開のテンポが遅くダラダラ感がありました。 割と好きな作家さんで、新作はチェックしてますが、「君の膵臓をたべたい」、「よるのばけもの」、「また、同じ夢...
若い女性向けの青春小説ですね。評価の良い作品ですが、自分には合わなかった。登場人物のセリフとセリフの間の細かな描写が少し多過ぎて、展開のテンポが遅くダラダラ感がありました。 割と好きな作家さんで、新作はチェックしてますが、「君の膵臓をたべたい」、「よるのばけもの」、「また、同じ夢を見ていた」この3作品がピークなのか?これらを超える作品にまだ出会えていない。また今後に期待!
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独特な表現で、理解し難かった。 半分を読み進めるのにかなり時間がかかった。 学生の頃は狭い社会で、人間関係を築いていかなくてはならないもので、自分を偽って「好かれたい」「周りに合わせなきゃ」と誰しも思っていると思う。本当の自分の姿ではないことへの葛藤を表しているんだと思うけど、小...
独特な表現で、理解し難かった。 半分を読み進めるのにかなり時間がかかった。 学生の頃は狭い社会で、人間関係を築いていかなくてはならないもので、自分を偽って「好かれたい」「周りに合わせなきゃ」と誰しも思っていると思う。本当の自分の姿ではないことへの葛藤を表しているんだと思うけど、小説になぞらえて行動する茜寧と、小説の内容にそんな描写がないというのが、理解できなかった。途中、主人公は後藤樹里亜か?と思ったら、また茜寧に戻る感じがわかりにくかった。最初から、逢と樹里亜の物語で良かったんじゃないか。と、思った。メッセージとしては、人に合わせる自分も、素直に吐き出す自分も、どっちも本当の自分で、悩む必要はないってことかな。
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※このレビューにはネタバレを含みます
一気読みしました。 若干ネタバレです、 主人公と自分とが重なる部分が多くて、読んでる方も「あい」に救われる感じがします。 「あい」に憧れ、それと対照的な自分を責めてばかりいた主人公が、最後は自分をなんとなくでも受け入れられたのが、とても良かったです。
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正直序盤は期待はずれかと思いつつ、読み進めるうちにどっぷりハマった。 多かれ少なかれ人はなにかを演じているのだと思った。 意識してか無意識か、そうすることで自分の本心を隠したり、他人から見られる自分はこうだというキャラになりきるため。そこにストーリーを持つのか、そこはわかるようで...
正直序盤は期待はずれかと思いつつ、読み進めるうちにどっぷりハマった。 多かれ少なかれ人はなにかを演じているのだと思った。 意識してか無意識か、そうすることで自分の本心を隠したり、他人から見られる自分はこうだというキャラになりきるため。そこにストーリーを持つのか、そこはわかるようでわからない部分もあった、そういう考えもあるのか。 77冊目読了。
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