夜に星を放つ の商品レビュー
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窪美澄さんの本を読むのは初めてでした。 描写がとても丁寧で情景が浮かびやすい一方、主人公の恋愛感情の明確な描写がないため、読書し慣れていない私にとっては、いつ恋に落ちたのか分からない部分も多かったです。 恋愛の雰囲気としては、皆、衝動的で中学生のような感じだなあという印象です。 もっと描写が読み取れるようになってから、再読したいです。
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大切な人を失った時、大丈夫を装ったり、無理し過ぎてしまったり、いずれ時間が心を緩めてくれるとわかっていてもどうしても納得いかないことってあるなあ
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物語ひとつひとつに星座が組み込まれているところご印象的でした。 どのお話もほっこりしつつ、切なかったです。
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直木賞受賞作。短編集がきたか、と意外に思ったけど、どれもすごくよかった。収録されている5つのお話は、主人公の性別、年齢、立場はどれも違うけど、トーンに統一感があって、淡々としつつも情緒的。主人公や物語の描写が、詳しすぎず淡白すぎずで、すごく絶妙だった。人物像や情景をイメージしやす...
直木賞受賞作。短編集がきたか、と意外に思ったけど、どれもすごくよかった。収録されている5つのお話は、主人公の性別、年齢、立場はどれも違うけど、トーンに統一感があって、淡々としつつも情緒的。主人公や物語の描写が、詳しすぎず淡白すぎずで、すごく絶妙だった。人物像や情景をイメージしやすいけど、それでいて読み手各々が自由に想像できる余白もある感じ。各話のボリュームも長すぎず短すぎずで、とにかく読んでいて心地の良い作品だった。読書が好きな人にも、そうでない人にもおすすめしたい一冊。
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第167回直木賞受賞作品。死別・離婚・イジメ・虐待疑惑・産後鬱など今を生きる誰もが直面するようなことがテーマとなっている。コロナ禍の作品のためか全体に重苦しい雰囲気が流れている。バッドエンドとまで言えないが、光のささないエンディングの「湿りの海」という作品もあるが、その生命力から...
第167回直木賞受賞作品。死別・離婚・イジメ・虐待疑惑・産後鬱など今を生きる誰もが直面するようなことがテーマとなっている。コロナ禍の作品のためか全体に重苦しい雰囲気が流れている。バッドエンドとまで言えないが、光のささないエンディングの「湿りの海」という作品もあるが、その生命力から生きる力をもらう「真夜中もアボカド」や「星の隨に」などラストで希望が見える。特に、イジメを扱っているにも関わらず、「真珠星スピカ」は、独特のユーモアもあり笑って泣ける素敵な作品となっています。
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読むのは二度目だけど、短編全て読むたびに切なくなる。主人公一人々々を抱きしめたくなる作品。窪美澄さんは,最高のストーリーテーラーだと思う。
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大切なものを失ったあとに、それでも生きていく人たちの葛藤が丁寧に描かれている。人の心を1番大きく揺さぶるのは、悲しいけど「喪失」だと思う。でも、本当は「愛」がいいなと思う。 海で泳ぐことが大好きな男の子が、おばあちゃん家に行く話が好きだった。夏の話って結構好きかも。
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心がぎゅーっと締めつけられたよう。傷ついた人たちの物語に夜空の星が彩りを添える短編集。『星の随に』の主人公・想くんが性格が息子に似ており、特別感情移入してしまった。こんな思いを子どもにさせたくないし、我慢して辛い思いをしているのに、大人を恨まず周囲の人みんなを愛する姿に涙が滲む...
心がぎゅーっと締めつけられたよう。傷ついた人たちの物語に夜空の星が彩りを添える短編集。『星の随に』の主人公・想くんが性格が息子に似ており、特別感情移入してしまった。こんな思いを子どもにさせたくないし、我慢して辛い思いをしているのに、大人を恨まず周囲の人みんなを愛する姿に涙が滲む。佐喜子さんが隣人で本当に良かった。他4編もすべて好き。『真珠星スピカ』のお母さんがおちゃめで可愛らしいが、いじめっ子たちからしっかり守ってくれた逞しさもあり大好き。
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読みやすい本で一気に読んでしまいました。ハッピーエンドと言っていいのかわからないお話たちでしたが、みんな幸せになってくれたらいいなと思いました。
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真夜中のアボガドいいね。1ページ目からすごい引き込まれた。でも次の話は関係ないのかしら。だるだる感。 女の子のメルヘン過ぎて。いつの時代のお話なのか。現代に思えんのだが、異世界?宇宙の彼方? メルヘン超えてるな。リアル感が無い。作者の理想郷? 星の随にはいい話
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