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腹を割ったら血が出るだけさ の商品レビュー

3.3

144件のお客様レビュー

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2023/10/05

『死にたい』と思ったことはない。楽しそうな人生だね,と言われる。それは絶対に本意ではないけれど、そうあれかしとは思い続ける。何も特別なことなどなく、しかし小説よりも奇している現実を、ただ生きていく。 小説が、人に対して何もできないのであるとして、それでも何かできるのであれば、人は...

『死にたい』と思ったことはない。楽しそうな人生だね,と言われる。それは絶対に本意ではないけれど、そうあれかしとは思い続ける。何も特別なことなどなく、しかし小説よりも奇している現実を、ただ生きていく。 小説が、人に対して何もできないのであるとして、それでも何かできるのであれば、人は小説に対して何もできることはないのだ。

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2023/09/07

愛されたいに縛られてる。 完璧な人なんていないし、誰からも嫌われたくない、みんなから好かれたいって気持ちも分かる。 死にたくなる。ちょっとだけ分かる。

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2023/09/04

読み始めて最初から引き込まれた。 主人公の憧れの人が変わった人物の設定かと思ったら後半で現実的な人になってきて驚いた。 主人公は現実にこれをできる人がいるだろうかという感じだけど、現代の若者に通じるところがあると思う。 最初から複数者の目線で描かれていたのが後半で混じり合っていく...

読み始めて最初から引き込まれた。 主人公の憧れの人が変わった人物の設定かと思ったら後半で現実的な人になってきて驚いた。 主人公は現実にこれをできる人がいるだろうかという感じだけど、現代の若者に通じるところがあると思う。 最初から複数者の目線で描かれていたのが後半で混じり合っていくのが面白かった。

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2023/09/02

たくさんの本があるけど、その中で大切な一冊に出逢うことは難しい。でも同じ本でも、きっと誰かにとってはかけがいないものになっているのだろう。みんながみんな、生きづらさを感じているとまでは言えないものの、悩みのない人なんていない。だけどそう思えることと、そう思えないことが混在していて...

たくさんの本があるけど、その中で大切な一冊に出逢うことは難しい。でも同じ本でも、きっと誰かにとってはかけがいないものになっているのだろう。みんながみんな、生きづらさを感じているとまでは言えないものの、悩みのない人なんていない。だけどそう思えることと、そう思えないことが混在していて、若い人には特にそのように見えるのかもしれない。誰かが何とかしてくれることを願ってしまうけれど、自分でも切り開けるように、違うな、何とかできるのは自分だけなんだって気がつけるように、なれるといいな。

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2023/08/19

この物語を理解出来る人は何人いるのだろうと考えながら読んでいた。表と裏の自分があってそれが自分の中で気に食わずもがき苦しみながら生きる辛さ。 こんな事を言いながら当方が理解してると言われるとそうではないので想像にはなってしまう。が、近くにそんな生き方をしてる人も知っているから少し...

この物語を理解出来る人は何人いるのだろうと考えながら読んでいた。表と裏の自分があってそれが自分の中で気に食わずもがき苦しみながら生きる辛さ。 こんな事を言いながら当方が理解してると言われるとそうではないので想像にはなってしまう。が、近くにそんな生き方をしてる人も知っているから少し身近に感じた。 小説は人を救わないというメッセージについては考えさせられる1言。物理的にはそうかもしれないけど新しい考え方に気付いたり、安らぎを与えてくれる小作家は素晴らしい職業だと思う。

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2023/08/10

「綺麗な自分」を作ろうとして、しんどくなって、バレたくはないけど理解してほしくて、他人に委ねちゃう気持ち、自分勝手で自己中心的に考えてしまうところ、自分の醜いところを突かれた気がした

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2023/08/09

本屋に行ったら、積まれていて、きれいな絵に合わない、タイトルが気になってしまいました みんなに愛される行動をしながら、そこから救われたい わかる気もするけど…ここまで極端は凄い 共感する気持ちもある一方で、読んでて嫌気が差してくる それでも、最後どう終わるんだろうは気になる

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2023/08/08

2023/08/08 愛されたいって気持ちは思春期の女の子にありがちなのかも、わたしも学生の頃あったかもなぁ。結局表も裏も自分で、中身も特別なものが入ってるんじゃない、って意味でのタイトルなんだな、、大切なものは外側に出さずに内側で大事に育てて行けばよくてその他には外側で対応して...

2023/08/08 愛されたいって気持ちは思春期の女の子にありがちなのかも、わたしも学生の頃あったかもなぁ。結局表も裏も自分で、中身も特別なものが入ってるんじゃない、って意味でのタイトルなんだな、、大切なものは外側に出さずに内側で大事に育てて行けばよくてその他には外側で対応していって、心を保つしかないよねぇ、、、 最後もう少し物語が動き出した感のときのワクワク感をスッキリ終わらせたかったのに微妙にモヤで終わってしまったので星3かなぁ。

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2023/08/05

変わりたい自分に変わりきれず無理をする自分、裏表なく素直で優しい人への憧れ。素直すぎるが故に自分はさらに傷ついて、優しい人はそんな現実も理解できない。 結局のところ自分は自分でしかない。タイトルもそんな意味をこめているのかなと感じました。 ある程度は自分を受け入れつつ折り合いをつ...

変わりたい自分に変わりきれず無理をする自分、裏表なく素直で優しい人への憧れ。素直すぎるが故に自分はさらに傷ついて、優しい人はそんな現実も理解できない。 結局のところ自分は自分でしかない。タイトルもそんな意味をこめているのかなと感じました。 ある程度は自分を受け入れつつ折り合いをつけてそれを特性にしていくしかないんですからね。

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2023/07/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

自分の信じている世界が全てとは限らない 自分のことは自分しかわからないけど 外から見える自分は周りの人にしかわからない 気づかないうちに自分の常識で人を傷つけているかもしれない 茜寧のように自分を投影する気持ちはわかるな〜と思いつつ、さいごの作者の気持ちもめちゃめちゃ分かったし 色々な人生を生きてきた人たちの見方みたいなのがすごく面白かった。 嫌いは好きってこういうことだなとも思ったし なんか見応えのある本だった やっぱり住野よるさんの本が好き

Posted byブクログ